去る8月24日(土)乗泉寺の本寺にて、第20回婦人会記念大会を開催させていただきました。
今回は御講尊・梶本日商上人をお迎えして特別講演をいただきました。90歳とは思えないほどメリハリのある元気な力強い声と、ユーモアあふれるお話に、私たちの心は知らず知らずに引き込まれていきました。
御講尊は「妙講一座と婦人会」というテーマで、ご講演されました。今の社会は「妙講一座の大切さ」・「命がけ」ということを忘れており「なぜ今、妙講一座なのか」ということを真剣にお話されておられました。
妙講一座の神髄、特に「持つ」という言葉の意味について、①いつも②忘れず③実行して④継続し⑤その功徳を身につける、この5段階のうちどれがかけても、「持ち奉る」ことはならないこと。また、因果の法則・懺悔の関係についてもわかりやすくお話くだされました。
最後に御講尊は、戦後急成長をとげた日本が、精神文化と物質文明のバランスを崩してしまったことへの憂いにお心を痛め、明治11年6月以来135年続いてきた妙講一座が今の世の中を素通りしてしまうのはあまりにももったいないことであり、「妙講一座が泣いている」とのお言葉は私たちの心に深く残るものでした。
記念講演の後、東京芸術大学大学院・邦楽科卒業生の方が、琴・三味線3曲をご披露、素晴らしい演奏でこの婦人会大会をお祝いしてくださいました。
婦人会長より皆様へのお礼の言葉があり、第1部は閉会いたしました。
第2部では、回廊における屋台コーナーは大盛況で、おしゃべりサロン・講習会室・地下ホール・福祉館の各イベント場も大変盛り上がりました。
御奉公・お参詣くだされた皆様に、心より御礼申し上げます。当日のお参詣は、常磐布教区・中央布教区・房総布教区より284名、乗泉寺530名、その他40名、合計854名のお参詣でした。ありがとうございます。(E.H)