夏期参詣報告

夏期参詣も半ばを過ぎました。暑い日が続いておりますが、沢山の御奉公者の支えをいただき、連日お参詣者でにぎわっております。

夏期参詣の御奉公の一つに、御供養わたしがあります。早朝から御供養のパンを用意して、その御供養をお参詣者にお配りしていただいております。御奉公者が、お参詣される方々に笑顔で挨拶をしてパンを配っている姿は、夏期参詣の期間中ならではの光景です。

また、夏期参詣の名物として、渋谷駅前から乗泉寺間を直通のシャトルバスが運行されております。そちらの方も青年会をはじめ、多くの方々に、朝早くから御奉公いただいております。

その他にも、夏期参詣では多くの方々が御奉公されており、お参詣の統計を取ってもらったり、お参詣の将引にお気張りをいただいております。

夏期参詣も、あと残りわずかです。暑い最中ではありますが、お互いに励まし合って、お寺に一日でも多く足を運ばせましょう。

 

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妙証池のお客さん(平成26年版)

毎年、妙証池に鴨の”つがい”がやって来ます。
今年もお参詣をされましたので、その様子をアップ致します。

昨年の様子は、O.jo師のブログをご参照下さい。

鴨1

鴨2 鴨3  鴨4 鴨5 鴨6 鴨7  鴨8

画像からは見えにくいのですが、霊堂への架け橋下に鴨の”つがい”がいます。

 

 

 

架け橋の下からなかなか出てこないため、撮影も悪戦苦闘です。

 

 

 

ようやく出てきました。

 

 

 

 

2羽いるのがお分かりかと思います。

 

 

 

 

別のアングルから。
1羽が池の中に頭を入れて、何かを探しています。

 

 

 

かなりの時間、もぐっていました。
ちなみに魚はおりません・・・

 

 

 

まだもぐっています。
隣の鴨もあきれ気味!?

 

 

 

ようやく顔を出しました。
隣の鴨が、「おつかれさん」と声をかけているようにも見えました。

 

皆さんもお寺に来られた際には、妙証池をのぞいてみてください。
思わぬ”お参詣者”に出会えるカモしれません。


開導会の報告

6月7日・8日は乗泉寺において夏の御会式の開導会が合計8座奉修されました。梅雨時期ということもあって、2日間ともあいにくの天気でしたが、総合計5189名のお参詣をいただきました。

今回は支庁巡教・班長参詣強調の座、信寿会参詣強調の座、青年の一座などが奉修され、それぞれ多くのお参詣、御奉公をいただきました。

一週間前より寺内清掃、テントやテーブル等の設置も行われました。また紅白の鯨幕も張られるなど、お会式らしい雰囲気が出るよう沢山の方々に御奉公いただきました。 そして教区、部内でも将引が行われ無事にお会式日を迎えることが出来ました。

当日の早朝より各部署の準備・受付の御奉公をされた方々、参詣統計や信行相談、他寺院の案内、本堂での拍子木の御奉公、席上案内、エレベーター係、ご供養係、各部署での接待係、お供水係、救護係、境内やトイレ掃除係、霊堂係、シャトルバスの誘導や車の交通整理をされた方々。

にこにこパークやベビールームで御奉公された青年会やあゆみ会の皆さん、元気な挨拶でお参詣者を出迎えてくれたスカウト会の皆さん等々、多くの御奉公者が教講一体となって無事に開導会が奉修させていただくことができました。ありがとうございます。

参詣① 参詣② 御導師巡回 写真撮影 参詣③ スカウト会 参詣⑤ 参詣⑥

班長大会の風景②

 

信寿会強調の座1


乗泉寺宝物「草がくれ」

今回は乗泉寺宝物庫の中から「草がくれ」というお歌の入った掛け軸を紹介させていただきます。

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この掛け軸は、小川とそのほとりに芽を出す草の絵が描かれており、その左右に短歌を詠まれております。やはり黒墨で一筆で描かれた、迷いのない開導聖人の技術がうかがい知ることが出来る絵です。 

 

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短歌には「草かくれ 奈可累ゝ水毛 せ可れて盤 世にありかほ爾 音多てぬめり」とあり、現代の書き方に直すと「草がくれ ながるゝ水も せかれては 世にありがほに 音たてぬめり」という文字になります。

 

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現代語訳は「草に隠れて静かに流れる小川も、堰き止められると、ここにいますよ、とばかりに、音を立てるようだ、という意味となります。

 

 

このお歌は、和歌としても一級だと思われ、開導聖人の歌人としての才能もうかがい知ることができます。

 


乗泉寺宝物「からかさ」

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先日、乗泉寺にある宝物庫の整理を教務部でさせていただきました。

その際、いくつかの宝物の写真を撮りましたので、その中から良い物を随時、載せていこうと思います。

今回は、その中から開導聖人がお描きになられた掛け軸を紹介させていただきます。

この掛け軸は、縦120㎝、横40㎝ぐらいの大きさで、美しい文字の配置と絵の絶妙なバランスが何ともいえません。

 

間違いのきかない墨絵で、迷いなく一筆でさらっとお書きになるのは難しいことだと思いますし、その奥にはとてつもない技術の裏付けがあったことと拝されます。

からかさ2上には、「やぶれても をれてもさせる からかさを 金魚にかへば タッタ一疋」という御教歌が書かれ、下には、明治時代の庶民の何気ない生活風景を描かれています。

絵が入ることによって歌のイメージをより具体的にされるというお心遣いをされてます。

御教歌の意味は、破れたり折れたりして廃物同様になった和傘でも、さそうと思えばさせるその傘を、「金魚~、金魚~」と売り歩く金魚の行商人に出せば、金魚一匹と交換してくれる風習が、大正初期までの関西地方にありました。

 

からかさ3この御教歌の背景として明治12年4月、大井ゲンさんという女性が商売をかえようとして、開導聖人にご相談をしたところ、物事をすぐに諦めてやめるのではなく、よく創意工夫や努力をすることが成功の道であるとお諭し下されたそうです。

御奉公に当てはめて考えてみましても、

あの信者は駄目だとこちらの真剣な育成御奉公を抜きにして、簡単に投げ出してしまってはいけません。育成の工夫をして、どうすれば御利益を感得させられるかを考えなさい、とお教え下された御教歌です。

(出典:御教歌事典 御法門資料要録)


乗泉寺宝物「得福」

開導聖人掛け軸落款1落款2落款3先日は、乗泉寺宝物の「竹と雀」という絵の掛け軸をご紹介させていただきましたが、本日は、「得福」という書のご紹介をさせていただきます。

開導聖人は、平安人物誌(当時の一流の芸術家たちを載せた名簿)に名を馳せるほどの書家で、たぐいまれなる才能の持ち主でした。

この掛け軸は、約縦1m幅60cmぐらいの大きさです。お書きになられた年代は伝わってません。

素人目に見ても、ダイナミックな筆遣いと、しなやかな曲線美とが、見事なバランス感覚で描かれていて、作品の醸しだすパワーに圧倒されます。

 

二枚目の写真は、作品の左下にある落款の部分を拡大して撮影した物です。

落款とは、落成款識(らくせいかんし)の略語で、書画を作成した際に製作時や記名 識語(揮毫の場所、状況、動機など)、詩文などを書き付けたものです。(wikipediaより)

上にある赤抜きの落款は「長松堂」と書かれていて、開導聖人の堂号です。

下にある白抜きの落款は、開導聖人全集にもよく拝見される物で、きっとお気に入りのトレードマークのような物だったと想像されます。

 

 

ひょうたんの形が何とも可愛らしいく感じられます。先日もお伝えしましたが、開導聖人は宗教家という枠を超えて、超一流の芸術家でもありました。

このようなオシャレな感覚の持ち主であられたわけですから、当時開導聖人を師事していた人たちは、こうした感性にもグッと引きつけられて、心を魅了されたのではないかと推察されます。

 

 

この落款は、関防印といって、作品の右肩に押捺します。刻字は、自己の好む句、または、心境を表す語等を使います。

ただ残念ながら、私たちの勉強不足のため、この字を解読することが出来ませんでした。

どなたか、この字を読める方は、是非メールで教えていただきますようにお願いします。

また、書評についても素人なので、見識のある方は、是非コメントをお待ちしています。


乗泉寺宝物「竹と雀」

先日、乗泉寺にある宝物庫の整理を教務部でさせていただきました。その際、いくつかの宝物の写真を撮りましたので、その中から良い物を随時、載せていこうと思います。

宝物車1宝物車2

 

 

 

 

 

 

 

今回は、その中から開導聖人がお描きになられた「竹と雀」の絵を紹介させていただきます。

竹と雀1竹と雀2

 

 

 

 

 

 

 

 

この絵は、2m弱ほどの大きさで、描かれた年代は伝わってはおりません。写真ではお伝え仕切れないかもしれませんが、墨の濃淡を上手に使い、絵と余白のバランスが素人目に見ても絶妙に思えます。

竹と葉の線は躍動感にあふれ、まるで本物の竹がそこにあるように感じられます。近くで見るとただの線に見えるのですが、離れて見ると素晴らしい竹の絵となります。こういった全体のバランスが見事なものとなっております。

また、その竹に止まっている雀が、たらし込みの技法を使っており、今にも飛び立ちそうな感じが致します。

竹と雀3竹と雀4

 

 

 

 

 

 

 

 

開導聖人は宗教者という枠を超えて、とても芸術的才気溢れるお方でもあり、小さい頃より、書と画を学び、十歳の時、平安人物誌(当時の一流の芸術家たちを載せた名簿)の書と画の部にも名を列したことでも有名です。その才能と技術を存分に生かした絵の一つではないかと思います。

今後もこのような感じで、乗泉寺の宝物を紹介させていただきます。お楽しみに!


昭和41年雑誌掲載の写真

昭和41年の雑誌に掲載された写真を紹介させていただきます。
寒供養の御奉公風景や、得度式の様子等、当時の乗泉寺の様子がお分かりいただけるかと思います。

文化会当時の青年会
写真左:寺内における文化会の様子
写真右:当時の青年会レクリエーション

寒供養福祉協力会

 

 

 

 

 

写真左:婦人会による寒供養の御奉公
写真右:福祉協力会の活動

得度式a

 

 

 

 

 

 

 

 

写真左:本山勤行風景
写真右:得度式

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乗泉寺の現在の本堂は昭和40年に建立されました。この雑誌は昭和41年に発刊されましたので、当時の乗泉寺の様子がお分かりいただけると思います。


開筵式第一日目の風景

以前にもアップいたしましたが、麻布桜田町にあった当時の乗泉寺で行われた開筵式の風景を追加します。今回は第一日目の写真集です。

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写真左、青年会(左上) お参詣風景(他)
写真右、朝の準備風景

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写真左、浅田現国師ご法門(右上) 御供養渡し(左上) 御講有ご退出(右下)
写真右、御供養のお菓子渡し(左上) 休憩所(右上)青年会員(他)

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写真、お参詣風景