無事手術成功のお計らいを頂いて

ありがとうございます。この度、無事手術成功、早期ご奉公のお計らいを頂戴したお話をさせて頂きます。

7年前の中学2年生の終わり頃、学校検診によって、思春期に発症する脊柱側彎症という、背骨がS字に曲がってしまう病気が見つかりました。すぐに専門の病院を受診し、精密検査を受けたところ、素人目にもわかるぐらい、背骨がはっきりとS字に彎曲し、ひどいものでした。

今もこの病気は、原因不明で、治療方法も確立しておりません。できることは、これ以上進行しないように、毎日学校に行くときや寝るときに、一日中、重く固いコルセットをつける生活をおくることでした。3ヵ月に一度の通院。何度もレントゲンを撮り、経過とともにコルセットを作り替え、治療を進めていきました。

コルセット治療を始めて、5年が経った高校3年生の通院の日。担当の先生から、この曲がり具合になると進行を止める事が困難で、手術が必要と言われ、別の病院の紹介状を書いてもらいました。

紹介された病院の先生から、このまま放置すると、腰痛に悩まされ、肺機能に支障がでてくること、手術は背骨をまっすぐにするために金属を使って、骨を固定し、金属部分に骨を移植するという手術で、背中に大きくメスを入れる分、術後の痛みも激しく、術後1年は慎重に経過観察をしなければならないということを言われました。

私はその日から、手術がうまくいくようにと、御法様におすがりし必死でお看経させて頂きました。高校3年生の受験期でもあり、複雑な思いにかられていたので、ただただ御宝前に手を合わすことしかできませんでした。

自分以外のまわりにいる同世代の子たちは、健康で普通の生活を送っているのに、なぜこんな思いをしなければならないのか、どうして私が?と思い悩み、友達の前では笑って過ごしていましたが、自分の中ではとても苦しく悲しい思いでいっぱいでした。

そんな気持ちの中、手術当日は、多摩親会場にて、内田照肇師はじめご信者の皆様が手術無事成功のお助行をして下さることになりました。大勢の皆様が私のために、お看経を上げて下さることになり、私はとても嬉しく感謝の思いでいっぱいになり、ひとりではないのだと励まされました。

そして一年前の8月、私は手術を受けました。手術は無事に成功し、術後の痛みが激しいと言われていましたが、痛み止めが良く効いたおかげでひどい痛みはなく、痛みがひどくなった時に自分で投与する薬も1、2回使った程度でした。順調に回復し、二日後には立って歩けるまでになりました。

入院中は手術をしてくださった先生や多くの看護師さんが、優しく親身に治療にあたってくださり、おかげで2週間後に無事退院。その後何回かの通院を繰り返し、今年8月、1年を元気に迎えることができました。

この7年間で私は、自分がどれだけ御法様にお守りいただいているか、そしてお助行がどれだけ支えになるかを、身をもって経験させていただきました。

思い悩み、この試練を乗り越えることができなくなりそうになった時もありましたが、良い病院や、とても素晴らしい先生、看護師さんにめぐりあえたこと、術後の痛みが軽く、治療も順調に進み、今元気でいられることは、御法様、そして手術当日、お助行してくださった、お講師、多摩親会場の皆様、そして支えてくれた家族、全ての皆様のおかげと思っております。

この先、また辛く苦しいことがあると思いますが、その時は御題目をお唱えし、御法様のお力をお借りして、乗り越えていこうと思います。ありがとうございました。(M.I)


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