【御教歌】 なきたまの名をいつまでもしるしおきて
佛立講でとむらわんとよ
ご回向の大切さをお教えで、当宗のご信者が、自分自身でお題目をお唱えし、その唱えたお題目の功徳を亡き諸精霊にのために追善供養することを忘れてはいけませんとお示しの御教歌です。
本門佛立宗では「常盆常彼岸」と申しまして、世間一般でいうお盆やお彼岸の時期に限らず、常に亡くなった家族や親戚、お世話になった方々ををご回向(弔う)させていただくことが大切だと教えられます。
また、もう一つ重要なことは上行所伝のお題目をお唱えしてご回向させていただくことで、亡くなられた方々にとって一番嬉しいことなのです。
最近では、亡くなった方を弔う習慣がなくなってきております。自分が今ここにいるのは、ご先祖さまやお世話になった方々のお陰であることをしっかりと受け止め、感謝の思いをもってご回向させていただくことが、生きている我々にできる唯一の孝行です。50回忌、100回忌までは大変ですが、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌。。。と懇ろにご回向させていただきましょう。
随時過去帳に目を通して、ご回向していない家族やご先祖がいないようにすることが大切です。
【所感】
来月は、春季彼岸会です。是非とも家族揃って、お墓にお参りをして、一回でも多くお題目をお唱えしましょう。(文責k.k)