お祖師様御降誕の月

昨日で今年の寒参詣も終了し、本日は寒参詣の御礼参詣日です。お参詣御奉公ありがとうございました。また、シャトルバスの御奉公、寒供養・餅粥の御奉公、参詣統計の御奉公などありがとうございました。

2月16日はお祖師様(日蓮聖人)の御降誕の記念日です。寒参詣の功徳で、報恩の御奉公に励ませていただきましょう。

お祖師様は、今から約800年前の1222年の2月16日に千葉県の小湊に生を受けられました。そして幼少より仏教を学ばれ、2つの疑問をもたれます。

1、仏教が広まる国は、平和になると仏様は説かれているのに、なぜ平和でないのか。
2、仏様が伝えたい教えは一つのはずなのに、なぜ多くの教えがあるのか。ということです。

これらの疑問から仏様の真意をつきとめ、わが国を救いたいという志を立てられました。そして諸国遊学なされ全ての御経を学ばれ、仏様の真意は法華経(上行所伝の御題目)にあると確信を得られました。

法華経には、上行所伝の御題目を弘めるものには必ず迫害が起こると説かれていますが、お祖師様はそれを我が身に読まれ、数々の迫害を法華経の行者の証と喜ばれ、ご自身に迫害を加えるものは、自分を鍛えてくれた恩人であると受け止め、さらには、迫害を与えたものは、その縁により、妙法との絆がふかまり、やがては成仏が許されるであろうと、その相手をも慈しまれました。

そして、真実の道に迷いなく進めば最後の最後には必ず御法のお守りがあることを、御命をかけて我々にお教えになられました。今日、私達こうして御題目が唱えられ、御利益を感得できるのもお祖師様の御蔭なのです。

お祖師様、日蓮聖人の御名前の一つである蓮の花は、泥沼にあればこそ、大きく美しい花を咲かせますが、お互いもまた、苦悩にみちた泥沼のごとき末世にあるからこそ、成仏という大きな花を咲かすことができるのです。

我々は、どうしても日々の御奉公や生活が辛く感じてしまうことがありますが、お祖師様の信心をいただいて、日々の御奉公に前向きに励んでまいりましょう。

御妙判
「明らかなる事、日月にすぎんや、きよき事、蓮華にまさるべきや、法華経は日月と蓮華となり、故に妙法蓮華経となずく、日蓮また日月と蓮華の如くなり」


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください