【御教歌】 顔かたちそはいかにせむよき人の
心を習へうつらざる覧
この御教歌には、「信心宗の信者の心得也 若値悪友則失本心(にゃくちあくゆうそくしっぽんしん)」と御題がついております。私共信者は、悪友に出会うと本心を失ってしまうことを心得ることが肝心ということです。
御教歌上の句の「よき人」とは、信心の強い人のこと。功徳になることをすすめ、罪障になることをはっきり指摘してくれる人のことです。「よき人」のおかげで周りもよくなっていくのです。我々信者は「よき人」を見習ってご奉公させていただくことが大切です。
人の長所を見つけて、学ぶこと。そして周りと協力しながら物事を推し進めることが大切です。
【所感】
私が今まで出会ったきた良き先輩方を思い出してみますと、皆ともに人の良い点を探すのが上手な方々でした。どんな方でも長所を見つけて、それを真似することで、人間性がより深く、そして広がるものだと思いました。(k.k)