あわや火災!

炊飯器家族で飲食店を始めて12年が経ちました。その間にたくさんの方にお世話になり、また何よりも御法様から数々のおはからいをいただき、今日までやってこれました。 

飲食店は昼は定食屋、夜は居酒屋を営んでおります。数年前の昼の営業時のことです。店が忙しくなるだろうと予想される日は、通常の四升釜の他に一つ上の階にある家庭用のガス釜で、もう一升炊く場合があります。 

その日は忙しいことが予想されたので、一升用の釜で追加のご飯を炊き、階下の店に戻りました。後は40分くらいしたら炊き上がったご飯を取りに行くという算段です。 

案の定、店はすぐに忙しくなり、私は調理に集中していました。その時カウンターの上にあるガス釜の内釜が一瞬目に入りました。先ほどスイッチを入れたガス釜の内釜が目の前にあるのです。釜の中にはといだ米と水が入っています。 

私は瞬時に事の重大さに気づきました。上のガス釜は空焚きだったのです。一目散に上がり、ガス釜のある部屋の前まで来ましたが、熱気を感じました。最悪の事態を想定して部屋に入りましたが、火事にはなっていませんでした。 

しかし、フタをしたままガス釜の火は付いていました。助かったと思うと同時に御法様に教えていただいたと感じました。ガス釜の火を消してすぐに調理に戻りましたが、暫くの間足がガクガクと震えていました。

ガス釜に火を付けてから10分くらいの間の出来事でしたが、カウンター側には背を向けて調理をする事が多い私の目に、よく内釜が見えたとつくづく感じました。あと5分内釜に気づくのが遅かったら、また全く気が付かなかったらと思うと、今でも背筋がぞっとします。御法様が空焚きを教えてくださいました。大難を小難に、いや無難にしていただきました。 

これからも常に御利益がいただける信者になれるよう、日々信行御奉公に励ませていただきます。(M.A)

御教歌     夜もひるも お守りあるを 疑ふな 我等凡夫の めには見えねど


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