月初めのお総講にお参詣して

8月1日の月初め祈願総講にお参詣し、御導師の御法門を聴聞させて頂きました。

御教歌
信心は 何になるぞと 人問はば 一寸先は 闇の提灯

(大意)
信心は何のためにするのか?その疑問にお答えいただく御教歌。
一寸先は闇で、闇の中は真っ暗で何も見えず、先がどうなっているのか分からない。先々を見通すには明かりが必要で、その明かりをともすのがお題目様なのですよと教えいただきました。

提灯明かりをともして行くと道に迷うことはない。つまり、分からないことが分かるようになる。

明かりを灯すにはお題目を唱えること。口唱の力をいただくと、支えの力をいただけます。

甘い話とうまい話はない。特に、オレオレ詐欺などには気をつけなくてはいけない時代。

平凡こそ非凡ですから、その為にも、朝を大切にして一日の無事をお願いすること。
ただし継続しなくてはいけないとのお話でした。

私は、この悩みの多い、何が起こるか分からない世の中で、お題目をお唱えして明かりをともせる佛立宗にお出会いした幸せを実感させていただきました。闇の提灯を持ち続けてけっして離さないように、この御教歌を私の座右の銘にしたいと思います。

皆さんもぜひ乗泉寺のお総講にお参詣をして、御法門を聴聞していただきたいと願っております。 (N・O & S・K)


17日のお総講にお参詣して

7月17日の開導聖人祥月御命日総講にお参詣し、御導師の御法門を聴聞させて頂きました。 

御教歌
口唱程 不思議に妙な 行はなし 其身はまめに 心かしこに

口唱信行を重ねていくと、不思議と身体も心も健康になります。
当宗は「口唱宗」ともいわれるように口唱が大切です。今年は一万遍口唱運動が展開されているので、口唱の時間をメモに取っていただきたい。

「まめに」とは
1,まじめに、真心をこめて
2,筆まめといわれるように、几帳面とか陰ひなたがないこと。
3,身体が丈夫、よく動ける、まめにこなす。

「かしこ」とは
1,信心が増進すると、信心の智慧が働く。因果の道理がわかるようになる。
2,冥の照覧を疑わず、御利益を頂けると信じる。お題目を離さないこと。

つまり、真心をこめて几帳面に身体を使えば、心は賢くなる。
そして心が賢くなると、六根清浄になっていくもの。

六根清浄とは「眼・耳・鼻・舌・身・意」の六つの働きが清浄になること。
1,眼根…善悪を見きわめることができるようになる。
2,耳根…聞いたことの真実が分かるようになる。
3,鼻根…良い香りを周囲に放つようになる。法華経の序品に「栴檀香風、悦可衆心」とあり、人の心を和ませて、その人が居るだけで周囲を楽しい雰囲気とさせる。
4,舌根…喜んで御利益談等の話しができるようになる。喜びや勇気を与えられる。
5,身根…品性が良くなる。その人が居るだけでその場が明るくなり、やがて後光がさすようになる。
6,意根…人の幸せを自分のことのように喜べるようになる。善因善果悪因悪果がわかるようになる。意は思い方であり、楽しく、明るく、前向きなのがよい。

根っこ如説修行をすれば、六根清浄になります。

口唱信行を「まめに、かしこに」励んで、六根清浄の菩薩を目指してください、と励ましのお言葉を頂きました。(s・k)


新座別院のお総講で

7月12日、新座別院の御総講へお参詣させていただき、宮崎正良師の御法門を聴聞させていただきました。 

御教歌
業体を 大事と思ひ 信行を 大事にすれば 妙に繁昌

大意
業体(ぎょうたい)とは生活、仕事、生業(なりわい)ということ。
事業や商売を大事と思えば尚さら信行に励めば先行き不透明な世の中であっても社会生活を無事に送れる。口唱信行を大事にすれば世法のことも上手くいくものであるとお示しの御教歌です。

暮らしの明暗この世の中には、いくら努力しても報われないこともあり、不条理だと思えることが沢山ある。騙されたり、病に冒されたり、不慮の事故などはその一例です。

けれども「信行を大事にすれば妙に繁昌」するもの。日々功徳を積んでいけば、確実に向上していくことが出来る。

法華経には「諸天は昼夜に、常に法の為の故に、而も之を衛護し」と説かれている。
御本尊様を信じ御題目を唱えれば、昼夜にわたり諸天善神のご守護が頂けるのです。

今の生活を豊かにしたいのであれば、信行を第一と考えること、ご信心をおろそかにしないことが大事だと教わりました。(A.H)