納涼祭出店一覧表

来る8月9日、世田谷別院に於いて毎年恒例の納涼祭が開催されます。
かねてよりご披露させていただいておりますが、今回は納涼祭で出店していただく色んなお店の一覧表を掲載させていただきます。関東近郊にお住まいの皆さん、どなたでも気軽に遊びに来てください。(クリックすると大きくしてみられます。)

 

出店一覧3出店一覧4

 

 

 

 

 

 

 

 


子どもお会式直前情報

インドネシアの小さな島を旅している時、スペイン人の男性と知りあった。日本人だということを伝えると、「僕はBONSAI が好きだ」という。それは何だとくわしく聞いてみると、「植物をミニチュアに育てる日本の伝統だろ?」と不思議そうな顔をしている。

まさか「盆栽」を趣味にしている外人がいるとは思わなかった。日本にうまれ育ちながらも、日本の文化にふれることは以外とすくない。スペイン人から盆栽の魅力について説明をうけ、自分の無知をはずかしく思った。

グローバルな時代だから世界全体のことを考えるのは大事だろうが、自国の文化をほりさげることも同じように大事だといえる。一昔前、日本の女性は若いころから茶道などの芸道をたしなんできた。

文化人の美意識を学びうけとり、無駄のない美しい動き、つつしみ深いココロ、内面と外面におよんで自分を磨いてきた。日本の伝統的な文化にふれ、自分のルーツと向きあうことで、日本人としての誇りや自信をもてるのだと思う。

「百聞は一見しかず」ともいう。日本人のセンサイな感性によって研ぎすまされてきた芸術を、「文化の道」コーナーでちょっと経験してもらいたい。自分の目でみて耳できいて鼻でかいで、六感をフル活用して、いざ体験!

下の広告は当日の参詣者にお配りするパンフレットです。新座別院青年会のS.Yさんが作ってくれました!色んな才能をお持ちの方がいてくださるのも、乗泉寺の有り難いところです。今年の子どもお会式もみんなで盛り上げていきましょう!

子どもお会式チラシ

 


6月28日の御法門

平成26年6月28日(土)
晨朝勤行でU.S師の御法門を聴聞させていただきました。  

御教歌 : 福の神 来て下されと たのもより  貧乏がみの いぬ工夫せよ

私たちはつい御利益のみを欲しいと望んでしまいがち。その前に、どうすれば御利益を頂戴できる身となれるのか、その心構えの大切をお示しの御教歌。

労せずに御利益をいただきたい、その考え自体が已に欲にまみれた考え。大切なことは、御利益感得のみを目指すのではなく、その障りとなる罪障を消滅させていただこうとすることが信心修行の第一。

日常の信行ご奉公においては、「これだけをしていればいい」というかたよった信行におちいらないようにすることが大切。やりたいことだけやっているだけではダメ。

入信後、なにもせずに御利益をいただけるという教えは無い。毎日の信行ご奉公に励み、しっかりと功徳を積ませていただいた結果、信心前が誤っていない証拠として現証の御利益が顕れる。

逆に、罪障ばかりが積もってしまうと、お戒めとして御罰が顕れる。罪障とは、法を謗り、法に逆らった罪。身に覚えがあっても無くても、罪障は必ず積んでしまっている。罪障がある限り、御利益感得からは遠ざかってしまう。

日頃お唱えさせていただく無始已来の御文は、過去世から積み重ねてきた罪障を消滅させていただく為に、いつか仏の身となれる日まで御題目様をけして離さず、懺悔改良し常精進努力いたしますというお誓いの言葉。

お金が欲しくても、稼いでも、借金があれば貯金ができないのであり、借金は積みやすく、貯金はしづらい。功徳と罪障の関係と同じ。

福の神(御利益)が欲しいと思ったら、まず貧乏神(罪障)に立ち去ってもらえるような日常信行を心がけることが大切。

御指南「罪障も借財も同じ。消滅せざれば助かる期なし」

感想:日常信行の大切さ、その積み重ねこそが罪障消滅につながり、自分の過去世の足りない功徳を積ませていただける。 (O.N)


夏期参詣報告

夏期参詣も半ばを過ぎました。暑い日が続いておりますが、沢山の御奉公者の支えをいただき、連日お参詣者でにぎわっております。

夏期参詣の御奉公の一つに、御供養わたしがあります。早朝から御供養のパンを用意して、その御供養をお参詣者にお配りしていただいております。御奉公者が、お参詣される方々に笑顔で挨拶をしてパンを配っている姿は、夏期参詣の期間中ならではの光景です。

また、夏期参詣の名物として、渋谷駅前から乗泉寺間を直通のシャトルバスが運行されております。そちらの方も青年会をはじめ、多くの方々に、朝早くから御奉公いただいております。

その他にも、夏期参詣では多くの方々が御奉公されており、お参詣の統計を取ってもらったり、お参詣の将引にお気張りをいただいております。

夏期参詣も、あと残りわずかです。暑い最中ではありますが、お互いに励まし合って、お寺に一日でも多く足を運ばせましょう。

 

12

 

 

 

 

34

 

 

 

 

56

 

 

 

 

78

 

 

 


夏期参詣体験談

ありがとうございます。この半年間、長女との関係が上手くいかず、こちらが近づこうとすると、意味も分からずに避けられ、どんどんと距離を置かれ、音信不通のような状態になってしまいました。

悩みに悩んだのですが解決策は見当たらず、このままずっと修復することが出来ないのかしらと辛い日々が続いておりました。

「この先一体どうなってしまうのかしら?いや、そのうちに何とかなるハズ!でも、こんな悩みは誰にも言えない!」

そう思っていた時に、婦人会御講のお席で御講師から、人間関係や家族間の問題は、相手のお塔婆をあげること、先祖のご回向や関係有縁無縁のご回向をすることの大切さを折りにふれて教えて頂きました。

私は何をするべきか、思い切って御講師にご相談をさせて頂きました。五月十六日のことです。御講師からのお言葉は、「お塔婆、ご回向は勿論ですが、まずは朝参詣を頑張りましょう!」でした。

しかし、私自身、朝早い出勤日もあり、思いがけない朝参詣のお話に「はい!」と二つ返事をすることが出来ず、「取り敢えずは、何とか一週間の目標で頑張らせて下さい。」と答えるのがやっとでした。

翌日より朝参詣を始め、娘の関係有縁無縁のお塔婆を一週間続けて建てることに致しました。

そして、丁度その一週間後です。考えてもいなかったことが起こりました。「お母さん、お姉ちゃんから連絡が来たよ!」何と長女から次女のパソコンへ連絡があったのです。残念ながら私への直接の連絡ではありませんでしたが、幸せな瞬間でした。

そして、朝参詣を始めて丁度約束の一週間目に連絡があったことは、「このまま怠らず、引き続き朝参詣をさせて頂きなさい!」というご法様からのお導きとお折伏であると感じました。当初は必死でしたが、朝参詣に励み、本堂で御看経をしていると、日常の様々な場面で御法様より守って頂いているという安堵感を実感することが出来るようになりました。

朝参詣やご回向を通して、長女の気持ちが次第に変化していったことは、本当に不思議な御利益ですが、お寺で御法門を聴聞させて頂く機会が増えたことで、自分のご信心のこと家族のことを真摯に振り返る時間が出来たことによって、何よりも私自身の気持ちを大きく変えて頂いたように思います。

まだまだ紆余曲折はありますが、今では以前のように長女とメールのやり取りが出来るまでになりました。長女とまた笑顔で話せる日が来ることを信じて私の朝参詣は続きます。

御講師に勧められるまでは、仕事の忙しさ、家族の食事の準備など、私には朝参詣は無理と決め付けていました。しかし、行くことを決意すれば、朝参詣を実行出来ることを体験しました。

また、一日のスタートが早いと時間を有効に仕事にも使うことが出来ることが分かり、朝参詣一週間の目標から現在八週目に突入致しました。

そして、もう一つ朝参詣を始めて、長女の変化を目の当たりにした主人が、今月のお会式団参へ「僕も行ってみようかな?」と言い出したのです。

いつもは私がしつこく誘わなければ動かない主人が、自分から言い出したことに、「御法様からご褒美を頂いた!」と私は嬉しさで一杯になりました。

こんな有り難い御利益を頂けたこと、御法様へ心より感謝を申し上げます。今後も精一杯朝参詣を頑張らせて頂きます。ありがとうございました。(Y.T)


子どもお会式のご案内

子どもお会式2014来る7月21日(月・祝)渋谷乗泉寺で子供お会式が奉修されます。毎年恒例となっている寺内行事で、未来を担う子供達にお寺へお参詣して頂く絶好の機会となってます。

第1部は本堂において10時半より御看経、子供音楽隊の演奏、二分の一成人式などが執り行われます。

ここ数年がんばりを見せている子供音楽隊は、親御さん達の協力のもと、毎月集まって練習に励んでいます。日ごろの努力を発表してくれる子供達の姿に本堂の厳かな雰囲気は一辺し、明るい歌声に包まれて大人の心も癒されます。

その後、10歳になった子供達をお祝いする二分の一成人式を執り行います。こちらでは該当者の子供さん達に、20歳の自分に向けてのメッセージを書いて頂き、代表者にはみんなの前でメッセージを朗読して貰います。子供らしい夢にあふれた内容に本堂は微笑ましい空気に包まれることでしょう。

そして、お待ちかねの第2部が始まれば、境内はお祭りさながら出店が立ち並び、ゲームコーナーやプールが設置され、子供も大人もワイワイガヤガヤ、楽しい一時を過ごして頂けるかと存じます。

教務部では、毎年恒例のフランクフルト、焼き鳥ブースに加え、本年は本格的な特大蒸し器とせいろを使った山菜たっぷりのおこわを作ります。

更に、本年は「文化の道」と題して茶道、華道、書道、香道、仏道など日本の古き良き伝統芸を体験していただけるコーナーを設けました。

また、プールやゲームコーナーにもそれぞれお講師が参加しますので、子供さん達と一緒になって遊んでくれることでしょう。気さくに話しかけて下さいね。もちろん、毎年恒例となっている着ぐるみ動物も登場します。

そして、子どもお会式の最後の大イベントは紙ヒコーキとばし大会を開催します。紙ヒコーキ作り名人を新座からお招きしております。自分達で紙ヒコーキを作って誰が一番遠くに飛ばすことが出来るか競い合って一番遠くに飛んだ子どもには豪華景品がプレゼントされます。

そんな子供お会式へ、どうぞ皆さんお友達を誘ってお参りください。

子供さんがお寺へお参りすれば、きっと仏様もたいへんお喜びになって、すこやかな成長をプレゼントして下さいますよ。

尚、お参詣券は子どもお会式のチラシの裏側となっています。子ども大人兼用のお参詣券ですので忘れずにお持ち下さい。それとプールに入られる子供さんは水着も忘れないでね(*^_^*)


食わず嫌い

食べてみないでいやときめてしまうことを食わず嫌いという。すべて物事を試みないで、むやみにきらうことをいうのです。

信心は、実行しないで、はじめから虫がすかんとか、低級であると軽視するのも、一種の食わず嫌いといえるでしょう。

たべものでも食わず嫌いでは自然、偏食の傾向となり、折角、おいしいものもたべずということになったのでは、自分の世界をそれだけせまいものにしてしまうことになります。

それと同様に、信心のことも、始めから、俺は無信心だときめている人がいます。食わず嫌いの類です。むしろ、信心しないことをインテリの特徴のように考え違いしている人もいるようです。実に浅はかな凡夫の智恵で、仏の教えを軽くみるのですから、あわれな狭い世界しか見ないことになります。広大無辺な、仏の世界をしらぬこと蟻が蟻の穴へ這い入るより外、道がないのとおなじことといえるでしょう。

お教化は彼もよろこびわれもよろこぶ、無限によい果報を招く功徳の根元です。お教化をしたことがないし又、人にすすめる気はないなどと平気で公言する人は、これも食わず嫌いの一種だと思います。

お教化したあとのよろこび、御利益の味を知ったひとは、お教化をやめよといってもやめられません。ドリヤン(南方の果物)の味をしった人は、忘れることができないでやみつきになるように、お教化は信者の御利益の泉です。

お教化には、折伏がつきものです。どういう折伏をしたら、どのような反応があるか、その折伏によって、面白いように、現証があらわれるのですから、折伏の味わいを知ったら、やめられるものではありません。やっぱり、食わず嫌いでは、それだけ自分の活躍する世界が小さいのです。大いに、教化、折伏、御奉公のうまみ味を味わってほしいものです。(乗泉寺通信、S47.10掲載)