ありがとうございます。
昨日に引き続き、乗泉寺門祖会第3座で発表された体験談を紹介いたします。
「入信三年間を振り返って」
私は昨年八月に正宗徒になりました。三年の間に頂いたご利益と、感動した事を聞いて下さい。
教化親から入信の話をされる前に、「渋谷のお寺さんにお弁当を食べに行かない」と誘われました。これが、後に知った高祖会だったのです。お寺に着いてビックリしたのですが、長男が勤めているホテルからとても近く、その乗泉寺さんが息子のホテルを利用されていると後で聞いて、これも何かのご縁であり、お導きであって、長男も守られているというように、その時思えたのです。
それから本堂の中に入り、沢山の方々が南無妙法蓮華経と唱えているのを、ただ手を合わせて見ている内に、一瞬にして周りが真っ白になって、南無妙法蓮華経の大合唱が聞こえなくなり、気がつくと御法様と向き合って心穏やかに癒されていく私がいたのです。とても不思議な体験でした。それで入信の決心をさせて頂きました。
その頃、私には悩みがありました。それは、長男夫婦が結婚十年目にして離婚の危機にあったのです。嫁は一人っ子で、自分の親とも私達とも上手く行かず、長男さえ良ければ離婚も仕方ないと諦めていたところ、我慢の限界を超えた長男が突然帰ってきました。私達も心穏やかとはいかず、悩み苦しみました。しかし、三人の孫の事を思うと簡単には別れなさいとも言えず、長男を信じて任せる事にして、私に出来る事は、ただ御宝前に向かい南無妙法蓮華経と唱える事だと思いました。
夏期参詣皆参、団参、高祖会、お講と色々御奉公をさせて頂いている内に、十ヶ月の月日が流れていきました。やがて冷静に話し合って、長男も無事に家族の元に帰る事が出来たのです。それから一年半後に、自分の家を持つ事ができ、四人目の子供に恵まれました。そして、私達夫婦と嫁との意思疎通も取れ、今は長女の受験の為に皆で応援しています。これも、御法様を素直に信じる事で頂けたご利益と思っています。ありがとうございました。
また、昨年の六月二日、仕事帰りの主人が疲れた上に考え事をしていて赤信号を見落とし、バイクでタクシーとぶつかり、事故を起こしてしまいました。警察からの連絡で、急ぎ駆けつけました。既に救急車が来ていて、主人はそのの中にいました。足を骨折していますからと言われ、直ぐに救急病院に運ばれたのです。
病院の先生の一言も、「骨折していますね」でした。急ぎ検査をしようと、別の部屋へ連れて行かれました。一人になり、主人の体の事もさる事ながら、明日からのお店はどうしようと、目の前が真っ暗になってしまいました。その時次男が駆けつけてくれて、「母さん大丈夫か」の一声で目が覚めました。そうだ、御法様におすがりしようと心の中で口唱を続けました。程なく先生が見えて、「大丈夫。骨折していません。脳波も異常ありません。ただ、左足にヘッドライトの破片が刺さっていたので、五針ほど縫っておきました。タクシーとぶつかってこの程度で済んだのは奇跡ですよ。」とおっしゃいました。
「ありがとうございます。」と頭を下げながら、「またお守りして頂いたんだ。大難が小難で済んだのだ。」と涙があふれました。今は主人も元気になり、十月にはお店も無事に三十周年を迎えることが出来、沢山のお客様のおかげと感謝しています。
まだまだ未熟ではありますが、これからも御法様を信じて前向きに生きたいと頑張っている毎日です。ありがとうございました。(H.T)