13日 高祖大士御命日総講 御法門

【御教歌】 信行は山に車をおす如く
      手をやすむれば谷におち入る

 ご信心を山で車を押す様子に譬えられ、信心が増進していくのは大変ですが、信心を懈怠すれば簡単に落ちてしまうものですから、油断は禁物ですとお教えの御教歌です。

 開導聖人は「三好き」と仰せになっています。
 ①唱え好き→お題目を喜んでお唱えすること
 ②語り好き→ご信心の喜びや御利益談を他の人にお話をすること
 ③聞き好き→御法門(仏さまの教え)を喜んで聴聞すること

 今日より若い日はありません。毎日を大切にして、真剣に生きることが大切です。

 ご信心に賞味期限はありません。亡くなるその時までお題目口唱に励む、唱え死にの精神が大切です。口唱を怠ってはなりません。

 法句経(ほっくきょう)という仏さまの教典には「蛇は水を飲んで毒になる。牛は水を飲むと乳になる」と書かれています。私共佛立信者は、お供水(お題目の功徳がつまったお水)をいただき、元気になりましょう。

 快食、快便、快眠は健康の条件です。身体に留意してご奉公に励むことが大切です。

 人生の“五計論”
 ①生計(せいけい)→正しく生きること。
 ②家計(かけい)    →収入と支出に気を配ること。
 ③身計(しんけい)→健康に留意すること。
 ④老計(ろうけい)→美しく老いる、人から尊敬される老い方をすること。
 ⑤死計(しけい) →よい死に方をすること。終活も大事。

 ご信心は生き物。御利益に配達なしですから、自ら進んでご信心に励み、御利益をいただくことが大切です。

【所感】
 何かお願いがある時は、真剣にお題目を唱えて、仏さまの縋ろうと致します。しかし、願い事が成就し、これといって困ったことがなくなりますと途端にご信心が疎かになりやすいものです。私共ご信者は、どんな状況にあっても、ご信心を離さず、常にお題目口唱を怠らない信心前を身に付けなければいけないと感じます。(文責k.zen)


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