門祖会の体験談2

ありがとうございます。第4ブロック青年会のI.Nです。今年受験した高校入試についての体験談をご披露させていただきます。

私の第一志望は、都立高校で、1月の推薦入試を受験することになりました。それを聞かれたお講師や、青年会、あゆみ会の方々が一週間の詰め助行をしてくださることになりました。

初日には35名という大勢の方が来てくださり、なかには何日もあったお助行のほとんどに来てくださった方がいて、とても心強く感じました。

大勢の方々にお助行をして頂いたおかげで、推薦入試に、絶対合格できるという自信が出てきて、試験に挑むことができました。

しかし、結果は不合格でした。合格できなかったことがとても悔しかったのはもちろん、もう自分の志望校に行けないという絶望感や、なによりお助行に来て頂いた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

また、お寺参詣やお看経をがんばって、お助行もしていただいたのに、なぜ合格できなかったのだろうと、ご信心への疑いを心のどこかで持つようにもなってしまいました。

そんな時、お寺参詣した際にお講師から「御利益の頂き方は人それぞれ違うし、受験結果の良い悪いは、私達が決めるのではなく、ご法様が決めることだから、不満をもってはいけない。又次の試験に向けてお助行に頑張ろう。」と声をかけていただき、さらに一週間の詰め助行をさせて頂くことになりました。

正直な気持ちを言うと、お助行を勧められた時に、御看経よりも勉強を優先した方が、良いんじゃないかという迷いもありました。でも、お助行をさせて頂く中で、推薦入試の不合格に落ち込んでいた気持ちを切り替えることが出来ました。

そして、お寺参詣やお看経だけでなく、自分が出来ることを一生懸命にやろうという気持ちで受験勉強にも打ち込むことが出来、2月の都立一般入試に挑戦することが出来ました。

ところが、試験が始まると緊張してしまい、前回の推薦入試の事や倍率の事を考えてしまい、とても不安になり、今まで出来ていた問題が分からなくなってしまいました。

その時、「緊張したらお題目をお唱えする」とお講師に教わっていたことを思い出し、つぶやくほどの小さな声ですが「南無妙法蓮華経」とお題目をお唱えしてみました。すると、自然と緊張がほぐれて、もう一回解けない問題を冷静に考えてみると、その問題が分かるようになり、改めてお題目の凄さを実感して、他の問題にも挑むことが出来ました。

そして結果は、希望していた都立高校に無事合格することができました。今は合格して、高校生になって一安心という気持ちですが、思い返すと、疑いや迷いの心に負けて、もしもお助行を受けていなかったら不合格だったように思います。

今回は自分がお助行に来て頂き、皆さんに助けて頂きましたが、今度は、お助行に来ていただいた分を自分がお助行に足を運ぶ番だと思っています。また、お看経もご奉公もより一層頑張りたいと思います。ありがとうございました。


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