4月の門祖会に引き続き、開導会でも本堂ご宝前にお供えさせて頂くお鏡餅を教務部でつかせていただきました。
今回は、前回のお餅つきを参考にお米の量や蒸し時間などの微調整をしました。皆が前回の作業を覚えていたのか、一人一人自分のすべきことに手際よく取りかかり、異体同心で御奉公が出来たように思います。
ただその中でも、先輩お教務さんから「もっとシッカリ紐をしばるんだよ!」とか「はい、次のせいろを持ってくる!!」と厳しくご指導を頂き、まだまだ課題だらけだと反省させられました。
1週間後のお会式前日御奉公では、型にはめ込んだお餅を取り出す作業に取りかかったのですが、ここでトラブル発生…。型ワクの部分に片栗粉をつけたりなくて2段目のお餅が型から取り出せません。力自慢のお教務さん三人がかりで必死でお餅と格闘し、10分以上かけてやっとお餅を取り出すことが出来ました。
型から取り出されたお餅は、お祖師様の真ん前にお供えさせていただきました。どの部分が一番きれいでご宝前が立派に見えるだろうとお餅を一段ずつくるくると回し、無事にお供えすることが出来ました。
自分達がついたお餅がご宝前にお供えされるというのは、何となく嬉しいもので、不思議な達成感を得られます。
スピード社会の現代ですから業者に委託したほうが手間が省けていいじゃないか。綺麗に見えるじゃないかと思われるかも知れません。しかし、この志だけは、お祖師様もお喜び下されているのではないでしょうか。