門祖会の体験談

4月13日(日)第3座 11:30~の座に於いて、発表いただきました体験談を掲載させていただきます。

「正宗徒になって」 

私は小さい頃から母に連れられ乗泉寺にお詣りしていました三代目の信者です。その母も高齢になりケアハウスの入居基準を満たさないということから、介護老人保健施設の入居を余儀なくされていました。

施設に入居するにあたって一番の問題は、御戒壇をお共できるかということでしたが、残念ながらその施設には持ち込むことは叶わず、御本尊と御尊像は兄嫁に相続してもらうことになりました。

それから五ヵ月後母は帰寂いたしました。

しかし、母の葬儀の日に、兄嫁はこれ以上、御本尊・後尊像は護持出来ないと言い出してしまいました。長年母が続けてきた本門佛立宗の御信心も、これで無になってしまうのかと思っていましたが、次男の私が相続しても構わないということを御講師から教えてもらい、御本尊・御尊像をお迎えさせて頂くことになりました。

しかし御本尊様、御尊像様も長年経過しておりましたので、痛みが激しい為御修復をしていただく事になり、それから半年後(平成24年10月31日)にやっと御修復が終わり、我が家にお迎えさせて頂いた次第でございます。

私の父は生後11ヶ月のとき戦死してしまい、母は戦後の厳しい社会状況の中、女手ひとつで私達兄弟を育ててくれました。真に有り難い事に、私達兄弟はごく普通の生活を送り、私は高校大学も無事卒業することが出来ました。

現在、私は佛立信者として「正宗徒」となり甲の御講や乙の御講に参詣させて頂いたり、日々安心してお題目をお唱えさせて頂き、様々な御利益を頂戴するという、この上ない身の上とならせて頂きました。

これも、ひとえに母が長年お題目を唱えてきてくれたおかげであると痛感しております。私が頂いた御利益の中で、最も大きな御利益は私が50歳の時のくも膜下出血で救急搬送された時です。

意識がもうろうとする中、救急隊員の呼びかけに私はある病院の名前を答えたのですが、その救急隊員の方は私に疑問を投げかけて参りました。ですから私は全権を救急隊員の方に委譲をしました。その後、救急車で搬送された病院の当直医は脳外科で、私の症状を聞いた瞬間、その担当医は「心配しないでもいいですよ、もう大丈夫ですから。」と声をかけてくれ、手術後48時間経過した頃、私は意識を回復しました。

すべてが御利益で、私は後遺症もなく完治することが出来たのであります。

後で聞いたのですが、母は手術の間ずうっとお題目を唱え続けていたと話してくれました。信心をされていない方からは、「運が良かったですね。」を言われますが、これこそが、真のご信心である本門佛立宗の現証利益だと思います。

今現在、私はこの御信心を残してくれた母に感謝すると共に、母がまごころを込めて真剣に唱えていた「御題目口唱」に近づけるよう努力をして、家族みんなに御利益が頂戴出来るよう、精一杯ご信心を心掛けております。

昨年の5月には二男が入信をしてくれ、川口御導師より「入信の証」を直接手渡していただきました。四代目のご信者の誕生です。また、長男には今4歳になる男の子がいますが、我が家に来ると、真っ先に御戒壇の前に行き、お線香を上げ「なむなむ」と彼なりに一生懸命拝んでいます。五代目候補でしょうか。

この尊い御題目がこの孫まで相続出来るよう、ゆっくりと焦らず育成に励まさせて頂きたいと思います。ご清聴ありがとうございまいた。


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