就職成就のお計らい

この度、専門学校の無事卒業成就と、無事就職成就のご利益を頂きましたのでお話させて頂きます。

専門学校三年生の夏頃から就職活動が始まりましたが、中々良い条件の所がありませんでした。住んでいる所から一時間位で、お寺参詣もスムーズに出来る場所へとの御祈願を立てさせて頂き、就職活動の開始です。

一件目は多摩市内の病院で京王線沿線でした。見学してから面接まで時間を置いてしまった為、残念ながら落ちてしまいました。
二件目に選ばさせて頂いた所が今の病院になるのですが、何しろ通勤に一時間半弱かかる事が分かり、通いきれるか不安がありました。

ところが、病院側から僕の学校の方に連絡が入り、「寮を完備したので、誰かいませんか」との事でした。すぐさま見学希望をして病院に行く当日になりましたが、病院に行く事に夢中になってしまい、学級担任より「履歴書を持参した方が良い」と言われた事をすっかり忘れ、病院見学へ行ってしまいました。

後日、履歴書を郵送してから改めて病院へ面接に行かせて頂きました。面接して頂いた日に採用が決まり、一安心というよりもビックリの方が先でした。

また、同じ学校の同期生も同じ病院の採用が決まっており、自分を含む4人を採用して頂き、現在は精神科病院の看護科で看護助手をしています。新座別院からも割りと近い所にあります。

4月から病院が用意して頂いた寮で暮らしています。学校の方も補講が5教科から7教科とありましたが、無事に合格して卒業し、現在に至っています。

今までもご利益を頂いて来ましたが、この度は自分にとりまして、大変大きなそして素晴らしいご利益で驚いています。これからもしっかりお看経を頂き、お給仕からお寺参詣、お講参詣等、御奉公に励まさせて頂き、仕事も勉強も専念して行きたいと思います。(M.S)


門祖会の体験談2

ありがとうございます。第4ブロック青年会のI.Nです。今年受験した高校入試についての体験談をご披露させていただきます。

私の第一志望は、都立高校で、1月の推薦入試を受験することになりました。それを聞かれたお講師や、青年会、あゆみ会の方々が一週間の詰め助行をしてくださることになりました。

初日には35名という大勢の方が来てくださり、なかには何日もあったお助行のほとんどに来てくださった方がいて、とても心強く感じました。

大勢の方々にお助行をして頂いたおかげで、推薦入試に、絶対合格できるという自信が出てきて、試験に挑むことができました。

しかし、結果は不合格でした。合格できなかったことがとても悔しかったのはもちろん、もう自分の志望校に行けないという絶望感や、なによりお助行に来て頂いた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

また、お寺参詣やお看経をがんばって、お助行もしていただいたのに、なぜ合格できなかったのだろうと、ご信心への疑いを心のどこかで持つようにもなってしまいました。

そんな時、お寺参詣した際にお講師から「御利益の頂き方は人それぞれ違うし、受験結果の良い悪いは、私達が決めるのではなく、ご法様が決めることだから、不満をもってはいけない。又次の試験に向けてお助行に頑張ろう。」と声をかけていただき、さらに一週間の詰め助行をさせて頂くことになりました。

正直な気持ちを言うと、お助行を勧められた時に、御看経よりも勉強を優先した方が、良いんじゃないかという迷いもありました。でも、お助行をさせて頂く中で、推薦入試の不合格に落ち込んでいた気持ちを切り替えることが出来ました。

そして、お寺参詣やお看経だけでなく、自分が出来ることを一生懸命にやろうという気持ちで受験勉強にも打ち込むことが出来、2月の都立一般入試に挑戦することが出来ました。

ところが、試験が始まると緊張してしまい、前回の推薦入試の事や倍率の事を考えてしまい、とても不安になり、今まで出来ていた問題が分からなくなってしまいました。

その時、「緊張したらお題目をお唱えする」とお講師に教わっていたことを思い出し、つぶやくほどの小さな声ですが「南無妙法蓮華経」とお題目をお唱えしてみました。すると、自然と緊張がほぐれて、もう一回解けない問題を冷静に考えてみると、その問題が分かるようになり、改めてお題目の凄さを実感して、他の問題にも挑むことが出来ました。

そして結果は、希望していた都立高校に無事合格することができました。今は合格して、高校生になって一安心という気持ちですが、思い返すと、疑いや迷いの心に負けて、もしもお助行を受けていなかったら不合格だったように思います。

今回は自分がお助行に来て頂き、皆さんに助けて頂きましたが、今度は、お助行に来ていただいた分を自分がお助行に足を運ぶ番だと思っています。また、お看経もご奉公もより一層頑張りたいと思います。ありがとうございました。


門祖会の体験談

4月13日(日)第3座 11:30~の座に於いて、発表いただきました体験談を掲載させていただきます。

「正宗徒になって」 

私は小さい頃から母に連れられ乗泉寺にお詣りしていました三代目の信者です。その母も高齢になりケアハウスの入居基準を満たさないということから、介護老人保健施設の入居を余儀なくされていました。

施設に入居するにあたって一番の問題は、御戒壇をお共できるかということでしたが、残念ながらその施設には持ち込むことは叶わず、御本尊と御尊像は兄嫁に相続してもらうことになりました。

それから五ヵ月後母は帰寂いたしました。

しかし、母の葬儀の日に、兄嫁はこれ以上、御本尊・後尊像は護持出来ないと言い出してしまいました。長年母が続けてきた本門佛立宗の御信心も、これで無になってしまうのかと思っていましたが、次男の私が相続しても構わないということを御講師から教えてもらい、御本尊・御尊像をお迎えさせて頂くことになりました。

しかし御本尊様、御尊像様も長年経過しておりましたので、痛みが激しい為御修復をしていただく事になり、それから半年後(平成24年10月31日)にやっと御修復が終わり、我が家にお迎えさせて頂いた次第でございます。

私の父は生後11ヶ月のとき戦死してしまい、母は戦後の厳しい社会状況の中、女手ひとつで私達兄弟を育ててくれました。真に有り難い事に、私達兄弟はごく普通の生活を送り、私は高校大学も無事卒業することが出来ました。

現在、私は佛立信者として「正宗徒」となり甲の御講や乙の御講に参詣させて頂いたり、日々安心してお題目をお唱えさせて頂き、様々な御利益を頂戴するという、この上ない身の上とならせて頂きました。

これも、ひとえに母が長年お題目を唱えてきてくれたおかげであると痛感しております。私が頂いた御利益の中で、最も大きな御利益は私が50歳の時のくも膜下出血で救急搬送された時です。

意識がもうろうとする中、救急隊員の呼びかけに私はある病院の名前を答えたのですが、その救急隊員の方は私に疑問を投げかけて参りました。ですから私は全権を救急隊員の方に委譲をしました。その後、救急車で搬送された病院の当直医は脳外科で、私の症状を聞いた瞬間、その担当医は「心配しないでもいいですよ、もう大丈夫ですから。」と声をかけてくれ、手術後48時間経過した頃、私は意識を回復しました。

すべてが御利益で、私は後遺症もなく完治することが出来たのであります。

後で聞いたのですが、母は手術の間ずうっとお題目を唱え続けていたと話してくれました。信心をされていない方からは、「運が良かったですね。」を言われますが、これこそが、真のご信心である本門佛立宗の現証利益だと思います。

今現在、私はこの御信心を残してくれた母に感謝すると共に、母がまごころを込めて真剣に唱えていた「御題目口唱」に近づけるよう努力をして、家族みんなに御利益が頂戴出来るよう、精一杯ご信心を心掛けております。

昨年の5月には二男が入信をしてくれ、川口御導師より「入信の証」を直接手渡していただきました。四代目のご信者の誕生です。また、長男には今4歳になる男の子がいますが、我が家に来ると、真っ先に御戒壇の前に行き、お線香を上げ「なむなむ」と彼なりに一生懸命拝んでいます。五代目候補でしょうか。

この尊い御題目がこの孫まで相続出来るよう、ゆっくりと焦らず育成に励まさせて頂きたいと思います。ご清聴ありがとうございまいた。


お助行をいただいて

カワミドリありがとうございます。私の母がいただいた御利益談を発表させていただきます。

母は今年83歳になります。母が80の時、心不全を二回起こし入院しました。先生は「心臓の弁膜取替手術を受けなければ今年一年ですね。お年なので手術は無理でしょう」とおっしゃいました。退院して自宅治療が始まりました。 

母は信行相続二代目信者です。ここでお計らいをいただきました。往診の先生が「手術を受ければ楽になりますよ。病院を紹介しましょう」とおっしゃったのです。母はおととしの八月に手術を受けました。

入院してからは、お講師、ご信者さんが御祈願を掛けてくださり、また、太田さんというご信者さんは毎日母の御宝前にお助行してくださり、手術当日は、一日中お助行してくださいました。部のご信者さんもお寺やご自宅で御題目をあげてくださいました。

人工心臓を付けて手術する為、脳梗塞を起こすリスクがありましたが、お講師、ご信者さんのお陰で無事手術も終わり、順調に回復いたしました。

また、昨年の十月には手根管症候群で両手を手術しましたが、こちらも良い病院を紹介していただき、順調に回復しております。

母は一人でお寺にお参りに行く事が出来ませんが、御宝前のお世話は出来るようになりました。母がこんなに運が良いのは、一生懸命にご信心を続けて来た事とご信者さん達が助けてくださったお陰と感謝しております。

私も母の様にご信心を続けて行きたいと思っております。母を抱えてなかなか思うように動けませんが、これからも宜しくお願いいたします。ありがとうございます。(Y.K)

御教歌
今日を 無事にくらすも 法華経の 御利益也と いふをわするな


婦人会の御奉公を通じて

ありがとうございます。私は第4ブロックの婦人会会長として、婦人会本部でご奉公をさせていただきました。1ブロックから、さらに全11ブロックという大きな場で学ばせていただくことになりました。

そのご奉公で学ばせていただいたこと--それは信者として、また一女性として、人生経験・職業など、さまざまな年代の多くの諸先輩にご教示いただいたことです。

婦人会本部の主なご奉公は、全国から乗泉寺へお見えになるお導師・お講師方のお給仕と、お会式での他寺院接待ですが、そこには女性ならではの気配りや思いやりが求められます。

立ち続けの長い1日の終盤、ご奉公者全員、暗黙の了解で、急須や湯飲み茶碗であふれた水屋を、手際よくさっとピカピカに片付けた時の安堵と喜びは、何ものにも代え難いものです。

歴代婦人会本部の先輩達の気配りを、今、私たち世代は謙虚に学び、伝えていかなければいけないと痛感しております。

私は、お参詣させていただく際に、いつも自転車で善福寺川沿いを走り、駅へと向かいます。

朝焼け川沿いに咲く四季折々の花々、川面に遊ぶ野鳥、朝焼けにかすむ新宿副都心を背に、駅へ着く頃には空が真っ赤に染まります。

凛とした大気のなか、自然も動植物も人間も、渾然一体になった世界は、それはもう得も言えぬ美しさに輝いています。


もし、朝当番のご奉公がなければ、川辺の美しい景色さえ見ることはできなかったでしょう。

もし、幼少より見守っていただいている地元教区の、皆様のご支援がなければ、こうしてお話をさせていただく機会はなかったでしょう。

もし、同世代の友人とだけの付き合いであれば、ご奉公での気配りや慈悲の心にも気付かないままにいたことでしょう。

幸せとは自分の心の中だけで描くものではなく、人と人との間にあって初めて感得できるものなんだ、そう思う今日この頃です。

とかく人の世は、智に働けば角がたち、情に棹させば流され、意地を通せば窮屈なものです。しかし、ご法様のお力添えをいただき、ご奉公させていただくことで、世界は広がり、そのすべてが私たちの心を豊かにしてくれます。

今後も、ご奉公を通して多くのことを学び、少しでも成長していければと思っております。ありがとうございました。(M.M)


寒参詣体験談③

ありがとうございます。私がご信心、ご奉公をするきっかけとなった時の事をお話させて頂きます。私は大森で小さなクリーニング屋を営んでおります。お客さんの中で大手の製薬会社エーザイさんの制服のクリーニングをしており、現在に至っております。

最盛期には店の売上の8割から9割を占めておりました。10年程前になりますが、製薬会社より制服を廃止するとの話があり、店の存続危機となりました。「私はご信心をしていて何でこんな事になるのだ?」、「ご信心をしている意味があるのか?」等いろいろ考えておりました。

3ヶ月程経ったある日、御宝様から「お前の店をさんざん守ってあげたろう、今後はお寺にその恩をお返ししなさい」と言われたような気がし、ご信心、お寺のご奉公をさせて頂くようになりました。その後、店舗の売上が伸び、店を閉店する必要がなくなりました。

今後はご奉公に邁進し、御宝様より頂いたご恩を少しでもお返し出来る様努力する所存です。宜しくお願い致します。(Y.T)


寒参詣信行体験談2

ありがとうございます。
今年も1月6日から寒参詣が始まりました。昨年は寒参詣、夏期参詣とお陰様で休むことなく続けることが出来ました。

母は戦前から佛立宗のご信者で、私は二代目です。昔は渋谷駅から乗泉寺までの道はたくさんのご信者さんがお寺に向かい、子供心にまるでお祭りのような賑やかさを感じました。

寒参詣になると、母は学校に行く姉たちには声をかけず、私にだけそっと「起きなさい。お寺に行きますよ。」と起こします。急いで着替えをして椎名町の家から目白の駅まで暗い中、4~50分ほど歩いたことを思い出します。

母は、昼間はご信者さんとご奉公でほとんど家におりませんので、二人で歩ける嬉しさとお寺でいただける温かいご供養が本当に嬉しく、また楽しみでした。母は喜んで付いていく私をお寺の色々な行事にも連れて行ってくれました。

あせらずゆっくりとご信心の確かさを私たちに教えてくれたのだと思いますと、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

jitensya現在、私は自転車で30分ほどで行ける信泉寺に通っております。毎朝長い上り坂をエッチラオッチラとペダルを踏んで登り、時には自転車を降りて押して登ります。

その様子を見かねてか、昨年主人が電動自転車を買ってくれました。「毎朝頑張っているな。これからも気をつけてがんばれよ」とプレゼントしてくれました。

私は正直言って長い坂でそろそろ参詣が限界かなと思っておりましたので、坂が楽々登れるようになり大変嬉しかったです。後日、部内のOさまから、「ご法様からのご褒美で御利益をいただいたのよ」と教えていただきました。

ご法様が自転車を買ってあげなさいと、主人の心を動かしてくださったのだと今回やっと気づくことが出来ました。私の父も、母が毎日早朝から日が暮れるまでご信者さんと御奉公で飛び回っていて家事が満足に出来ない様子でも何も言わず、自分が出来ることは協力していたようです。母を陰ながら応援していた父と、今回電動自転車を買って励ましてくれ主人に同じ姿を感じております。

両親からいただいた丈夫な身体に感謝して、これからも事故などのないように頑張りたいと思います。ありがとうございました。(Y.W)

御教歌
ゆけるだけ ゆけとてすゝむ 信行に ゆかれぬ様に ならぬ御利益


平成26年度寒参詣 信行体験談

寒参詣有難うございます。
私は長い間、目と目の間に直径1センチ位の黒いほくろがありました。
ある日娘が「お母さんそのほくろ取ったら」と言いましたので、早速近くの大学病院に行きました。先生はそのほくろを見るや否や、「癌です。癌に間違いない」と念を押されました。

 

これまでほくろを全く気にしておりませんでしたので、私は先生に「もしもこのまま放っておいたらどうなるのですか?」とお聞きしましたら、「少しずつ大きくなって、終いには目まで取らなければなりません」と言われました。それこそ大変です。

即入院、手術です。昨年の9月11日の事です。全身麻酔し、目が覚めた時には無事終了していました。まったく有難いご利益を感得させて頂きました。手術後麻酔から覚めても痛みが全くありません。不思議といえば不思議です。

それは、娘からほくろを取る様に指摘され大事に至らなかった事、そして無事に手術が終了した事、更には手術後麻酔から覚めても全く痛みがなかった事、等など思い巡らす時、部内の御信者さんがお寺に手術無事のご祈願をして下さり、部内の方々から頂いたお助行のお陰であると実感致しました。

御法様の偉大な経力とご利益を目の当たりにさせて頂きました。
これからも信心第一として精進させて頂きます。有難うございました。滝野川教区(N,K)

※寒参詣の期間中(2月4日まで)、毎日第2座ご法門前にこのような信行体験談を発表して頂いています。私たちが信心をさせて頂き御利益を頂くため、大変参考になる話ばかりです。朝参詣に気張って、ご法門と共に信行体験談も聴聞させて頂くことをお勧めします。


平成26年度成人式

誓いの言葉去る1/11乗泉寺に於いて「成人式」が挙行されました。今年は9名の新成人がお参詣され、御宝前で無事成人の御礼言上があげられました。

式典の中では、事務局長より20歳になって責任感と社交性を身につけてほしいというお言葉を頂戴しました。

新成人その後、御導師より日々のお寺参詣に励んでいろいろな経験を経て立派な社会人になってくださいと御訓辞を頂戴しました。
出席した新成人者の一人が成人式の感想を書いてくれましたので、ご紹介いたします。
 

乗泉寺で行われた成人式についての体験談を発表したいと思います。
正直言うと乗泉寺から成人式の招待の手紙が届いたとき始めは参加する事にあまり気が進みませんでした。

というのも、これまではお寺にお参詣するといえば、お会式や元旦などの大きな行事の時にだけ親に連れられて嫌々ながらお参りをしていた程度だったので、自分からお寺に行こうという気持ちにはなれませんでした。

しかし、ずっとお世話になっている同じ教区のご信者さんに「一生に一度の事なのだから出ておいた方がいいよ。私も当日にお祝いしに行くから」と御折伏をいただき参加させてもらう事にしました。

当日お寺に行き本堂にお参りすると成人者専用の赤いじゅうたんが敷かれた席が設けられてあり、普段のお寺とは違った雰囲気に驚きました。また、ご住職や、お講師方が自分達の成人式のためにお看経をあげてくださっていることが嬉しかったです。

第二部の祝賀会にも参加してみて普段話す機会が無かった他の教区の青年会の方と話を出来たことや普段伝えられない親への感謝の気持ちを伝える事も出来ました。

はじめは気が進みませんでしたが、今となっては参加させていただいて本当に良かったと思います。

今回は自分がお祝いをしていただいたので、来年の成人式ではお祝いをさせて頂く側として御奉公させて頂こうと思います。また、今まで御奉公にはあまり出ていませんでしたが、これからは、すすんでお参詣御奉公に励まなければならないと成人式を通じて感じさせていただきました。(K.U


第7ブロック 石巻・耀護寺へ

乗泉寺通信12月号より去る10月7日、第7ブロック9名、青年教務会からお教務さんが5師で耀護寺さんへお参詣し、震災復興支援助行をさせていただきました。青年教務さんの大きなお看経の声が本堂中に響きわたり、とても気持ち良くお参りをさせていただくことができました。

ちょうど新会館の上棟式もありました。耀護寺さんのご信者さんの数は、それほど多くないにもかかわらず、新会館の建立を祈念してからなんと3年でしかも借入無しで建てることが出来たと伺い、志が厚いご信者さんが多いと感心すると同時に、自分自身も見習って改良しなければならないと反省させられました。

御法門の前には
一、お唱えします。毎日の祈り(口唱)
一、お伝えします。私の御利益(教化)
一、お参りします。お講にお寺に(参詣)
一、お磨きします。家族みんなで(お給仕)
一、お仕えします。御法のために(役務)
一、お供えします。わが身のために(御有志)
と皆で唱和させていただきました。

その後、宮崎正良師の御法門を聴聞させていただきました。
御教歌 唱えつゝ いかがあらんと 思ふとも 利生を見るぞ 妙の法力 

お題目様をお唱えさせていただいても果たして、この御祈願が叶うだろうかと不安に思うことがあります。しかし、それでも、お唱えさせていただく。その事で現証が現れ信心が起こってまいります。これこそ御法様の御経力に他ならないとの御法門で、たとえどのような心境でも御題目をお唱えし続けることが大切なんだと学ばせていただきました。

その後、震災でお祖母様を亡くされ、ご両親が行方不明のままの御信者さんの家の跡地でお看経をさせていただきました。ご本人は38度の発熱で体調を崩され、あいにく一緒にお参り出来ませんでしたが、未だに津波の爪跡が所々にあり、胸が締め付けられ、早期震災復興を願わずにはいられませんでした。(A.H)