25日の朝参詣にて御法門を聴聞いたしました。
御教歌 「あひがたき みのりにあひし よろこびを わするるまなく くらすうれしさ」
み仏と私たちがお出会いした御因縁について教わる御教歌で、私たちが御題目のご信心にお出会い出来たことは不思議なご因縁の賜である。
仏滅後になると成仏の道を求めようとする人が一人もいなくなると予見されたみ仏は、私たちを成仏へのスタートラインに立たせようとして、本因下種の御題目をお授け下された。
これまで不透明であった人生の先行きが、明るい未来につながっていることを、御利益の道しるべによって分からせていただける。
私たちの人生はなにかしらの因縁に引かれて、進む方向が変わってくるもの。悪い因縁に引かれたら大変なことになってしまう。
懈怠、慢心、愚痴といった悪い因縁に引かれて、謗法を犯しても平気でいるような人は、自他共に注意する必要がある。
自分の役割を人生の中に見つけ、み仏のお使いとして人様のためになること、ご弘通のお役に立つことを喜んでさせて頂くことが、どんなに素晴らしいことか。信心第一で人生をおくり、妙法にお出会い出来た喜びを忘れてはいけない。
御指南
「あひ難きにあひたりとも、あはざる人よりも懈怠にて空し」
御題目にお出会い出来たのに退転してしまう人は、お出会い出来ない人よりむなしい。
御題目様にお出会いした喜びを、行きつ戻りつしながらも、少しずつ大きくしていきたいと思いました。(N.O)