1月10日、11日 仙台妙法寺への交流助行に参加させて頂きました。
今回の交流は教尊門下としてご因縁の今日命日(11日)を中心に三回忌の節目まで実施される交流支援です。総祈願の「被災寺院交流・弘通支援推進」の項目にもそって、乗泉寺全体でさせて頂く御奉公です。
参加者は、教務部5師、ご信者30名で、乗泉寺を10日の朝7時30分に大型バスで出発しました。当日は、晴天に恵まれ、予定通りに仙台妙法寺に到着しました。
妙法寺外壁 お寺を拝見すると、まだ外壁や内壁の至るところに亀裂が走り、建物全体が応急措置をされている状態でした。川口御導師(妙法寺住職兼務)をはじめ、妙法寺ご信者の皆さまに迎えられ、すぐに本堂でお看経させて頂きました。
その後、妙法寺の講務の池田さんと大塚さんのお話を伺いました。池田さんは、今回の震災でお寺の立て替えを余儀なくされておりますが、皆で前向きに考えていると仰っておりました。大塚さんの話では、自宅も大きな被害を受けたが、一つの部屋で家族3人で1カ月以上過ごしていたら、今までバラバラだった家族が一つになり、絆がうまれたとのお話も聞けました。
お二人のお話を伺い、千年に1度の大震災の中でも皆さんが本当に前向きでに考えておられ、これも御信心で物事を捉えているのだと、すばらしく、心強く涙が出るほど感激しました。
その後、場所を移動し、妙法寺のご信者と親睦会をさせていただきました。大変の思いをされている皆さんが親睦会に参加されるか、心配しておりましたが、妙法寺の皆さまより「今回、この様に楽しく過ごせた事は、本当に良かった」と仰っていただけ、かえってこちらの心が救われた思いがしました。
翌朝は、明け方から降り始めた雪が積もる中、仙台空港の海岸付近まで移動し、懐中御本尊をおまつりして、御導師と共に、ご回向をさせて頂きました。寒参詣中ということもあり、妙法寺に戻りお看経と御講師の御法門を聴聞させて頂きました。昼食は妙法寺の皆さんの手作りのトン汁を御馳走になりました。名残を惜しみつつ、乗泉寺へ帰山させていただきました。
1泊2日のかけ足での交流でしたが、妙法寺の皆さまの前向きに御奉公されている姿を拝見し、感動と感謝の思いが溢れた2日間でした。今回参加された方全員に感謝申しあげます。
次回は、3月11日に乗泉寺で第一周忌の法要を行います。また8月11日に今回同様、郡山遠泉寺への交流支援をさせて頂きますので、よろしくお願いします。(M.K)