判断基準

私達は毎日の生活の中で、仕事にしても物を買う時にしても、或いは人から何か頼まれ事があった場合にしても、どうしたら良いか、どちらを選んだ方が良いかと迷い悩む時があります。 

そんな時、私達は三つのことを基準にして選んだり判断を致します。まず一つ目が「損得勘定」です。それを選ぶこと、判断することが自分にとって損するか得するかを基準として、普通は「得」と思えるほうを取るものです。 

次に「苦・楽」ということで、それが自分にとって苦しいことか楽しいことなのかという判断基準でして、私たちは当然ながら楽な方を選びます。 

最後三つ目は、人間は感情の動物と言うように「好き・嫌い」で物事を選びます。そして大概は「好き」のほうを判断基準に置くものです。 

これは殆どの場合に共通しているようで、私達人間はこれら三つを判断基準に置いて、それが自分にとって「幸せにつながる」と思い、得な方を選び、楽な方を選び、好きな方を選んでいるようです。 

ところが、自分の思い描いた通りに良くなっていけば良いのですが、現実には幸せにならず、良くはなっていかない場合も多くあり、そんな時、私達は「どうして?何故?」と悩み苦しむものです。 

仏様はその原因は「自分にあり」と仰せです。なぜ自分なのかというと、結果に至る道のりを歩いてきたのは自分だからです。では自分の一体何が原因かというと、最初の損得でいえば得を選び、苦楽でいえば楽を選び、好き嫌いでいえば好きを選んだことになります。そして得だと思ったことが損となり、楽だと思ったことが苦となり、好きと思ったことが嫌いな結果を招いてしまったのです。 

その根本的な原因というのが、私たちの心の作用(はたらき)にあり、この働きを仏様は「三毒」と仰せで、三毒という心は一言で申しますと、自分本位な心のことです。飽くまでも自分が傷つかないように、今よりも損をしないですむようにという欲望のことです。 

私たちの生活する社会は、自分一人だけでは決して生きて行くことは出来ません。相手が存在してはじめて成り立つものです。それなのに、自分だけ得をしよう楽をしようと思ったら、必ず誰かが損をする、苦労をすることになってしまうのです。 

諺に「捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」とありますが、私たちは自分が良くなることばかりを考えずに、先ずは自分が楽なことよりは骨が折れるような苦労をすること、自分が得することよりはちょっと大変でも相手を喜ばせることを考え、選択し実行を積み重ねていくことが大切です。 

こうした三毒とは正反対の思い方や行動が、巡り巡って自分にとって本当の幸せとなってかえってくると仏様は仰せです。お互いに、自分の欲を満たすことばかりを考えずに、少しでも人の為になること、社会の為になれるような行動をしたいですね。

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