娘が感得した御利益

昨年の10月に次女のいただいた御利益をお話させていただきます。以前の次女は御信心の話をするたびに、「気分が悪くなるから止めて」と言っておりました。 

しかし、2年前にある挫折を経験しました。その時、私は信心の気持ちを起こすチャンスと思い、博多・光薫寺さんで出版されている「まごころ」という小冊子を毎月、娘に渡しました。その結果、娘なりに因果の道理を少し理解できたようで、それから短時間ですが、お題目をお唱えするようになりました。 

そんな折、朝のラッシュ時に、新宿駅構内の階段を登っている時、初老の男性に娘の傘が触ったのです。娘はすぐに謝りましたが、その男性は怒り出し、大きな声で娘に罵声をあびせながら、持っている傘で娘をたたきました。幸い、傘は娘のバッグに当たり、事なきを得ましたが、男性はわめき続けていました。 

そこへ、ある中年の男性が現れて、わめいている男性に「やめなさい」と言って、男性を鎮めようとしてくださいました。さらに、呆然と立っている娘のところへ、他の中年の男性がやって来て、「ここは大丈夫だからあなたは行きなさい」と声をかけてくださり、娘をその場から立ち去らせ、電車に乗るまで見送ってくださいました。この二人の男性のおかげで、娘は無事に目的地へ遅れることなく着くことができました。 

娘の帰宅後、この出来事を聞いた時、本当によかった。お二人の男性に感謝させていただくとともに、私は娘に「御法様に助けていただいた」とも話をしました。すると、娘もそう思ったと素直に言っておりました。

よく御法門で御信心に励んでいると、いざという時に御法様が変化の菩薩を使わせて、お守りをくださると教わります。お二人の男性はきっと、変化の菩薩だと感得させていただいております。これからも、御法様に助けていただけますよう、ご本意にかなった信行御奉公に精進させていただきたいと思います。(M.M)

平成25年寒参詣発表

 


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