インドネシアの小さな島を旅している時、スペイン人の男性と知りあった。日本人だということを伝えると、「僕はBONSAI が好きだ」という。それは何だとくわしく聞いてみると、「植物をミニチュアに育てる日本の伝統だろ?」と不思議そうな顔をしている。
まさか「盆栽」を趣味にしている外人がいるとは思わなかった。日本にうまれ育ちながらも、日本の文化にふれることは以外とすくない。スペイン人から盆栽の魅力について説明をうけ、自分の無知をはずかしく思った。
グローバルな時代だから世界全体のことを考えるのは大事だろうが、自国の文化をほりさげることも同じように大事だといえる。一昔前、日本の女性は若いころから茶道などの芸道をたしなんできた。
文化人の美意識を学びうけとり、無駄のない美しい動き、つつしみ深いココロ、内面と外面におよんで自分を磨いてきた。日本の伝統的な文化にふれ、自分のルーツと向きあうことで、日本人としての誇りや自信をもてるのだと思う。
「百聞は一見しかず」ともいう。日本人のセンサイな感性によって研ぎすまされてきた芸術を、「文化の道」コーナーでちょっと経験してもらいたい。自分の目でみて耳できいて鼻でかいで、六感をフル活用して、いざ体験!
下の広告は当日の参詣者にお配りするパンフレットです。新座別院青年会のS.Yさんが作ってくれました!色んな才能をお持ちの方がいてくださるのも、乗泉寺の有り難いところです。今年の子どもお会式もみんなで盛り上げていきましょう!