高祖会の体験談

11月9日(日)第3座11:30~の座に於いて、発表いただきました体験談を掲載させていただきます。

今日はホメルというお話をさせていただきます。私宅は主人が40歳で家を出て、70歳で帰宅する迄の30年、御法様にお守りをいただき、2人の子を私が育てましたが、何をするのも、何か物を頼むのも、先ずあなたは良い子だからこれをしてねとか、ホメルことを先にお嫁に出す迄続けました。

私は2歳で転んでケガをしてメクラになり、4歳で寒参詣中に御宝前の御導師のおひざの上で眼があく迄、毎朝父にオンブされて、林木町のお寺にお参詣して耳から憶えた如説修行抄等分からないながらお唱えし、ご褒美に眼を開けていただいたと思っております。

此の頃は世の中が変わったのか、人嫌いになっていらっしゃる方が多い様に思います。こちらが好意を持って接すると、顔の一部とかお人柄とか、どこか良い所が分かるものです。そんな時は心からホメテあげて下さい。こちらが変な顔とか、嫌な人だとか思うと相手に通じてしまいます。

私は4歳で眼が開いたのを見て安心したのか、母が死んで、後に後妻が来て一度もホメられた事がなく、淋しい思いで育ちましたが、89歳の現在、人の喜びも痛みも分かる様になり今では感謝しておりますが、当乗泉寺の御住職様は本当にホメ上手な方で、御信心の事で少し落ち込んでいても、又御奉公に人のお世話にやる気を出させていただいています。

どんなに嫌な人だと思っても、良い所を見つけてホメて下さい。きっと仲良くなれると思います。ホメ上手になって下さい。心からホメて下さい。ありがたい事に佛立信者として御法様に守っていただき、良い御信者とお友達になり、最後迄皆仲良く毎日を大切に感謝して、人の和を心掛けると素直正直になれると存じます。ありがとうございます。(E.Y.)

 


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