門祖会体験談 ①

私が本門佛立宗にお出会いしましたのは、縁あって嫁いでからのことです。母は数々のお役をいただき、また常任のご奉公等、本当に前向きなご奉公をさせていただいたと思います。母の信心前を見習い、すべてを引き継いでいきたいと思い、嫁いで間もなく、いずみ会、婦人会のご奉公等をさせていただきました。母は「しっかり私を見ててね」と、いつも笑顔で優しく導いてくれ、二人三脚でご奉公をさせていただいたお陰で、今の自分があります。知らず知らずの内に育成していただいたと深く感謝しております。

 母は昨年、92歳で旅立ちました。晩年、間質性肺炎を患い入院しましたが、関わるすべての方々に「ありがとう」の言葉を言っておりました。特に看護師さんたちからは「母が傍にくると心が癒される」と言われて、とても大事にしていただきました。その間、私共が希望していた在宅医療が実現し、温かな医師に巡り会うことができ、自宅療養となり、家族中で一緒の時を過ごすことができました。「ママ、いつもありがとう。私のような幸せ者はいないね」と言ってくれました。普通、間質性肺炎は非常に苦しむとのことですが、その様なこともなく、静かに寂光へ・・・それはそれは、昔に戻ったかの様に若々しく、光り輝く母の姿でした。

 御法さまのみ教えを素直正直にいただき、思いやりの心を持って生きることが佛立信者の基本であると教えられたことを、母からの最大の贈り物と心に刻み、少しでも近づける様日々、信心改良、信心増進に努め、ご奉公に精進させていただきたいと思います。そして、今度は自分が子供達に伝えていきたいと思います。 (Y.T)


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