開門参詣でいただいたご利益

私の同居している姉次女が頂いたご利益です。次女は平成19年に東久留米市の大腸検査を受けました。その時、肺にガンが見つかりました。すぐに入院して詳しい検査をした所、「あと3ヶ月か3年か分からない」と病院の先生に言われ、不安な気持ちをかかえたまま治療を受けることにしました。

同じく同居していた一番上の姉は寝たきり。私はC型肝炎と両足を手術し歩くこともままならない状態でした。そんな時の次女のガン発見で、お先真っ暗になりました。ガンが見つかってすぐ治療をスタートし、一番最初は抗癌剤、少し日にちをあけて放射線と苦しい治療の副作用で髪も抜け落ち、本人も辛い治療が続きました。

そんな次女の治療の最中に一番上の姉が亡くなり、私が信心を引き継ぎました。平成21年1月に入信し、「今の不安から何とか抜け出したい」「次女が居なくなってしまえば私一人になってしまう」という心細さから、「次女のガンが無くなります様に・・・」との想いを込めて朝参詣(開門参詣)をさせていただくことにしました。東久留米の坂の下から歩いてのお参詣ですので、足を手術して曲がらない私にとって、最初の内は大変辛いお参詣でした。雨や風の強い日は片道40分かかったこともあります。

ですが、次女や、周りの人たちのささえで、今でもお参詣は続けさせていただいております。おかげ様で、次女のガンは平成21年夏頃から薄くなり始め、平成22年2月の検査で、「肺ガンは消えている」と言われ、先生もビックリされていました。

朝参詣と、毎日かかさずのお看経、体の中はお供水と、御法様にこちらから近づいてお願いすれば必ずご利益はいただけるのだと確信させていただきました。まだまだ未熟者ではありますが、私の体が続く限り御奉公と朝参詣を続けさせていただきます。(A.K)

平成22年11月発行 乗泉寺通信より


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