高祖会御利益談②

私は4年ほど前に諸事情により乗泉寺に所属させていただいたおります。私自身、信者の家に生まれ、縁あって青年会同士で結婚を致しました。お陰様で19歳になった娘も青年会で御奉公させていただいております。 

しかし、ここ数年は仕事の忙しさなどを理由になかなかお参詣できない状態でした。そんな私が今回乗泉寺に所属させていただいてから初めて寒参詣を皆参させていただくことができましたのは、主人の母の生涯を通じていただいたご利益がきっかけでした。 

母は、昨年の11月に4ケ月の闘病生活の上、76歳で亡くなりました。その4ケ月の間、母が何度も厳しい状況を乗り越えるのを見て、主治医である都立病院の経験豊富な部長先生は驚いておりました。思えば母は、お看経のよく上がる人でしたし、常日頃からお供水さんは有り難いと言って沢山いただいていたからだと思います。何度も持ち直すたびに主人とお計らいだねと話し、このご信心の有り難さを改めて感じた4ケ月間でした。 

さかのぼれば、母が癌の手術を初めて受けたのは20代の終りころと聞いております。それから、30数年間は再発することなく元気に過ごすというお計らいをいただきました。そして、76歳で亡くなるまでの間もお寺参詣に励む事ができ、さらに、趣味を通じて大勢のお友だちと海外旅行を楽しむことも出来るという、素晴らしい増益寿命の御利益をいただきました。本当に母は、御法様にお計らいを沢山いただいた人生だったと思います。 

なお、有り難いことに本山からは1級をいただいておりましたので、とても良い法号をいただき、母も寂光で喜んでいることと思います。そんな母が亡くなり、今まで「自分なりに」という言葉でごまかしてお参詣をしていた自分を反省し、母の分まで頑張らなければと思ったことが、今回寒参詣を皆参させていただいたきっかけです。 

私が、自分の意思で初めて皆参したのは高校生のころでした。その時は、若かったので自分の達成感で一杯でしたが、歳を重ねた今、健康でご信心させていただけることに喜びを感じ、佛立宗の発展を願い、精進してまいりたいと感じております。(A.U)


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