乗泉寺宝物「得福」

開導聖人掛け軸落款1落款2落款3先日は、乗泉寺宝物の「竹と雀」という絵の掛け軸をご紹介させていただきましたが、本日は、「得福」という書のご紹介をさせていただきます。

開導聖人は、平安人物誌(当時の一流の芸術家たちを載せた名簿)に名を馳せるほどの書家で、たぐいまれなる才能の持ち主でした。

この掛け軸は、約縦1m幅60cmぐらいの大きさです。お書きになられた年代は伝わってません。

素人目に見ても、ダイナミックな筆遣いと、しなやかな曲線美とが、見事なバランス感覚で描かれていて、作品の醸しだすパワーに圧倒されます。

 

二枚目の写真は、作品の左下にある落款の部分を拡大して撮影した物です。

落款とは、落成款識(らくせいかんし)の略語で、書画を作成した際に製作時や記名 識語(揮毫の場所、状況、動機など)、詩文などを書き付けたものです。(wikipediaより)

上にある赤抜きの落款は「長松堂」と書かれていて、開導聖人の堂号です。

下にある白抜きの落款は、開導聖人全集にもよく拝見される物で、きっとお気に入りのトレードマークのような物だったと想像されます。

 

 

ひょうたんの形が何とも可愛らしいく感じられます。先日もお伝えしましたが、開導聖人は宗教家という枠を超えて、超一流の芸術家でもありました。

このようなオシャレな感覚の持ち主であられたわけですから、当時開導聖人を師事していた人たちは、こうした感性にもグッと引きつけられて、心を魅了されたのではないかと推察されます。

 

 

この落款は、関防印といって、作品の右肩に押捺します。刻字は、自己の好む句、または、心境を表す語等を使います。

ただ残念ながら、私たちの勉強不足のため、この字を解読することが出来ませんでした。

どなたか、この字を読める方は、是非メールで教えていただきますようにお願いします。

また、書評についても素人なので、見識のある方は、是非コメントをお待ちしています。


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