ありがとうございます。主人が御宝前のお給仕・お看経・お寺参詣をする様になって、下の息子は、仕事に行く前に御宝前にご挨拶してから出勤する様になり、家族が信心第一になった事が何よりの御利益です。
主人は信心に反対こそしませんでしたが、一年に数回しかいない状態でした。主人の会社が不況の中平成二十年夏に倒産し、債権者の事や従業員の事など色々と考えて眠れない日々が続き、責任=死とまでも考えていた様子が伺えました。その時私は「お題目をお唱えすると良いですよ」と言いましたが、最初はあまり受け入れられないような様子で、お講師に相談いたしましたらお助行をして下さり、祥月の時債権者のご回向をして差し上げると良いとおっしゃって下さり、ブロックの信者さんや部内の信者さんがお助行して下さる頃には、主人の心も少し解けて素直な気持ちになった様な気がします。
主人も毎日家で、いても立ってもいられなかったのでしょう、家事や御宝前のお給仕、お看経を毎日丁寧にしておりました。再就職も決まらず、年齢も高いので今迄やってきた仕事に固持、自負している為に中々踏ん切りがつかない状態が続きましたが、もう選んではいられないと感じたのでしょう、何社か受けに行きましたが、中々決まらず最終的に職種の違うタクシー会社に電話をしたのですが、「二種免許を持っていないと無理です」と言われました。
ところが二月末頃に、ブロックの方たちや部長さんのAさんがお助行に来て下さり、その時タクシー会社のお話をした所、Aさんが僕の会社に聞いてあげるよと言って下さり、Aさんがその場で会社に電話して下さって、では面接をという事になり順調に三月三日入社、福島に行って二種免許の合宿・試験・都内を走るには地理試験もあり無我夢中で勉強に励んでおりました。お金に余裕がないので一度で終ってくれたらと願い続け、本当に頑張ってくれて全部一回で取得する事が出来ました。感謝です。仕事始めの頃Aさんがお寺参詣の大事さを教えて下さる為、車で出勤日の時に連れて行ってくださいました。
今では会社の出勤日には、必ず仕事の途中ですがお寺参詣をする様になり、月初めの御祈願は私でお礼は主人と少ないながらも精一杯させて頂いております。今迄助けて下さった御信者さん、金銭的・精神的に助けていただいた主人の母、私の姉、兄、姪達に感謝しております。
とても辛く苦しく悲しい事もありましたが、家族が元気で、また御信心をさせていただいているお陰で考え方、思い方が良い方に感じられた事が何よりの幸福です。ありがとうございました。(T.O)
信行を大事とすればおまもりの ありて現世も無病息災
平成22年 御利益談集「涌出」より