大難が小難に

交通ありがとうございます。平成二年に主人の母が亡くなり、その後、私たち夫婦が母の後をひきつぎ、御宝前をお守りする事になりました。今考えてみると、いろいろな出来事が、走馬燈のように頭をよぎります。 

最近のことでは、こんな事が思い出されます。長女が初めてバイクを買い、通勤していましたが、バイクのタイヤがすり減っていたためか、帰り道、バイクがスリップして横転。その時、娘もビックリして周りを見ると、トラックが止まり、娘がバイクを起こすのを待っていてくれたそうです。家に帰り、その話を聞いた時、私はビックリ!思わず御題目を唱えていました。 

また昨年、主人が酔って、手に軽いけがをして帰ってきたこともありました。私自身、自転車で出合いがしら、自転車どうしでぶつかり、ころんだこともあります。でも、これらはみな、御法門でいわれる「大難が小難に」という通りで、みな大きな事故にもならず、大きなケガもせずに済んだ御利益と感得しています。これらを考えると、私はご信心をしているお陰で、いつもお祖師様が守ってくださっていると思いました。 

平穏な毎日を送っていられる事はどんなに幸せなことか。これから先も、いろいろな事があると思いますが、日々精進し、感謝の気持ちをわすれることなく気張らせていただきたいと思います。ありがとうございました。(M.I)

御教歌    何よりも 達者でくらす 御利益を こんなもうけは なしとよろこべ

平成22年発行 信行体験談集「涌出」より


主人の母をお教化

ありがとうございます。

今日は主人の母が教化になったことをお話したいと思います。その前に主人を教化した時の話からかいつまんでお話させていただきます。 

結婚して十三年が経ちます。出会った当時主人は公務員として勤務していました。いざ結婚が決まると次々に障害が出てきました。一番はこのご信心でした。宗教ご法度の教育を受けた主人には、ご信心など到底受け入れられる問題ではなく、とにかくやめてくれの一点張りでした。 

ご宝前に向かって物を投げつけたり、ご奉公を邪魔されたり、あらゆることに反発され、結婚そのものを解消するころまで話が進みました。宗教を全否定していた主人が教化に至るまで五年かかりましたが、その間は気の休まる時はなく、教化一筋、何とか少しでも解ってもらいたいとご祈願させていただき、信心をめぐり何度も何度も主人とぶつかりました。そのたびに主人をとるか宗教をとるかの選択を強いられ大喧嘩になったことは昨日のことのように鮮明に覚えております。 

逆縁という縁の中、結婚をし、苦労は試練と受け止め、ご法様におすがりする毎日でした。結婚生活の中では病気があったり流産があったり、親類・友人の死があったりといろいろありましたが、主人の実家が千葉歓照寺のすぐ近くというご縁と、お導師との出会いがあり、現在主人は歓照寺の役中として御奉公、私は乗泉寺の御奉公と、所属は違いますが、それぞれに楽しく御奉公をさせていただいております。 

そんな中、入退院を繰り返しておりました主人の父が、昨年9月に亡くなりました。父が生前、主人の折伏により歓照寺のお導師と二度ほどお目にかかれるお計らいをいただいておりました。中山家は先祖代々他宗の檀家であり、当然親戚一同そちらでの葬儀と思っていたようでしたが、お導師のお慈悲により、本門佛立宗のお題目で送ることができました。 

葬儀には千葉のお講師方はじめ、たくさんのご信者さんがお焼香に来て下さり、一心にお題目を唱える姿にはじめて触れ、親戚一同驚き、感動したようでした。父が亡くなったその日に主人の折伏により主人の母が入信となり、お戒壇を購入、唱題寺お導師のご染筆による護持ご本尊をおまつりし、お戒壇開き御礼お講、乙の願主になりお講席も受けさせていただくことができました。義母は信心をわからないながらも、毎日朝参詣を欠かさず、教区の方々の温かいご指導により、感謝の気持ちで御奉公させていただいております。 

教化子が教化してはじめて教化と習いましたが、主人を教化して七年、やっと私の教化が成就いたしました。そして主人の御奉公の姿と教化への思いと、また結婚してから十三年間、八戸の私の母と二人毎日一日も欠かさずあげさせていただいているご祈願・ご回向がご法様に届き、義母の教化につながったと随喜しております。 

主人と結婚した意味、お寺に自宅が近いという意味、様々な試練とも思える出来事の意味は決して偶然ではないと思います。義母を見習い、初心に帰り、日々信心改良をして、教化・育成ご奉公に精進させていただきたいと思っています。(K.N) 

御教歌      さかさまに  結ぶゑにしも  法の花 そしるにさへや 香にうつるらん


創造と言うこと

ご弘通の方針をたてるときに、その立案の責任者は、いろいろと苦心をいたします。どういう方法が、よりよい成果をあげうるか、妙策はないものかと、度々、会議を召集して、みんなの意見をきくようになります。 

最近は、その問題とは、全く関わりのない外部の方々に、自由な立場から考えてもらう、シンクタンク制(考える集団)を取り入れる会社や、研究機関が増えているようです。激しい競争に生きぬくためには、一歩でも、他社より進んだ新しい方針を、打ちだそうと真剣に取り組んでいるわけです。 

弘通の問題もまた、同様に、シンクタンク制を採用して、思い切った、新しい方法、創造的な方法を発見しようと、当局の人も、考えていられる。当然、その活動のために相当な費用がなくてはなりません。この経済的な裏付けが、どう調達されるかによって、シンクタンク制の採用も影響されるでしょう。 

物質科学の発展によって、新しい物質が創造されることは、相当、各方面で試みられているが、人間の生存をおびやかすようなものは、いくら創造されても意味がありませんから、やがて、その方向は、異質なものを承認しないという人類の英知によって自然陶汰されるでしょう。 

ここで問題にしたいのは、精神的な面の創造は、果たしてありうるのだろうかということです。創造的こと、新しいことだと、自己満足する前に、先輩の行績をよく研究すると、どこかに、先輩のあゆんだ道の中にヒントがある場合が多いのです。 

殊に仏の悟りの結晶たる妙法は、万法具足の大法であります。その妙法の中に、時代に即応した弘通方法も内包されているのです。信は道の源ともいわれているのですから、妙法の中に弘通の道、ありとするなら、信こそ、創造の鍵ともいえるのではあるまいか。

昭和48年2月 乗泉寺通信より


信徒教養講座のお知らせ

紅葉今月の23日(祝)、9時30分より「信徒教養講座」が開講されます。 

今年は「御法門用語の解説」(中)をテキストに、御法門の理解を深めることを目的にして開催されております。 

今月は、丸山照遠師より、「四恩」についての講義が開催されます。 

受講の対象は全信徒です。本年度最後の教養講座ですので、進んで受講させていただきましょう。

青年会、あゆみ会の皆様も、積極的にご参加下さい。


最近思うこと…

正門看板最近寒くなってきました。暑かったり寒かったり風邪を引かないようにするのが大変です!

さて最近ですが自分も将来について考えなくてはならない時期になってきました。就活をするのか大学院に行くのか、なかなか決められません。 

そこで最近、真剣にお参りをすることを始めました。以前だとお寺に行って10分程度しかお参りしてませんでしたが、最低でも1時間はお看経を唱えるようにしています。 

すると毎日小さなご利益を頂けるようになりました。雨に当たらなかったり、電車がすぐに来たりと驚く毎日です。更には以前と比べて感情的になることも少なくなり、自分を気持ちを穏やかにして暮らせるようなご利益も頂いてます。 

これからも数多くの試練が待ってると思います。しかしそれは自分への試練だと思い、常にお看経を上げて立ち向かっていきたいと思います。

青年会(Y.K)


高祖会での御利益談発表②

高祖会2日目、第2座で発表された体験談を紹介いたします。

 

ありがとうございます。

私の初めてのお教化、両親のお教化のお計らいを頂戴したお話をさせて頂きます。私は乗泉寺に入信して、間もなく5年になります。入信した頃は自分自身の事に精一杯で、お教化というものに全く関心がございませんでした。

ご信心をさせて頂いて2年程過ぎた頃、朝参詣や御講席で頂戴する御導師や御講師の御法門を聴聞していくうちに、お教化という御奉公がどんなに有難いものなのか、わからせて頂くようになりました。

 

そして一昨年、私にはお教化したい知人の息子さんが出来ましたが、よく考えてみますと、自分の一番大切な両親をお教化していないことに気付きました。まずは両親をお教化しなくては・‥と思いました。

 

ところが九州にいる私の両親、特に父親はご信心に強く反対しており、ご信心の話をするだけでも怒られる始末でしたし、私が乗泉寺でご信心しているのを母から聞いても、「まだあんなお寺へお参りとかしているのか!」とよく怒っておりました。何度もご信心の話を父に試みましたがいつも怒られ、時には物が飛んできて叩かれることも度々ありました。「もう後は御宝前にお願いするしかない!」と思い、両親のお教化成就を一番に御祈願させて頂くように致しました。

 

昨年の9月、妹からひどく震えた声で電話がありました。「お姉ちやん、お父さんが交通事故起こした。バイクに乗った人をはねてしまった」と言うのです。父が真っ暗な農道で、80歳のおじいさんを跳ねてしまい、脳内出血を起こし、救急車で運ばれ、ご高齢ということもあり、後一週間もつかどうかということでした。「父が人の命を奪ってしまう。」私は倒れそうになりましたが、すぐ父に電話して「お父さん、一生のお願いだから近くの佛立宗のお寺へ行ってお参りして!必ず助かるから」と言っていました。両親は妹たちに連れられ、近くのお寺へ参詣し、必死で御祈願をしたそうです。私も乗泉寺の御宝前へ日夜御祈願させて頂くことしか出来ませんでした。

 

すると事故に遭われたおじいさんの脳の中の出血は奇跡的に収まり、命に別状は無くなり、食事も出来るようになるというお計らいを項き、心から御宝前へ感謝致しました。そして10月に入ると、私の仕事の予定が、1ケ月空いてしまったのです。こんなことは初めてでした。これは御宝前が「両親をお教化する為の時間を下さったのだ」とすぐに九州に帰省しました。

 

帰省する3日前、所属する教区での教化道場があり、皆様に「ご両親のお教化、頑張ってね」と、勇気を頂きました。そして、実家に帰り1週間後、勇気を持って父に「お父さん、有難い御宝前をお迎えしよう、お父さんお母さんをどうしても救いたい、私は、お父さんお母さんと一緒に必ず幸せになりたいの」と話をしました。「うちは先祖代々の宗旨があるから」と、こだわっていた父が「わかった、お前がそこまで言うならやってみよう、東京でも俺のことでお参りしてくれてたんだしな。」といって、やっと首を縦にふってくれました。そして、地元のお寺の御講師に御本尊様を御奉安を頂きました。

 

初めて3人で、御宝前の前でお看経を上げた時、父と母と一緒に”南無妙法蓮華経”と唱えることが出来るあまりの嬉しさに、泣きながら御題目をあげていました。

 

父は「お前が東京に戻っても、俺はちやんと御題目をあげるから、安心して帰りなさい。」と言ってくれました。事故に遭われた方も無事に退院されました。「お参詣をさせて頂くようになってから、俺も仕事でお計らいを項いてるよ、お前が言ったようにこのご信心は本物だ」と嬉しそうに話してくれました。本年1月6日、寒参詣の初日、両親と揃って朝参詣が出来ました。

 

今まで私一人だけのご信心でどれだけ心細かったでしょう。でも家族と一緒に御宝前の前で御看経が出来るという喜びは、本当になにものにも変え難いものとなりました。

御宝前様は勿論のこと、御講師、支えてくれた教化親、ご信者の方々に心から感謝申し上げます。これからも色々なことがあると思いますが、この喜びを胸に、御弘通御奉公に精一杯励ませて頂きます。ありがとうございました。(Y.H)

 

 

 


高祖会での御利益談発表

ありがとうございます。

昨日の高祖会第三座において発表された体験談を、以下に紹介致します。 

「主治医もビックリ」

私は、ご信心にお出会いする以前、14、5年前にリウマチと診断されました。次第に両腕がパンパンに腫れ上がり、足は徐々に変形して曲がってきました。 

昨年の11月頃、T医大の先生から手術を勧められ、82歳という年齢的な不安はありましたが、手術をする決心をしました。お講師をはじめ、教区の皆さんのお助行のお陰で、入院・手術と順調に運び、リハビリを含め1ヶ月足らずで退院することが出来ました。退院後は、手術したことを忘れるくらい、杖を使うことも痛みを感じることも無く、歩くことが出来ました。 

ここまで良くなることは、非常に珍しいことのようで、先生から病院で開かれる研究会で発表して欲しいと言われました。人前で話すことは苦手なので、お断りしようと思いましたが、このご信心のすばらしさを伝える良い機会だと思い、お話をお受けしました。 

当日は、先生方や患者さん、マスコミの方々も大勢いらしており、大変な緊張感ではありましたが、素晴らしい先生に出会えたことも、これほど良くなったことも、日頃から心の支えにしている本門佛立宗のお陰と、皆様の前で佛立宗のご信心の有り難さをお話させていただくことが出来ました。 

今後は、この御恩に報いる為にも80歳を過ぎた私ですが、精一杯御奉公に気張らせていただきます。(M.T)


新座別院あゆみ会活動

新座別院あゆみ会活動ありがとうございます。

11ブロックあゆみ会の活動報告と紹介をさせていただきます。 

11ブロックは新座別院を拠点とし、会員数26名で活動させていただいています。

子育て、仕事、部の御奉公と 皆さんそれぞれに忙しく日々を過ごしている中、あゆみ会の御奉公となると久し振りにお会いしても息ピッタリの御奉公にすぐ入れるというのは、新座別院で年中お会いしている賜物と感謝致しています。

新座別院あゆみ会活動 

毎月のお講は出来るだけお席で…でもお席が取れない、ご家庭の事情でという時は、新座別院の多目的ホールに臨時お戒壇を設置させていただき、自分達のお講を立てさせて頂いています。 

11ブロックは新座別院という場所を自由に使わせて頂けるので、自分達で企画をして、子供達と法鼓の練習をしたり、ホットケーキパーティーをしたり、何年か前は、手打ちうどんを台所や顔を真っ白にしながら作りました。 

今の小学生が何年か先には、青年会で御奉公してくれてる姿を思い描きながら、これからも、楽しく賑やかなあゆみ会の活動をさせて頂きたいです。 

新座別院にお参詣の際、賑やかに、はしゃぎ回ってる事があるかも知れませんが暖かい目で見守ってあげてください。


高祖会ー青年の一座のお知らせー

青年の一座ありがとうございます。

来る、11月13日(日)の高祖会・第四座・青年の一座についてお知らせいたします。13時からお看経、青年会企画、ご法門です。 

今回の企画テーマは“仲間の輪を広げよう”です。くんげ会とスカウト会のみんなと劇をして、あゆみ会の方に劇の内容に沿った信行体験談を発表していただく予定です。

今まであまり交流がなかった教育局の繋がりと、新しくお寺参詣に来てくれる方たちとの繋がりを、今後大切にしていきたいので、このような企画を考えています。 

子どもたちの可愛らしい演技姿や、貴重な体験談をお楽しみに♪ぜひ、お参詣ください。お待ちしています。

青年会A.A


高祖会のお知らせ

本年度最後のお会式・高祖会が、来る11月12日(土)、13日(日)の両日にわたり、合計7座奉修されます。本年より三大会の各座時間帯が変わりますので、下記の各座一覧表、又は参詣券(裏)をよく見て参詣計画をしっかりたてましょう。 

11月12日(土)

 第1座 6:30

 第2座 10:30

 第3座 12:30 

11月13日(日)

 第1座 6:30

 第2座 10:00

 第3座 11:30

 第4座 13:00 

①土曜日の第2座(10時30分)は「班長大会」、小松川・清秀寺、御高職・岡本日苑導師をお迎えしての奉修予定でありましたが、当山住職に奉修頂くことになりました。

今回は、御弘通局により、「班長の役割」と題して、ナレーションによる説明があります。 

②日曜日の第2座(10時00分)は「特命巡教・信寿会強調参詣」を、徳島・立正寺、御高職・石井日數導師のもと、奉修いたします。 

③日曜日の第4座(13時00分)は、「青年の一座」を奉修致します。これからの時代を担う、若い人たちが多数お参詣されますよう声がけをお願いします。 

なお両日とも、各座において七五三御礼言上をしていただきますので、法灯相続成就のためにも、積極的に子供さん、お孫さんにお参詣を呼びかけましょう。そして、部内・班内将引助行に励み、ご披露を徹底して、全戸参詣をお勧めしてください。