去る1月3日、12時より講堂ロビー1階でくんげ会書き初め大会が、5、6年ぶりに開催されました。
当日は、くんげ会13人(小さいお子さん)の参加でした。
筆を持つのが始めての子もいましたが、青年会やあゆみ会、婦人会の人達に教えていただきながら、少し戸惑いながらも好奇心が先立って一所懸命に字を書いていました。
子供が書く字というのは自由な個性に溢れていて、見ている人の心をワクワクさせて楽しませてくれますね。子供には大人のような気負いが少ない分、自由な感性が表に現れやすいということでしょうか?
反対に、大人が書く字というのは良くも悪くも恥じらいがあるので、美しく書こうという気負いが字体にみられます。
大人は世間の中で色んな決まり事に縛られ生きているので、自由な感性を表に出しすぎると社会から爪弾きを食ってしまう。
そんな風に自分でも気づかない意識下で、社会性という枠組みが浸透しているのでしょうか。
いずれにしても、それぞれの半紙にそれぞれの思いがこもっていて、同じ字を書いていても全く同じ書は二つと無く、各々の性分・性別・世代層などが見て取れ、人間の多面性を分からせて貰えるのが、一つの書道の楽しみ方でもあるようです。書き初め大会の最中には、それぞれの思いの丈を絞り出し、大人と子供が仲むつまじく和気藹々としておりました。
寒参詣中は、本堂に上がる所の階段に、みんなの書が展示されており、お参詣者の目を和ませています。みなさまも是非お参詣の際は、ご覧頂けたらと思います。
来年も行う予定ですので、数多くのご参加をお待ちしております。(K.O)