40年ほど前に建てられた乗泉寺の本堂は、帝国劇場(昭和41)、東京国立博物館東洋館(昭和43)なども手がけた谷口吉郎博士の設計で、名建築として非常に評価の高い建物です。
以前に…テレビ局が取材に来て、オンエアされた動画がありますので、今回はそれをご紹介させていただこうと思います。
40年ほど前に建てられた乗泉寺の本堂は、帝国劇場(昭和41)、東京国立博物館東洋館(昭和43)なども手がけた谷口吉郎博士の設計で、名建築として非常に評価の高い建物です。
以前に…テレビ局が取材に来て、オンエアされた動画がありますので、今回はそれをご紹介させていただこうと思います。
乗泉寺通信の中に、『れんげにん』という青年会のページがあります。そこでは、青年会員の一ヶ月間の行事報告・活動内容・御奉公報告などをわかりやすく工夫をこらしながら、お伝えさせて頂いております。今後も青年会員増加・発展に向け日々頑張り、その為にも記事を見て頂いたみなさまからの、ご意見・ご感想等、大事なお声を是非参考にさせて頂きたいと思っております。
また、記事の中で会員が日頃の生活で気づいた事をコラムとして、毎月掲載しておりますので、そちらも楽しみに見て頂ければ嬉しいです。
今回は、その中で掲載された記事をいくつか紹介させて頂きます。
『渋滞』
この夏、多くのみなさんは田舎へ帰省したり、旅行に行ったりしたのではないでしょうか?
そしてその時期、決まってお盆の時には高速道路が渋滞します。でも、何故信号もない高速道路で何キロ、何十キロと渋滞してしまうのでしょうか。道路の合流地点や事故などが原因の渋滞ももちろん多くあるようですが、一番多い原因は下り坂から上り坂にさしかかる凹部のサグ部で、上り坂やサグでは無意識に速度が低下する車があると車間距離が短くなった後ろの車はブレーキを踏みます。さらに後続の車が次々とブレーキを踏んで渋滞ができてしまうそうです。
だったらみんなが常に同じスピード・車間距離で走れば渋滞はなくなるってことだ!といっても無理な話ですよね。(M.i)
『自転車のマナー』
まだ暑い日が続きますね。こうも暑い日が続くとついイライラしてしまいます。そんな私が最近怒りを感じているのは自転車の交通マナーを守らない人が多いことです。例えば、横断歩道を青信号なので渡ろうとすると車道を走ってきた自転車が赤信号を無視してきて、ぶつかりそうになったことが何度もあれば、車を運転していると車道では自転車も左側通行で走らなければならないのに逆走してきたり・・・色々言えばキリがないのですが、何度も危険だなと思ったことがあります。皆さんも同じ経験ありませんか?最近は、自転車も車道を走りましょうとか、健康とお金節約の為に通勤・通学は自転車でと考える人が多くなったのはいいのですが、それと比例して交通マナーを守らない人も多くなってしまった気がします。愚痴みたいになって失礼しました・・・(汗)(M.i)
溢れるばかりの若さに夢をのせて、たくましく前進しなければならぬ年代の人々の中に、ひねた、こまっちゃくれた若老人をみるのは実に淋しい。よくいえば、現実的な、しっかり者といわれるかもしれないが、どう考えても大成する器とはいえない。
上役が一杯つかえていて何らの縁故も背景もない一サラリーマンには将来がなく、ただ食べてさえいれば上々なのだという。余りにも厳しい現実の社会が、これらの若人に夢をもたせないのである。その裏付けがなさすぎるのである。
それも一つの実際の世間相であろう。然し、見方によればこの世の中は仏の慈愛がいたる所に満ちみちているのである。絶対の背景、うしろだてがある。手ずるがある。それを掴めばきっと夢が実現される。
どんなに薄徳な不仕合せのものにも、無限の救済力を発揮する絶対の力がある。この一筋さえ貫けば、コネのない一介の若人にも、無限のみちが開かれる。日蓮聖人が生涯を堵して弘通された、本門八品の上行所伝の題目への信仰が、それである。この世の中には、若人の夢を否、すべての人の願いを実現させうる絶対の『唯有一乗法』が厳存しているのです。ただ多くの人々は、その方法を知らないで、失望しているにすぎない。
その人が薄幸であれば、あるほど偉大な救済力が発揮され、仏の慈愛は強大となる。そんなすばらしい道がある。それが法華経本門八品の題目に具っていると、日蓮聖人が教示された。いくらでも夢をもち、それを実現させる方法があるとすれば、それを活用しないという手はない。私どもの日常生活の中から上手に夢を見つけだして、それを一つ一つ実現させて行こうではないか。
昭和34年1月 乗泉寺通信より
今月の青年会定例口唱会は、浴衣口唱会と題して、浴衣でのお参詣をお勧めし、花火、会食とイベントを用意しております。それにより、日時・予定を変更して奉修されます。
予定は以下のとおりです。
19日(月・祝)
17時~お看経(本堂)
18時15分~花火
19時半~会食
☆会食に行かれる方は、別途会費をお願いしております。
高校生まで無料。大学生1000円。社会人3000円です。
夏も、もう終わりに近づいております。今年最後の夏の思いでとして、沢山のお参詣になるよう、将引御奉公に気張りましょう。浴衣でなくても、大丈夫ですので、お参詣お待ちしております。
青年会担当:A.jo
乗泉寺では昨年より、お寺(渋谷)に於いて夜のお講を奉修させていただいております。
今月の夜のお講は、17日(土)の19時より、講堂1階ロビー(おしゃべりサロン)において奉修されます。
このお講の目的は、日頃仕事や学校などで、日中のお講参詣が出来にくい方のために、お講参詣の場を作り、御法門聴聞の機会を増やすことにあります。
9月は乗泉寺では、正宗徒お講が各連合で奉修されています。正宗徒とは、入信3年以上の方で、お講願主になられているご信者さん方でございます。
この正宗徒を増やすことが、私たちの御弘通御奉公の目的といえます。お役中さんは、正宗徒増加のためにも、夜のお講への参詣将引にお勤め下さい。
なお、お講奉修に関わる御奉公等は、全て教務部で御奉公させていただきます。また、このお講に対しての布施・供養の準備は必要ありません。
9月に入りました。今月はお彼岸の月です。
この行事は、日本独自のもので、鎌倉時代以降盛んになったということです。ご先祖や有縁無縁の人を思ってお墓参りをすることは、大変素晴らしいことだと思います。
本年度の秋季彼岸総回向は、世田谷別院、八王子別院共に、9月23日(金・祝)午前11時より奉修されます。
また、9月17日(土)~25日(日)まで、塔婆浄書の御奉公を世田谷、八王子両別院にて行います。
佛立宗では常盆常彼岸で毎日ご回向に勤めておりますが、お彼岸には改めてきめの細かいご回向を志し、御題目口唱でご回向させていただきましょう。
このたび転職をしましたことについて、ご披露させていただきます。
これまで事務の仕事をしていたのですが、新しく資格を取得したこともあり、それを生かした仕事に就きたいと念願し転職を決意しました。希望はこの資格を生かせることと、いままで続けてきている朝参詣をして、御法門聴聞をさせていただいてからでも出勤できる会社、という2点です。
いざ転職のための活動を始めると、予想はしていたのですが、この不況のなか状況はたいへん厳しいものでした。私の希望に沿うような会社を探しては、毎日のように応募書類を送り、面接を繰り返しましたが、なかなか採用はされません。
そんなとき、母から「どうしてもかなえていただきたいお願いがあるときは、いつも以上にお看経をあげなさい」と教えてもらいました。そこで、いつも通り朝参詣を続けることに加え、時間の許す限り御宝前に向かいお看経に励みました。
やっとこのたび念願がかない、希望の職種での採用が決まりました。いまは新しい会社での業務に慣れるのに懸命な日々を送っています。会社の方々は仕事に対してたいへん熱心であり、私も仕事に対する姿勢を見直すきっかけとなりました。また、通常の業務をこなしながら資格の取得に励んでいる方もいます。それを見て、私もさらに上の資格を目指してみよう、と新たな目標をもつことができました。
このたびの転職を振り返りますと、ただ単に希望の職種に就いたということだけではなく、その先の新たな目標をもつことにまでつなげることができた、ということに私としては大きな意味を感じています。最初は新しい職場を探したいという思いだけだったのですが、転職を機に新たな目標をもち、それに向けてがんばり続ける気持ちが涌いてきたのです。このことを見越してご法様は、いまの会社に決めてくださったのかなと感得しています。
資格の試験までは、勤務と夜の講習が重なり、たいへんな日々が続きますが、これまで通り朝参詣と御法門聴聞に気張らせていただき、なんとか乗り越えていきたいと思います。
最近御法門で、「お参詣と御法門聴聞の両方そろってご信心。どちらかが欠けたら、ちぐはぐな信心になってしまう」と伺いました。これを聞いて、より一層がんばろうと気持ちを高めています。
あゆみ会N.M
先日私の家で婦人会御講がありました。私は足の悪い母を助けて、御講の準備の裏方をしておりました。その時連合長が、夏期参詣に御利益談を発表するので、何かよい御利益談はないでしょうか、と言われました。私は、大分前のことですがと言って、次のようなお話をさせて頂きました。
それは、私が九十九パーセント癌だと、お医者様に言われた時のことです。乳癌で幾つかのしこりが出来ておりました。その日から母は必死で御宝前にお看経をあげ始めました。私は一日おきに通院し検査が始まりました。それは痛くて苦しかったことを覚えております。その通院の合間に乗泉寺にお参りして、お供水頂いて帰りました。当時はまだペットボトルが無く一升瓶を持ってお寺に通いました。必死だったので、一升瓶のお供水を一度も重たいと思いませんでした。
そんなある日、その一升瓶を渋谷の駅で、落としてしまいました。その時不思議なことが起りました。落としたはずの一升瓶が割れずにボールのように跳ね返ってきました。思わず手でつかまえました。一瞬何が起こったのか判らず、茫然としましたが、現証御利益を頂いた事に気付き感動致しました。
いつの間にかしこりが消え大事に至りませんでした。検査の為に切った後は今も残っておりますが、当時の事を思い出して有り難さで一杯です。それから十数年になりますが再発もなく、年老いた両親をみながら元気にお務めも出来、私の仕事の休みの日に御講席を頂いて、席主の母を助けております。(I.m)
御教歌 御利益をいたゞいてみて法花経の 妙なることを思ひしりにけり
(日晨上人)現証のご利益を頂くことで、不思議なものだということが分かり、凡夫理屈にとらわれていては不可と、いうことも分かる。ご利益をまず見せて頂くよう、謗法を払い口唱に励め、そして妙を体験せよ。
平成15年 日慶上人御三回忌記念誌 信行体験談集「涌出」より
願ふことなしと思へば怠りぬ ありとおもへばすすむ信行
と御教歌にもありますが、願望のない人は、踏みきってやるという気持になれず、ダラケた生活をするのが普通です。それに反し、願いが絶大ならば、どんな困難にも打ち勝ってやるという勇気が出て、難事業もついにはやりとげます。
日蓮聖人が「われ日本の柱とならん、われ日本の眼目とならん、われ日本の大船とならん」という三大誓願を立てて、妙法弘通に奮迅なさったことは、ご承知でしょう。日本のバックボーン(背景)になる、日本の眼となって路をあやまらないように導く、大船となって浪風にも屈せず、国家を安泰にするという誓願ですから、じつに雄大無比のものです。そういう大誓願があったればこそ、命に及ぶ法難にもたえて、不屈不撓の活動ができたのです。
真剣な願いがあれば、それに比例する活動が生まれます。それが願いがないとなると従来の殻から一歩も踏み出せず、時代に取り残される運命に落ち込みます。願いのないのは一面ノンキですが、人道に逆行する意気地なしです。ですから、生活建直し運動も、願いのない人は、それに参加して気張るという気になれず、短所自覚もできず、実行会に入会してやるという意気も起きません。
それでは一歩一歩没落していくばかりで、物笑いの種になり、御法にキズがつくではありませんか。どうでも信者は願いを持ち、夢をもたねばだめです。モットモット豊かな生活がしたい、住居をきれいにしたい、モット貯金を増やしたい、なるほど、佛立信者は違うと世間がビックリするように一家そろって、理想的な働き方をしてみたい、というような願いはいくらでもあるはずです。
遠慮なく、そういう願いを掲げて、立ち上がれば、生活の建直しは必ず成就疑いなしです。
願いを持つことは建直しの第一歩。
日晨上人要語録より
今年は残暑が厳しいと予想がされておりますが、暑さに負けず信行ご奉公に励みましょう。
9月12日には龍ノ口記念口唱会が、渋谷乗泉寺、世田谷別院でそれぞれ奉修されます。お祖師様・高祖日蓮大士の、命がけの御奉公に対する報恩の思いで御題目をお唱えし、今月中の教化成就を目指し、人助けの菩薩行に励みましょう。
また、9月はお彼岸の月です。ご先祖に対するご回向をさせて頂くと共に、家族や友人などの方々にも御題目による先祖回向の大切さをお話し、下種結縁の御奉公にお気張り下さい。
世田谷別院、八王子別院の秋季彼岸総回向は、それぞれ9月23日午前11時より奉修されます。お参詣の際には、必ず本堂へお参りしてから墓参下さい。