お祖師様ご祥月命日をお迎えして

今月13日は、お祖師様高祖日蓮大士のご祥月命日です。

ご入滅は満61歳ということでありますので、医療が進歩した今の時代に生きる私達からしますと、若くしてのご入滅ではないかと思ってしまうものですが、御祖師様が布教活動をなされた鎌倉時代(貞応元年1222年2月16日から弘安5年1282年10月13日)は、人々がまだ腰に刀を持ち歩く時代です。

また、気に入らない者や、意味もなく人々が切り捨てられたり、生活の安定や栄養状態も今とは違い、餓死する人々が後を絶たない時代で、平均寿命は現在よりもずっと低かったと思われます。

そのような時代の中、しかも大難四ヶ度小難数を知らずという、命を掛けたご苦労をなされたお祖師様におかれましては、61年の御生涯は大変な長寿であったと思われます。その厳しい時代に御祖師様は、私達に上行所伝の御題目をお残し下されました。

私達信者は、お祖師様のご苦労に対して感謝の思いを持ち、一人でも多くの方にこの上行所伝の御題目の素晴らしさを弘める、菩薩行に励ませていただきましょう。(T.K)


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