2012納涼祭

8月18日、世田谷別院において恒例の納涼祭が開催されました。当日は、午前中猛烈な雨と雷で開催できるか心配しておりましたが、午後は一転して太陽の光が大地を照らし夏日となりました。これも御法様からのお計らいと感じております。 

各ステージの出演者のみなさん、東日本復興支援青空プロジェクトさん、地域商店街のみなさん、ご信者方々と沢山の方のご協力をいただき、楽しい納涼祭となりました。ありがとうございました。 

納涼祭の様子とステージをビデオにおさめた…はずだったのですが、残念なことにビデオの録画ボタンを押していなかったようで、ステージの前半部分のみの記録となってしまいました。すみません(涙)

今、他にビデオ撮影をされた方がいないか探している所です。見つかり次第、アップしたいと思います。


あわや火災!

炊飯器家族で飲食店を始めて12年が経ちました。その間にたくさんの方にお世話になり、また何よりも御法様から数々のおはからいをいただき、今日までやってこれました。 

飲食店は昼は定食屋、夜は居酒屋を営んでおります。数年前の昼の営業時のことです。店が忙しくなるだろうと予想される日は、通常の四升釜の他に一つ上の階にある家庭用のガス釜で、もう一升炊く場合があります。 

その日は忙しいことが予想されたので、一升用の釜で追加のご飯を炊き、階下の店に戻りました。後は40分くらいしたら炊き上がったご飯を取りに行くという算段です。 

案の定、店はすぐに忙しくなり、私は調理に集中していました。その時カウンターの上にあるガス釜の内釜が一瞬目に入りました。先ほどスイッチを入れたガス釜の内釜が目の前にあるのです。釜の中にはといだ米と水が入っています。 

私は瞬時に事の重大さに気づきました。上のガス釜は空焚きだったのです。一目散に上がり、ガス釜のある部屋の前まで来ましたが、熱気を感じました。最悪の事態を想定して部屋に入りましたが、火事にはなっていませんでした。 

しかし、フタをしたままガス釜の火は付いていました。助かったと思うと同時に御法様に教えていただいたと感じました。ガス釜の火を消してすぐに調理に戻りましたが、暫くの間足がガクガクと震えていました。

ガス釜に火を付けてから10分くらいの間の出来事でしたが、カウンター側には背を向けて調理をする事が多い私の目に、よく内釜が見えたとつくづく感じました。あと5分内釜に気づくのが遅かったら、また全く気が付かなかったらと思うと、今でも背筋がぞっとします。御法様が空焚きを教えてくださいました。大難を小難に、いや無難にしていただきました。 

これからも常に御利益がいただける信者になれるよう、日々信行御奉公に励ませていただきます。(M.A)

御教歌     夜もひるも お守りあるを 疑ふな 我等凡夫の めには見えねど


子どもお会式のお知らせ

29日(日)午前10時半~「第12回子どもお会式」が奉修されます。第1部では、1/2成人式と題して、10歳になられる方をお祝いさせて頂きます。 

第2部午前11時半~、模擬店やゲーム、プール、他いろいろ宗外の方も楽しめる企画をご用意させて頂いておりますので、お子さんは勿論、ご家族一緒になって楽しんで頂きたいと思います。

※今後の乗泉寺を担う子どもたちです。乗泉寺に親しみを持って頂き、後続者育成・信行相続の為にも、是非みなさんのお参詣お待ちしてます。


日晨上人御法門②

御教歌      偏屈に おこるとわけが わからぬぞ 同じのむならよい 薬のめ 

偏屈というのは、気持ちがネジ曲がっておりまして、中々人の言うことなど聞かないという性格を偏屈とこう申します。これがお互い同士いいつのるようなことがございますと、中々人の言うことなど聞かない。なるほどそうだと思っても聞かないというような、変なところが出てまいります。確かに感情というようなものはそういうようなところがございますんですが、それで、争っているような事柄があると、あるいは起こると、ここでおっしゃってございます。 

そうすると道理というものがわからなくなっちゃう。「同じのむならよい薬のめ」で、薬でもいい薬のんだほうが効くんですから、それを変に我をはっててですね「これがいい、これがいい」といって。薬ならまあだいたいお医者さんに判断してもらうのが一番いいわけですから、それを素人のわれわれがそのかたくなに一方を主張するてなことがあったら、それはおかしな話なんだと。そういうことが、お祖師さまが御法を弘めるときに起こってたわけでございます。 

鎌倉時代でございますから、その前には奈良とか京都とかいう所で、伝教大師とか弘法大師とか、またその他奈良へ仏教を伝えた偉い坊さんがおりますんですが、そういうのがずっとこう伝わっておりましたんですけれども、鎌倉という時になりますと、今度は又支那から禅宗などが入ってまいりまして。そうして一般では念仏がひろまってまいりまして、そういう時でお互いに自分のがいいということで、そして向こうの主張は主張だけれども俺のがいいというふうに、いわゆる偏屈に凝り固まりまして、いくつもの宗旨ができちゃったわけです。 

それに対して日蓮聖人は、おかしなことだと疑問をもったとおっしゃる。よくよく調べてみると、お互い同士がですね、まあいえば勝手なことを言っている。仏さまがどう言っているかということを一生懸命に求めようとはしない。 

仏教を信ずるからには仏の教えにつくのが一番いいんじゃないか。まあ病気になったらお医者さんにかかるのが一番いいんじゃないか。それを、いうなら弟子どもがですね、各々勝手なことを言ってるというような形になっちゃうわけでございます。それで責め合えば、偏屈に感情を高ぶらせて出会うということになりましたもんですから、で、お祖師さまがそういうやり方は日蓮はしないと、みんなそういうことを言い争ってるけれども、日蓮は仏の教えに従うといういきかたをすると。 

佛立宗なんていうのは、そういうことなんですね。仏のたてた教えに従うというので、佛立宗でこうやる。私たちが信心しておりましても、やはりそれぞれの方々がですね、やはりいろいろな体験を持ちますからついそれがこう主張したくなっちゃうわけです。それはいいことはいいんですけれども、場合によるとお祖師さまはそうは言ってないてなことを平気で言ってる、てなことが起こってくるわけです。 

ですから、信心というものはやはり佛立宗の信者というものは、仏さまやお祖師さまのおっしゃることを第一とするというこころがなかったら、まことの信心とはいえない。お祖師さま流のご信心とはいえない。 

まあそれが、どうしても言い張るというようなことになると、感情が交わって、まじってきて、そして、或はそんなふうに言っといたと思いながらも、なにくそってなところが出てまいりまして、曲がったいきかたをするようなことになるもんですが、信心をする途上におきまして、そういう私というものを出さないように、よく教えを頂いては、更に結構なご利益の道を進ませていただくように改良していかなくちゃいけないと、「同じのむならよい薬のめ」で、先師のいい教えを頂くように心掛けなくちゃいけない。自分の考えで押すというようなことになっちゃいけません、ということをいわれた御指南でございます。

思い出の妙証山録より


突然目の前に黒い物体が!

ありがとうございます。私達家族は、お祖師様の700回御遠諱の昭和56年の5月に入信させていただてから、山あり谷ありの、このご信心生活も、今年で28年になりました。 

私は毎日の家事や雑事におわれ、朝タのお看経する余裕が少しずつなくなって朝タのお看経を数日間、怠ってしまったある日の事でした。 

幼い頃食べていた記憶のある、綿菓子の様な形のよく分からない、両手に乗せられる位の大きさの、まわり全体を薄い灰色の真綿で覆ったような物の中に黒い何か分からない物が入っている物体が、突然私の目の前に現われたのでした。 

始めは、びっくりして不思議な感覚で、その物体を見つめていましたが、家族には何も見えないとの事、けれど依然として私の目の前から消える事なく存在し続ける不気味さに、私は眼科や病院に行きましたが、眼にも体にも何も異常がないという診断でした。一時はほっとするのですが物体そのものは変わる事なく、私の中で日に日にその存在が大きくなり、不安と恐怖と苛立ちで、何も手につかず身も心もつかれはて、憔悴しきった日が数日間続き、私は自宅の居間でぼんやりしていた時でした。雲のあい間から日の光がさし込んだような明るさを、感じた瞬間、私の目の前の物体が突然、はっきりと形を現わしたのでした。 

それは何んと私の家の御宝前に奉安させていただいている御尊像のうしろ姿でした。その瞬間のおどろきは、今でも忘れる事が出来ません。無意織のうちに、お許し下さいと、深くお懺悔をして頭を下げていました。頭を上げて目の前を見ますと、うしろ姿だった御尊像が前向きのお姿に変わっていました。私は無中で南無妙法蓮華経と唱えますと目の前の御尊像のお姿は見えなくなりました。 

一瞬の出来事で、一時は茫然としていた私でしたが、すぐにこの現証は、ご信心から目をそらし、ご信心を見失いそうになっていた、私へのお祖師様からの大きな厳しいお叱りだった事に気がつきました。何とも不思議な厳しい尊い教訓を深く胸に刻みこんで、これからは、朝夕のお看経は、怠らないようにしよう、忙しくて大変な日でも少しの時間をみつけてお看経させていただこう、どうしても出来ない日には、お懺悔をさせていただこう、出来る日は出来なかった日の分迄少しでも多くロ唱させていただこう、今迄このようなロ唱の積み重ねで今日に至っています。 

その当時を振り返りますと、嬉しさや、喜びや、有難さで歓喜の気特一杯にロ唱した日々、悲しみや、つらい事等で、目に涙を浮かべてロ唱した日々、又心の葛藤に苦しみながら歯をくいしばって、ロ唱した日々等、当時、このようなお看経をしている自分の姿が今では、走馬灯のように、懐かしく蘇ります。又、以前の私と現在の私とでは、客観的な物の見方や、色々な立場から物事を見つめ考え、色々な視点を通して洞察して行く事等、少しずつでも身につけさせていただいたお祖師様のお計らいを感じます。 

又、日常生活の中で以前よりも、とても穏やかに毎日を過させていただいている私に気がつきました。私にとって大切な寛容な心、穏やかな心を少しずつでも、身つけさせていただいた、お計らいの有難さ、このご信心の尊さや大切さ、このご信心にお出合いさせていただいた喜び私達にとって大切な教化親の故人、今年17回忌を迎えるTさん事等思うたびに感謝の気持でいっぱいになります。 

このごろ私は、御宝前に手を合わせ、どうぞ臨終のタ迄朝夕のお看経を成就させて、いただけますように、又、私達家族が1人1人の罪障を少しずつでも消滅させていただけますようにと、願いをこめて、以前よりも、とても穏やかな気特で朝夕ご宝前に手を合せ、お看経をさせていただいている日々でございます。 

教講の皆様のおかげでこの長い歳月、ご信心を続けさせていただいている事に、又、いつも大変お世話になっています、湘南教区の皆様と共にご信心をさせていただいていることに、とても感謝をしています。(C.I) 

平成20年度夏期参詣 信行体験談集「涌出」より


家庭の信行充実に取組もう

今年の年間総祈願のなかで、むづかしいことは、家庭の信行充実ということです。やさしいようでも、実際は、そうとうな困難をともなうものです。それだけ一層ご祈願させて頂いて、お計らいをこうむらねば成果はあがりません。 

家庭はそれぞれ事情があって、一様ではありません。家族一同が信心を喜んでいる場合、主人が家内にまかせきりでおかんきん(朝夕の勤行)をしない場合、子供が拒否している例など、千差万別といってよいでしょう。 

それ故、今年は、わが家の信行充実の目標をどこにおくか決めて、それを祈願させて頂くと同時に、それに向って計画なり、指導をうけるなり、ともかく努力しなければならぬのです。 

たとえ一人でも、家庭の中で真剣に目標に向って努力して、祈願をはじめると、妙法の経力によって必ず味方があらわれます。その味方とさらに協力して家庭全体の信行充実に一歩前進できるのです。 

例えば、家族全員の「お願い」をききだして、それを祈願させ、ご利益を頂くまで一緒に祈願して応援する。家庭内なら、うまく話し合う時間はとれるものです。 

勿論、中心になる方が、まず自らご利益を体験して、それを確実に他に伝えることをくりかえし行えば、遂にはそれがよろこびにかわって、私も、やってみようという気になれるのです。 

家庭の信行充実に成功している例も、教区内には必ず一軒や二軒はあるものです。そういう好例を参考にして、ともかく一歩ふみだして下さい。成果をあげましょう。 

昭和59年6月発行 乗泉寺通信より


日晨上人御法門

御教歌     かはるなり おなじみのりを いのれども 願ふこゝろの ふかさあさゝに 

信心をさせていただいても、おなじ御題目を唱えても、あるいは、こうやってお参詣をなさっても、その中にやはり信心の上では、厚薄の差別がある。厚い志し、いいかげんな気持ちというものがあるのでございます。

その心のこもってるのと、こもっていないのとでは、やはりそこに自然と結果において違いが出てくる。一緒にお参りしてるからそれでよろしいんだというのではございませんで、やはり気持ちをあらたにして改良するとかですね、もう一つ志し深くやらせていただこうという心になってやるとか、そういう心の上の改良からはじめまして、あるいは体でのご奉公でもそうですが、そんなのも少しまめにさせてもらうとか、そんなふうに改良して進めていただきますと、それだけ違った結果が出て来ます。 

同じようにやっている、いわゆる種まきをしているようでも、その種まきの内容によって、報われるものが違ってくるのです。これはもう当然のことでございます。けれど私たちはそう思いつつも、やはり志しの点を、改良させていただこうということを、ある場合はおろそかにしてしまい、形式的にやって、そうしてこれでいいもんだと思う場合もございます。 

まあこんな例は当たるかどうか分かりませんけど、たとえば、私たちがお講に参りますね、そうするとまことにありがとうございますといってお礼を言われる訳でございます。その時なんかでも、お母さんによりますとね、小さい子供なんかをずらっと並べて一緒にお礼をさせる家がございます。よほどやはり心がこもってると。ご主人があまりしないんですけれど、お講の時は、そこへ連れて来て、そしてご主人にお布施なんか出させる。なんていう所もございます。苦労していらっしやいますよ、そういう奥様は。中にはうるさいからもう追い出しといて、留守の間にお講をつとめとこう、なんてところもある。いろんなのがあるんですよ。そうするとそれによってですね、家の人のことを考えてやってるなとか、法灯相続をさせようと思って、心をくだいているなとかいうことが、ちょっとそのようなことでも分かるんですね。 

ですから志しのあるなしというようなことが、何かちょっと、ご信者同士でこうやって表われてくる。「色外に現わる」という言葉がございますよね。何かにこう表われてくるものなんですよ。ですから同じに見えてもやはり志しのある人とない人とでは、薄い厚いといいましょうか、違いがあるんです。 

折角なさったんですから、そのいい方へ行っていただくことが、改良ですから、そういう点をこう考えて、私の今やっているやり方は、はたしてお役に立っているのかどうか、一口にいえば、ご弘通でございますけれども、家のために本当になっているのかどうか、家の家族の人達の為に私のやっている信心の仕方で、お役に立っているかどうか、そういうような点は考えていただきたいと思います。 

よく外に出てご奉公なさっても、家のことなにもしないというような………。主人なんてほっといてですね、子供のことなんかも知らん顔なんていうようなやり方やっていて、はたしてその家にいい信心前が残っていくかどうか、法灯相続とかいろいろいうようですけれども、果してそういうことに心を配っているかどうか、そういうところで、変わりがでてくるんでございます。 

それでいい方へいい方へと変わっていくということによって、変わりが出てくるぞということを、お示しくだされた御教歌でございますから、これは、うまくいっている人なんてありゃしないんですよ。だから私はいいなんて思っていただかずに、どっか悪い処がありゃしないかと思って、改良をしていただくことが、信心が更に楽しくなってまいります。そういう点をおすすめくだされた御教歌です。 

思い出の妙証山録より


青少年の一座

仏立ミュージアム8月4日、5日の両日にわたり、本山宥清寺において、第4回青少年の一座が開催されました。4日は前夜祭と称して、本山へお参詣後、本年、7月6日に新たに竣工された京都佛立ミュージアムを見学し、引き続き交流会へ参加させて頂きました。 

佛立ミュージアムでは、俗画さとし絵展が
開催されていて、開導聖人が愛用されていたご遺品を見学することが出来、大変勉強になりました。 

交流会は、一つのビルを貸し切って、全国から約800名の青年会が一同に集まり、楽しく交流させて頂くことが出来、また寺院によって、異なる地域性などを活かした様々な御奉公のすすめ方を学び、大変な刺激にもなりました。 

翌日、5日は青少年の一座が本山宥清寺において午前10時半より奉修されました。全国より寄せられた青少年の信行体験談を拝見し、7月に晋位晋山式を終えられたばかりの佛立第二十五世講有山内日開上人よりご唱導を賜り、参詣者一同は感動の中で御題目口唱をさせて頂きました。 

御教歌 生れ来て しぬる習ひは おなじ世に われ法華経に あひにけるかな 

御講有御法門人として生まれた私たちには、生老病死の苦しみを受ける運命を避けることは出来ないが、この度の一生で、本門佛立宗のご信心にお出値いし、佛立菩薩としての生き方を学ばせて頂ける我が身の果報を受け止め、人生の様々な人との出会い、ご縁を大切にして、人助けの御奉公に邁進しましょう。とお教えいただきました。 

なお両日とも大変な猛暑で途中、数名が体調を崩しましたが、お計らいで参詣者81名全員が無事に帰山させていただきました。 

今回の青少年の一座へのお参詣に際し、第5支庁、乗泉寺、乗泉寺布教区、各ブロックより志し篤い援助金を頂戴致しましたことを、この場をお借りして、御礼を述べさせて頂きます。 

今回の一座へのお参詣で学び得たことを、今後の乗泉寺発展のお役に立たせて頂けるよう教養会一同、精一杯御奉公に努め励ませて頂きます。 (K.K) 

主催者が撮影した動画がユーストリームにアップされていますので、ご紹介いたします。青少年の一部始終が体験できます。こちらから動画を見れます。


大切な人に何をしてあげられるか

ありがとうございます。本当に大好きで、大切な人のために、あなたは何をしてあげることができると思いますか?その人が好きなものをプレゼントしてあげたり、そばにいてあげたり、優しい言葉をかけてあげれば、きっとその人は喜んでくれると思います。しかし、その人がもっと幸せになれるように私たちができること、それはご信心をお勧めさせて頂くことではないでしょうか? 

仕事で活躍するために人間関係に恵まれたり、パートナーと望むような家庭を築いたり、無事故で健康でいるための原因のほとんどは、個人の努力を超えたご縁やタイミングに左右されるものだと思うからです。 

私は現在、渋谷で会社に勤務する24才です。二年前に学校を卒業、就職をしてすぐの夏、仕事の忙しさのため、勤務先近くのアパートで一人暮らしを始めることになりました。実家を出る数日前のある夜、一人で洗面所でお風呂の準備をしていて、突然の寂しさに襲われました。リビングから聞こえてくる妹の笑い声や、父が爪を切る音、母が台所で野菜を切る音、今まで二十二年間当たり前だった生活は、変わっていくものなんだ、と実感をしたからです。そして寂しさの中から、両親に恩返しをしたい、と強く思うようになりました。 

母はいつも私たちの幸せのために、御宝前に手を合わせてくれていました。ことあるごとに、「南無妙法蓮華経とお唱えしなさい」と教わり、本当にお唱えするだけで物事がうまくいく御利益を何度も頂いてきました。そして一番の御利益は、その事に対する深い感謝の持ちを自覚できるようになったことだと思います。 

これから先もまた、環境が変わったり、どんな出会いや別れを経験するか全く分かりませんが、両親に健康で長生きをしてもらい、できるだけ恩返しをさせて頂くためにも、私が御題目をお唱えさせて頂くことが大事なのかなと考えています。 

本当に大事な人のために拝むことができ、願いを叶え、今よりももっと深い感謝の気持ちを知ることができるのが、このご信心だと思います。若輩者の私の言葉では生意気ですが、まだご信心を知らない方が、少しでも本堂で手を合わせてみようと感じて頂けるとありがたいと思います。ありがとうございました。(A.K) 

御教歌     おのが身はあな有難やあなうれし 何故なれば南無妙法蓮華経 

平成22年発行 信行体験談集「涌出」より


納涼祭 予告

納涼祭予告今年も納涼祭の時期がやってまいりました。境内のクスノキの下に特設ステージを組み、音楽や踊りなどの楽しいイベントを多数企画しています。

また当日は、多くの方のご協力をいただき沢山の露店が出ます。東日本復興支援青空プロジェクトさんからの被災地の手作り小物のお店。地域商店街からは、たこ焼き、いか焼き、焼き鳥、フルーツのお店。各連合からは、枝豆、フランスパン、冷やしそば、焼きそば、フリーマーケットのお店。教養会からは、ゲーム、わたあめ、あんみつ、おにぎりのお店。他にも沢山あり、もちろん冷たい生ビールやお酒も用意しております。 

夏の暑さを忘れ、涼しさを味わってみてはいかがでしょうか。どうぞ、ご家族・ご友人と一緒に納涼祭に足をお運びいただき、楽しい一時を皆で過ごしましょう。 

◆平成24年8月18日(土)13:00~19:00 乗泉寺世田谷別院境内にて ☆震災復興支援☆ 

◎ステージ プログラム   

★13:00~13:30 「ナベの中のハワイアン」 ハワイアン

宮坂地域でハワイアンの練習をしている、ギター・スチールギター・ベース・ウクレレと6人のメンバーです。結成してまだ日が浅いですが、一生懸命やります。初めての大舞台となりますので、今から緊張しています。 

★13:30~14:00 「チーム K・K」 BMX(自転車の技の競技)

堀拳士朗(平成1年2月18日生まれ)BMXは中学から始めました。高校時代にNHK「ど~も君ワールド」に出演。その後、自動車整備士の資格取得のためBMXから遠ざかっていましたが、就職した今、また始めようと時間が出来ると練習しています。まだBMXを知らない人に、少しでも面白さを知ってもらえれば嬉しいかなと思います。(^^)「「チームK・K」は、拳士朗と一輝からつけました。二人揃っての練習はあまり出来ませんでしたが、楽しみです。 

★14:10~14:30 「なにぬの屋」 布芝居

布で作った紙芝居がやって来る!!! 

★14:40~15:10 「KOSEI&RYU」  日本全国縦断弾き語りの旅

2010年に-KOS日&RWを結成、同年4月『日本列島縦断弾き語りの旅』と称して「移動はヒッチハイクか徒歩、その日の食費は歌って稼ぐ」という過酷なルールの中、ギター1本抱え日本全国を旅して来た。東京を出発し東北全県、北は稚内、南は九州を廻り、野宿をしながらも各県の老人ホームや児童養護施設を廻り大変喜ばれました。その事が話題となりテレビ・ラジオ出演、新聞にも度々取り上げられる。震災翌日より西日本、九州を中心に募金活動、義援ライブを行う。出演料の全てを直接被災地へ届け、歌は勿論物資等支援、被災地物産、手作り小物などの協力販売、復興支援の絆を広げています。 

★15:20~15:30 「Yuki Hirohata」 マジック

7歳の頃から磨いたマジックの腕をお楽しみください。ディズニーシーのアラビアンコーストにも出演しています。 

★15:40~16:10 「豪徳寺ニャンキーズ」 懐かしのGSメドレー

結成4年、各地域イベントに引っ張りダコ!!!夜間活動に励む。ほんの少しの気遣いでエコは実現可能と宣言。今後の活動に期待される。

★16:20~17:05 「サンコファ」 アフリカン・パーカッション

トーキングドラムやパロゴ(コンガの原型)、ドンクトゥル、ガンガ、カウベル、マラカス等のパーカッションを使って、ガーナに古くから伝わる民俗音楽やオリジナル曲を演奏します。 

★17:15~17:35 「笑IN若林」 よさこい鳴子踊り

チーム結成8年目を迎え、笑IN若林は”維新”をテーマに新たな一歩を踏み出しました。地元世田谷の作曲家とよさこいの本場高知の振付家の出会いにより生まれた鳴子を駆使した新作を中心に、よさこい鳴子踊りを皆様にお届けします。私たちはチーム結成以来、踊りで地域を元気にしたいという願いの元に活動して参りました。今後は更に震災後の日本を元気にしたい、そんな大きな目標に向かって、心ひとつに熱く踊り続けます。 

★17:45~18:35 「リラクシン オールスターズ」 ジャズ・ビッグバンド 

現役のプロミュージシャンと、OBのプロミュージシャン達が集まり、不定期に活動しているジャズのビッグバンドです。 

*ステージプログラム内容及び出演時間は予告なく変更する場合がございます* 

*昨年の納涼祭のステージです!