寒参詣体験談④

つい2週間前の15日、待望の新居へ無事に引越しする事が出来ました。本日はその転居の際に頂いた御利益談をご披露させて頂きます。

私は平成10年より17年間、世田谷区にある都営住宅に住んでおります。以前から、この都営住宅を含めた周辺の建物の老朽化が進み、地区一帯の防災機能の強化が求められていました。

そして5年ほど前から私の住む都営住宅の新築工事が始まりました。途中、平成23年に起きた東日本大震災の影響で、工事関係の業者が被災地へ支援に向かわれていた為、工期は最初の計画よりも延長されました。

当初は「昨年(平成26年)の9月に入居」という計画でしたが、工事の延長により「今年(平成27年)の1月に入居」に変更との発表がありました。昨年、「年内に引越し出来る、新しい住まいで新年を迎えられる」と思っていた事が変更と聞かされた時は、少し残念でした。

しかし、それを引きずっていては先に勧めません。入居予定は延期になりましたが、今後の生活がより良くなるかを決める「部屋の抽選」が始まりました。私がこれから住む建物は8階建てで、他よりも高齢者の世帯が多いのです。

その為、1階を希望される方が多かったのですが、私は、幸いな事に、毎日50分歩いてお寺にお参り出来るほどの丈夫な体を頂いております。そこで、今後の事も考えた上で、階段の上り下りが少し出来て、ちょうど軽い運動になる様な「3階ぐらいの部屋が当たって欲しいな」と心の中で願っておりました。

願い事はこれだけではありません。部屋の向きも重要です。公園側の西向きですと、暑さに弱い私にとって夏は厳しい闘いとなる為、一番良いと云われる「東南向きの部屋が当たって欲しいな」とこれも心の中で願っておりました。それでも抽選ですから西向きになる可能性も十分覚悟していましたが、なかなか諦める事が出来ませんでした。

7月の夏期参詣中、その2つのお願い事が叶います様にと、今まで以上に開門参詣に気張り、必死に祈願成就に向けて信行させて頂いておりました。その結果、部屋は自分の希望通り「東南向きの3階」が当たったのです。このお計らいを頂いて喜びの中、夏期参詣を皆参する事が出来ました。さらに引越しに関しても早い時期から完成していたいくつかの建物は、建物周辺の設備が遅れている為に、引越しの出来ない状況でしたが「私の住む3号棟から引越し出来る」という御利益も頂いたのです。

私は以前と比べてお参詣に気張る様になりました。「改良させて頂くと、物事がうまくいく」という御利益を頂き、そして「色々な場面で良い方向に向いている事が多く感じられる」様になりました。今後はこのご恩に報いるべく、御奉公に気張り、御法の為に尽くさせて頂きます。ありがとうございます。(T.U)

 

 


高祖御降誕会総講のご案内

お祖師様は承久4年(1222)今から792年前の2月16日、黒潮の洗う房総半島の南端に位置する安房国長狭郡(あわのくにながさのごおり)東条郷片海 (現在の千葉県安房郡小湊) で、土地の有力な漁師・貫名重忠(ぬきなしげただ)、梅菊(うめぎく)を両親としてご誕生されました。

その日は深海に住む鯛が浅瀬に群れ、浜には清水が涌いて蓮の花がいっせいに開花するなど、不思議な現象が起こり、天地が祝福したと伝えられています。

16日(日)は、お祖師様の御降誕をお祝いして、午前10時半より、高祖御降誕会総講(併修・開導聖人御命日総講)を奉修いたします。併せて、第2回教化誓願言上式、平成26年度乗泉寺賞表彰式、法城護持御有志領収書下附式を執り行います。全信徒誘い合ってお参詣いたしましょう。

当日は、自宅の御宝前にもお赤飯をお供えし、家族揃ってお祖師さまの御降誕をお祝いしてください。お祖師様に対するお敬いの気持ちを各ご家庭内でも養いましょう。

また、各ブロックでは、2~3月中に『れんげまつり』を開催し、大人も子どももお祖師様のお誕生日をお祝いさせていただきましょう。

 


寒参詣終了

1月6日から2月4日までの30日間、毎年恒例の寒参詣が行われ、2月5日の御礼参詣をもって無事終了となりました。

大雪などによる悪天候の日はほとんどありませんでしたが、厳しい寒さの中、大勢の方にお参詣をいただきました。 また、ホームページにも掲載をさせていただいておりますが、30日間ご信者の皆さまが感得された御利益体験談のご披露がありました。

私達本門佛立宗の信仰は、御利益をもって信じる気持ちが沸き起こり、信心が増進していくものであります。その御利益を感得するためにも、日頃からの素直な信心修行が不可欠で、その第一がお寺参詣なのでございます。

ですから、寒参詣の良い習慣を継続し、日常生活の中でお寺参詣を欠かさないことが、お互いの幸せにつながる大切な修行となるのです。お寺参詣、御題目の口唱が習慣付けられるよう、これからも頑張って口唱参詣に励みましょう!


寒参詣体験談③

この一年間、五反田連合では毎月一回教化道場を開催させて頂いております。無事にお教化が成就します様にとの思いで御講師と誓願者が毎回一時間のお看経を上げさせて頂いております。十月に入りまして、小山教区三部所属の方が亡くなられましたとの連絡を頂き、葬儀のご奉公をお願いされました。

この方は甲御講の願主で、ずっとお一人暮らしでした。「喪主はどなたですか?」、「法灯相続は無理では?」と思いながらお通夜に参列致しました所、ご親戚の方から、養女となられた次女の方を紹介され、喪主をつとめますとの事でした。

 私は早速「ご回向をさせて頂くには このご信心しかないので、貴女が引き継いでこのご信心をなさって下さいね」とお話ししました所、「何も分かりませんので教えて下さい。よろしくお願い致します」とのお返事を頂きました。私は嬉しくて告別式の日に入信書を持参し、丁度三部の部長さんも参列されており、葬儀の合間に入信が決まりました。

 次女の方のご主人のお名前で入信書を書いて頂きましたが、後日次女の方より「私がご信心を一生懸命にさせて頂きます。御講願主も私がさせて頂きます」との申し出があり、育成の第一歩が踏み出せたと大変随喜致しました。このお教化で小山教区は教化三戸成就の目標を達成する事が出来ました。今後もご奉公に頑張らせて頂きたいと思います。(H.S)


2月に入りました

冬

2月に入りました。新年を迎え、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまった感じがします。寒さが厳しい毎日ですが、しっかりと体調を管理して、寒さに負けずお寺参詣に励みましょう。

 

本門佛立宗では、毎年1月6日より2月4日まで寒参詣と申しまして、1ヶ月間にわたりお参詣を強調させていただいております。全国各地のどの佛立寺院でも、寒参詣が行われております。

寒い中のお参詣で自分の信心を磨き鍛え、一年の無事息災を御祈願させていただく。「寒参詣の30日間、全てお参詣をさせていただいているからこそ、健康のお計らいがいただけている」と言われるご信者さんも大勢おられます。

信心修行は、決して生やさしいものではありません。かといって、難行苦行をすればよいというわけでもありませんが、毎日寒い中、朝早い眠い時間を頑張ってお参詣に努めますと、必ずお計らいをいただくことができます。

毎日の生活の中で、信心修行を欠かさない。日常信行の実践に、寒参詣が終わった後も継続することが大切です。


寒参詣体験談②

昨年の4月、主人は88才の天寿を全うしました。主人は数年来、脊椎の病気を患い、臥せっている時が次第に多くなり、起きるのは週に一回病院へ治療に行く時位になっておりました。それでも気分の良い時には御宝前の前に座りしばらくお看経をあげている事もよくありました。

 聞くところによりますと、この病気は常に痛みにおそわれ、本人も又家族も大変つらい思いを強いられるそうですが、主人の場合はたまにはつらさを訴える事もありましたが、比較的平穏に過ごしている事が多くありました。看病する身にとっても大変有難い事でした。

 ところが、一昨年の11月に右の肺にガンが出来ているとの診断を受けました。高齢であり体力も衰えている事でもありますので、医師の見解と家族の気持ちを考え合わせ、本人には告知せずにこのまま安らかに時を過ごしてもらったほうがいいという結論に達したのです。従って、手術や抗ガン剤の投与などはせずに在宅医療医師の世話になりながらこのまま家で過ごして貰おうという事にしました。

 そして昨年の4月20日家族に見守られながら寂光へと旅立ちました。主人のいなくなった後、今までの色々の事柄が頭に浮かんでまいります。それにしても、病弱だった主人はあまりお寺参詣や御講参詣にも出られず、ご奉公も殆んどさせて頂けなかったのですが、病気療養中もそれほど苦しむ事なく又、臨終も穏やかな表情で旅立てたという事は実に有難い事と改めて感謝しております。

これも主人が御法様を信じてお任せしていた結果だったと感謝させて頂き、有難さが身にしみてまいります。この上は主人の遺志を受け継いで御法様をお持ちさせて頂く所存です。ありがとうございました。(T.E)

 


長所を見よう

人間には長所と短所の二面があり、長所はこの点、短所はかくかくだとわかって、長所をのばし短所を抑える生き方ができれば最高です。ですから人間は長所と短所を知る必要があるのですが、なかなか簡単にはまいらぬ問題で困るのです。

 昔の哲人が「汝自身を知れ」といわれた。自身を知るということは長所と短所を知ることだと解釈すると、その意味が多少分かる様な気がしますが、何が長所でどこが短所かと考え始めると、長所と短所が入り混じったりして、まったく戸惑うのみです。

 仏教には一心に十界が具足すると説かれています。十界とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上、声聞、縁覚、菩薩、仏の十界で、人間を中心にして悪と善との等級を定めた様なものですが、畜生界や人間界は、私達の目にもわかりますが、地獄界とか餓鬼界、修羅界とか天上界などは私どもの目には見えないので、そういう世界のあることを信じられない人もありますが、人間の心に十界の持つ性質が潜在している事は分かるはずで、その点を日蓮聖人は観心本尊抄という御指南書にさらにそれぞれの各界が互いに十界の性質を具し合っている事を詳説されています。

それを専門語では十界互具と申します。人間の心に地獄界から仏界に至る善悪が具足している事、すなわち長所や短所を十界という角度から仏教でも考えている事を申したいのであります。

そこで、その長所をのばす方法を考えねばなりません。信仰は、そういう問題の解決に役立つためのもので、ここでは長所をのばす要件のニ、三を探ってみたいと思います。

昔から世間は私どもの心の鏡だといいますが、まったくその通りで、社会の出来事の一つ一つが、私どもの心の反映していないものは一つもありません。泥棒や殺人事件の新聞記事などを読むとその連中を人間の屑の様に思いますが、さて自分の心を見つめると、泥棒根性もありますし、腹でも立つとあんな奴殺してしまえという殺人犯人同様の心が起きないとはいえません。

したがって自分の短所も長所も全部反映していて、見つめ方さえ上手なら、自分の短所も長所も世間の万象でわかるのです。ただ、うぬぼれとか、ごまかしとか、よくいわれたいという凡情が強いと、人のふりを見ても俺にはあんな心はないとか自己弁護をして体裁をつくるのです。それでは短所を抑える事も、長所をのばす事もできなくなるので、信仰の道では、やわらかい心、素直な心が大事で、それが長所をのばす一つのポイントです。

次に長所の見分け方を練習しないと、見当違いをする事が往々に起こるものでその点を深慮してほしいのです。小事でも目標を立てそれに到達すれば成功ですが、そういう成功には気がつかず、華々しいものでないと成功と考えたがらぬものです。

肩書きや地位も今の世の中では必要ではありますが、それよりも心の構え方「親切である」とか「公平である」とかいう仏教の菩薩心とか仏心に通ずる心を養って、心を豊かにすることの方が、長い目で見るとずっと大事なのです。

大志をいだく事も結構ですが、千里の道も一歩からで、足モトを忘れぬよう、その日その日の目標達成の意義を心得て、積功累徳に努めているや否や、重役になる前によき夫よき妻である事に心を配ったり、一社員として成功する事が先決だと考えているかどうか、要は、長所を見い出す事に力を入れ、アラ探しに興味を持つ様な悪趣味を超越する様願いたいのです。


寒参詣体験談

ありがとうございます。私の母は今年で94歳になりますが、お陰さまで今でも御講席や御総講のお参詣をさせていただいております。私の亡き父は生前長いこと連合長の御奉公をさせていただき、母は家のお店の仕事をして、影で父の御奉公を支えておりました。

平成10年に父が亡くなってからは、母が外に出る様になり、部長や班長の御奉公をさせていただく様になりました。そんな母も平成18年の夏、突然足の付け根に激痛がはしり動けなくなってしまい、しかも40度の熱も続いて入院をすることになりました。おそらくウィルスが原因だろうということでしたが、その時ははっきりと病名がわからず、入院をしながら治療がしばらく続くことになりました。

母は入院中、ベッドの上で早くよくなります様にと毎日朝夕御題目をお唱えし続けておりました。普段から「歩けなくなったらおしまい」と口癖の様に言っておりましたから、入院中もベッドの周りを歩いたり、ベッドの上で運動したりと退院後も歩ける様に努めていました。

入院当初は、お見舞いに来てくださったご信者さんがもう助からないと思っていたほど母は体調を崩していましたが、御題目を毎日朝夕お唱えし、また歩けるように必死に努力をした母は三ヶ月で無事に退院するお計らいをいただきました。現在は月に一度の病院も一人で電車やバスを利用して行き、毎日の食事の支度、買い物、植木の水やり、針仕事と時間はかかりますが自分の仕事は自分でこなしています。

足腰もしっかりとして耳や目も不自由することなく元気で、どんなに辛いことがあってもいつも笑って過ごしています。毎日朝夕のお看経をあげないと気分が悪くなると言って、必ず毎日御題目をお唱えして、コツコツとご信心を続けています。これからも母の背中を見て、私も日々努力をしていきたいと思います。ありがとうございました。(H.K)

 


平成27年度・成人式

成人式本堂風景1月11日(日)午前11時より、渋谷本堂において、平成27年度の成人式が御導師ご唱導のもと、厳粛に挙行し、9名の新成人が出席いたしました。

新成人
当日はおだやかな晴天に恵まれ、晴れやかな振袖姿の女性と新調したスーツに身を包んだ男性の新成人から嬉しさが感じられました。

また、法衣の姿で出席されたT.K師が印象的でした。

祝杯式
第1部では、無事成人の御礼を御宝前に言上、お看経に引き続き、事務局長のお祝いの言葉があり、新成人代表としてA・Eさん、S・Yさんが「佛立菩薩として、ご信心の喜びを伝え、乗泉寺の発展につとめます」と力強く御宝前にお誓いをされました。

そして、御導師より出席者一人一人に「成人の証」の授与と記念品の贈呈がありました。御導師の御訓示では「御題目を決して離さぬこと」と諭されました。

祝賀パ-ティー
その後、祝杯式、記念撮影を行い、第1部の式典を終え、第2部の会場をおしゃべりサロンに移し、青年会の明るく心温まる企画でお祝いしました。新成人、その家族の方も楽しい一時となりました。


27年度・くんげ会書き初め大会

書き初め大会11月3日の初御総講後、くんげ会書き初め大会が行われました。

くんげ会13名、あゆみ会20名の参加をいただきました。

子ども達は、冬休みの宿題を持ってきたり、好きな言葉を書いたり…

 

書き初め大会2M先生に丁寧な指導を受けながら、とても集中した時間でした。(小学1.2年生は宿題の硬筆を先生にみてもらいました。)

出来上がった作品は、本堂へ向かう階段に展示してありますので、お参詣の際にぜひご覧ください。また、普段はいそがしい大人も一緒になって、今年の抱負などを書にされて、楽しい一時を過ごすことができたようです。

買い初め大会3★くんげ会よりお知らせ★

1月のリトミックは25日13時からおしゃべりサロンで行います。

1月6日からは寒参詣中がはじまります。本堂前にくんげ会の参詣表を用意しますので、お参詣をされたお子さんは、名前を書いてシールを貼って下さい。

土日祝日は家族総参詣日となっております。お子さんの無事養育成長、学業成就など、1日でも多くお参詣をして、御法様にお願いをしましょう。