御遺品を頂戴して

私は最末弟でございますから一緒に御奉公をさせて頂き御教導を頂く機会はそれほど多くはございませんでした。ですので日慶上人のお話も人から伺った話をなるほど、その通りだとうなずく事が多ございました。

その中でも当にという話を御披露いたします。以前お役中さん方とお助行に歩いている時、移動のさなかの話です。

「以前はよく御講師とお話をしながら、御講席へのご案内や巡回助行に歩かせて頂きました。日慶上人とも御導師に成られる前、お受持ち御講師として御奉公なされた時にお話をしながら歩いたものです。その時に御導師は移動中に鞄から煮干しをとりだして召し上がりながら、率先して歩かれてました。その移動の時間で、身の上話や細やかな疑問や質問などの話を聞いてくださり、ご教導くだされたものです。」

とのお話をお伺いしました。そのおかげでご高齢になられてもがっちりした身でお元気であられたのだろうと感銘を頂きました。

その後、御遷化なされてからも時間が経ち、そんな話も記憶の奥の方へ仕舞われていた頃合い、井上宇慶師より日慶上人の鞄があるからよかったらどうですかとお話を頂きました。

御遺品を頂けるなど夢にも思っていませんでしたので、こんな有難いことはないと頂戴いたしました。綺麗な茶色の合皮の御講鞄でした。ですが使って汚れたり革が剥がれてしまうと思うと、とても勿体なく使えずに仕舞っておりました。

そのまま使わないのも申し訳ないので一度使ってみようと思い、内外を掃除しておりますと、なんと鞄の底板の裏から一匹の煮干しが。見た瞬間に先ほどの話が思い起こされ、何十年を経て煮干しが出てくるなんてこんな事があるものなんだと驚くと共に、御導師の御意を頂いたような気にならせて頂きました。

いまでも、鞄も煮干しもそのままに、お宝として大事に仕舞っております。

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