9月17日御総講にて、川口御導師の御法門を聴聞させていただきました。
御教歌:よろこびて 持たばたもて 法華経を うたがふならば たもつかひなし
当宗のご信心には下記の3つの信心前があります。
① 初心:朝夕のお看経を欠かさない。
② 中心:異体同心を守る。協調性がある。
③ 後心:ご信心第一の生活を送る。
御教歌の「たもつ」は「握って離さない」ということです。私達のご信心は常に揺れ動いているものですから、握って離さないことが肝心です。ご信心を握って離さないことが、ご利益の頂き方です。その為にも、ご信者はおしゃべり、お食事をしながら、互いに懈怠しない様に励まし合うことが大切です。
ご信心をさせて頂いていると、御奉公を大変に思うことがあるもので、特に一人信心の場合ですと、懈怠におちいりやすいものです。もちろん、一人信心であってもお看経をさせていただくことはでいますが、それだと御法門を聴聞して教えの筋を学ぶことはできませんし、ご信者同士の会話で思わず笑ってしまうといったことがありません。
やはりご信心を続けさせて頂く為には、そういった喜びも必要だと思います。お寺参詣の帰り道や、御講終了後に世間話をして楽しい時間を過ごすのも信心増進の秘訣なのではないでしょうか? (S.M.)