節電への取り組みについて

乗泉寺管理局より節電への取り組みについてのお知らせです。

全国的に電力使用量の抑制が不可欠の状況下、乗泉寺においても節電への取り組みを強化して参ります。下記は一例ですがさらに進めることもありますので、ご理解とご協力を宜しく、お願いいたします。

1.【本堂の節電】

(1)本堂の冷房について
①冷房装置稼働開始を例年より30分遅らせます。
②送風機の吹き出し温度設定を5度上げます。

(2)天井の照明を消しています。

(3)お供水冷水器の電源を時間を決めてオンオフします。

(4)センサーライト設置検討について
常時点灯している照明を一部消灯し、代替としてセンサーライト(人が通りかかると点 灯する照明)の設置を検討しています。

(5)トイレの電球を3個はずしています。

 2.【教務部の取り組み】
(1)2本に1本の電球をはずしています。
(2)冷房もオンオフの時間帯を設けて節電を実行しています。

3.【お参詣の皆様へのお願い】
(1)冷房機使用時について
①温度設定は27度にてお願いいたします0
②ご使用後のスイッチオフの徹底をお願いいたします。

(2)扇風機の苦手な方はあらかじめ、扇風概の風の当たりにくい席に着席をお願いいたします。

以上

 


主人の会社の倒産と再就職

ありがとうございます。主人が御宝前のお給仕・お看経・お寺参詣をする様になって、下の息子は、仕事に行く前に御宝前にご挨拶してから出勤する様になり、家族が信心第一になった事が何よりの御利益です。

主人は信心に反対こそしませんでしたが、一年に数回しかいない状態でした。主人の会社が不況の中平成二十年夏に倒産し、債権者の事や従業員の事など色々と考えて眠れない日々が続き、責任=死とまでも考えていた様子が伺えました。その時私は「お題目をお唱えすると良いですよ」と言いましたが、最初はあまり受け入れられないような様子で、お講師に相談いたしましたらお助行をして下さり、祥月の時債権者のご回向をして差し上げると良いとおっしゃって下さり、ブロックの信者さんや部内の信者さんがお助行して下さる頃には、主人の心も少し解けて素直な気持ちになった様な気がします。

主人も毎日家で、いても立ってもいられなかったのでしょう、家事や御宝前のお給仕、お看経を毎日丁寧にしておりました。再就職も決まらず、年齢も高いので今迄やってきた仕事に固持、自負している為に中々踏ん切りがつかない状態が続きましたが、もう選んではいられないと感じたのでしょう、何社か受けに行きましたが、中々決まらず最終的に職種の違うタクシー会社に電話をしたのですが、「二種免許を持っていないと無理です」と言われました。

ところが二月末頃に、ブロックの方たちや部長さんのAさんがお助行に来て下さり、その時タクシー会社のお話をした所、Aさんが僕の会社に聞いてあげるよと言って下さり、Aさんがその場で会社に電話して下さって、では面接をという事になり順調に三月三日入社、福島に行って二種免許の合宿・試験・都内を走るには地理試験もあり無我夢中で勉強に励んでおりました。お金に余裕がないので一度で終ってくれたらと願い続け、本当に頑張ってくれて全部一回で取得する事が出来ました。感謝です。仕事始めの頃Aさんがお寺参詣の大事さを教えて下さる為、車で出勤日の時に連れて行ってくださいました。

今では会社の出勤日には、必ず仕事の途中ですがお寺参詣をする様になり、月初めの御祈願は私でお礼は主人と少ないながらも精一杯させて頂いております。今迄助けて下さった御信者さん、金銭的・精神的に助けていただいた主人の母、私の姉、兄、姪達に感謝しております。 

とても辛く苦しく悲しい事もありましたが、家族が元気で、また御信心をさせていただいているお陰で考え方、思い方が良い方に感じられた事が何よりの幸福です。ありがとうございました。(T.O) 

信行を大事とすればおまもりの ありて現世も無病息災

平成22年 御利益談集「涌出」より


心の琴線にふれる―お折伏の心得―

お互いに見栄や、意地がありますから、表面では、とり澄ました顔をしていますが、心の奥底では人知れず苦しんでいます。そういう問題に、第三者から触れられると、ハッとするほど心が緊張いたします。と同時に、その人の云うことに、息苦しくなるほどの興味と関心をおぼえるのです。

それが、どういう問題なのか、人それぞれに違いがあるでしょうが、また、共通問題もある筈です。近頃の親と子の問題などは、共通問題の一つでしょう。せっかくお話しをして、信心をおすすめして、仏様の御手伝いとなる菩薩行をしても、ネライの外れたお話を百万遍しても効果があがりません。空家の棒ふりと大してかわりません。的を射たお話だと一つで命中です。

命中したお話ですと、必ず相手に反応があらわれます。眼がキラキラと輝き関心を表面にあらわしてくるのです。心の動きは、体のどこかにあらわれてきます。ことさらに、其の場で平静をよそおっても心の仏性がたまっていません。順逆ともに現証があります。

また、そういうような、相手の心を動かすお話の中には、必ず、それだけのネウチが含まれているのです。人を動かさずにはおかぬ力がこもっているのです。具体的にこうすると、こうなるという建設的な指示もふくまれているのです。それではだめ、あれではだめだというような抽象的な言葉では、人を行動させることは出来ないのです。

信心のある人というのは、心の琴線にふれることのできる人をいうのです。始めはなかなかうまく命中した話はできなくても、心がけしだいで心の琴線にふれた折伏ができるようになるのです。一生の勉強と心得て努力しましょう。 

昭和44年5月発行 乗泉寺通信より


門祖会での募金活動

募金活動ありがとうございます。

私達は3月11日に起きた東日本大震災をうけて今、私達に何ができるかをスカウトともに話し合い4月9日、10日の乗泉寺の御会式の際に東日本大震災への義援金活動をさせていただき、日本赤十字社に自分たちで直接届けさせていただくことにしました。

9日は雨の寒い中、スカウトが3時間立ち、東日本大震災への義援金を呼びかけました。

この日は、見学のお友達2名も参加して、スカウトともに一生懸命、募金活動に励んでくれました。 

ガールスカウト東京都第30団10日も、朝早くから集まり、4時間ほど東日本大震災への義援金の募金活動をしました。

また、お寺のお線香配りのお手伝いの御奉公もさせていただきました。

そして、集まった義援金を日本赤十字社へ直接スカウトともに持って行きました。

門祖会での御奉公
スカウトたちにとって、募金をして下さった多くの御信者さんの代表として義援金を届けられたこと、責任を持ってやり遂げられたこと、少しでも自分たちが役に立てたことが自信につながり、また日本赤十字社の方の貴重なお話もきけ良い勉強になったと思います。


日本赤十字社へこれからも乗泉寺スカウト会としての誇りを持ち、多くの人の役に立てるよう、これからも活動していきたいと思っております。

皆さま、ご協力誠にありがとうございました。 

乗泉寺スカウト会 ガールスカウト東京都第30団


夜のお講のお知らせ

夜のお講乗泉寺では昨年より、お寺(渋谷)に於いて夜のお講を奉修させていただいております。

今月の夜のお講は、21日(土)の19時より、講堂1階ロビー(おしゃべりサロン)において奉修されます。

このお講の目的は、日頃仕事や学校などで、日中のお講参詣が出来にくい方のために、お講参詣の場を作り、御法門聴聞の機会を増やすことにあります。連合や教区の枠を超えて、乗泉寺全体が願主となって奉修されるお講です。

普段、なかなかお講にお参詣できない方は、率先してお参詣ください。

なお、お講奉修に関わる御奉公等は、全て教務部で御奉公させていただきます。また、このお講に対しての布施・供養の準備は必要ありません。


金言(きんげん)」

仏様の御口のことを金口(きんく)と申します。そのわけは、仏様は私ども衆生を救済するためにしかお使いになりません。無駄なことや、人を苦しめるような言葉はお使いにならない。 何時までも、人を勇気づけ、人を苦しみから解放する、価値ある言葉をお使いになる。

そこで、仏様の言葉=御指南を金言(きんげん)とか、又金口の誠言(じょうごん)と申します。御信心させて頂く以上、仏の金言に従って修業させて頂かないとだめです。人の手前勝手な意見や、昔からの時世にあわない教えをそのままうけついでも、なんにもなりません。却って仏の金言にそむく罪をつくることになります。

お祖師様は、仏の金言に、もっとも忠実な、実行者と申し上げてよいのですが、仏教の歴史上に沢山の宗教家がでましたが、仏の金言については、あまり問題にしないで勝手な解釈をしたり、又、仏の金言が、どういう点にあるのか、内心では承知していながら、王臣の帰依が失われることを恐れて、現実に妥協したり、不勉強のため、仏の金言を理解できなかったりという有様で、全く悲しむべき習い損じになってしまいました。

しかし私どもはお祖師様のおかげで、あやまりなく、仏の金言の通りの修業がさせて頂けるのは全く身にあまる果報と申さねばなりません。普通なら一切経を勉強して、仏の金言がどういうことなのか生涯かかっても発見できるかどうかもわかりませんのに、私どもは、お祖師様の弟子旦那とさせて頂いただけで、この果報を頂けたわけです。

つまり、如説修業させて頂くので、身は凡夫でも、仏の金言の如くに、発音させて頂くので、仏の金言と同じ功徳がつませて頂けるわけです。こんな有難いことはないと感得させて頂かなくては勿体ないと思います。 

昭和41年4月発行 乗泉寺通信より


第2回信徒教養講座のお知らせ

空今月の15日(日)、第2回「信徒教養講座」が開講されます。

今年は「御法門用語の解説」(中)をテキストに、御法門の理解を深めることを目的にして開催されております。

今月は、「五種の修行」について講義が開催されます。

受講の対象は全信徒です。特に班長さんは、乗泉寺賞の対象となりますので、進んで受講させていただきましょう。また、第2回からの受講も可能でございますから、積極的にご参加下さい。


子をもつことはいと易けれどー子供の日に思うー

どの家庭でも、会社でも、後継者を、いかにして育てあげるかということが重大な問題となっています。信心でいえば、法灯相続ということです。誰でも、このことの難しさには頭をかかえてしまいます。ことの重大さ、難しさに頭を痛めるより、もう一歩下がって、子に対して、親として恥ずかしくない親となっているかどうか考えてみるのが先決だといえます。

仏様は、一切衆生を、悉く吾が子だと、さとられて、親としての大きな慈愛をもって、われわれのために、命をけずって苦労されました。久遠という大古から今日まで、どれだけの心痛か量りしれない。ところが、私ども凡夫は自分の子をもつことは、いとも簡単に、子を設けているのですが、はたして、親らしい親であるか、極めてたよりない、無責任な親である場合が多いのです。たった一人か二人の子に対してさえ満足な育て方をしていません。

今生で親子となるのには、過去からのご因縁があって親子となるのですから、その因縁が、良い縁で結ばれていれば、問題はないのですが、もし、先の世で仇同志のものが、今生で親子となっているのなら、これは、今更とりかえしのつかない悲劇といわねばなりません。大体、われわれの場合は、そのいずれかであるか?……過去の因を知らんと欲せば、現世の果をみよ……との御指南から、およその見当がつくはずです。

そのいずれの場合でもひたすら、お題目の経力にすがって、法灯相続を御願いするとともに罪障消滅のつもりで、出来のわるい、ぐあいのわるい子を良くするのがご奉公と心得て努力する外はないでしょう。

ご教歌に
中々にあゆまれぬ子は背におい つれて行くこそ親心なれ 

昭和42年5月発行 乗泉寺通信より


ことばの力

突然ですが、「言語聴覚士」という仕事を知っていますか?

言語聴覚士(ST:Speech Therapist)とは、病気や事故などが原因で「ことば」や「きこえ」に障害を持った人(子ども)に検査や訓練、指導、助言などを行い、機能回復を目指す専門職です。理学療法士(PT:Physical Therapist)や作業療法士(OT:Occupational Therapist)などと一緒に、病院や施設にてリハビリテーションに携わっています。

私は現在、この「言語聴覚士」を目指し、2年前から専門学校に通っており、今年3月で卒業を迎えます。この2年間、言葉や聞こえに関わる様々な分野について勉強してきました。さらに、臨床実習では、病院にて実際の患者様と接する機会もありました。こうした勉強や実習を通じて、“ことばが与える人への影響力”は計り知れないものだと痛感しました。

「ことば」は使い方一つで、良い方向にも悪い方向にも進んでしまいます。例えば、何か大きな壁にぶつかった時に、家族や友人、先輩、先生、会社の上司から励ましのことばやアドバイスをもらうと、新たな力が湧き、壁を乗り越える言動力となります。逆に、その励ましが本人を追いつめてしまい、心の病となり、さらには自分の命を自分自身で絶つことも少なくありません。また、「オレオレ詐欺」「訪問販売」「悪徳商法」などでは、巧みに「ことば」を使って、相手からお金を騙し取りますが、これは「ことば」の誤った使用方法とも言えるでしょう。

そして、ことばの「イントネーション」についても同様のことが言えます。大衆の前での演説や発表の際、抑揚のあるはっきりとした話し方と、平坦で抑揚のない話し方では、聴衆が感じる発表者に対する印象はまったく違います。さらに、相手からの質問に対して、何気なく答えたつもりが、相手を傷付けてしまうことがよくあります。これも、ことばのイントネーションが要因の一つと考えます。何気ない一言が、相手に良くないイメージを与えてしまい、とんでもない勘違いを生み出してしまうのです。

「ことば」は、人間固有のコミュニケーション手段であり、他の哺乳動物には決してみることのできない能力です。それだけ「ことば」は絶大な力を持っているのだと思います。私は、これから「ことば」や「きこえ」に障害を負い、今まで通りにコミュニケーションが取ることが困難になった方々のリハビリテーションに携わっていきます(国家試験が合格していればの話ですが・・)。患者様と接する時は、当然のことですが、「ことば」の使い方、話し方には十分注意していきますが、自分の身近にいる友人や家族や先輩、後輩などへの配慮も忘れてはいけないと思います。

相手が、どのような性格なのか、今どんな心理状況なのかを十分に吟味した上で、より適切な「ことば」の使い方、話し方を選択できるように努力しなければと、最近感じています・・・。

青年会Y.K

※管理者注…震災前にいただいておりました原稿です。掲載が遅くなりまして申し訳ありません。


門祖会イベント報告

乗泉寺吹奏楽団4月9日、10日に乗泉寺門祖会が奉修されました。その中で、10日の日曜日の正午より、イベントとして、乗泉寺吹奏楽団の生演奏が行われました。

これは、普段なかなかお寺にお参詣をされない方が、少しでもお寺を身近に感じて頂きたいという思いから企画されたもので、お会式奉修の合間を利用して行われたものです。

吹奏楽団演奏風景
当日は、晴天の下、吹奏楽団の迫力ある演奏が行われ、目の前でご覧になられる方や、ご供養場からご供養を頂かれながらお聞きになられる方が多数おられ、大変盛り上がりました。

 

演奏された楽曲も、吹奏楽団の方のご配慮により、大河ドラマの主題歌や、皆さんがご存知の演歌が盛り込まれていましたので、これも演奏会が盛り上がった要因でした。吹奏楽団の皆様には、大変感謝致します。