これは去る11月8日(日)、高祖会の第3座で発表された御利益談です。
昨年末、次年の部内の乙御講席を決める時、娘に「来年11月に乙御講席、受けてくれないかな?」と聞いてみると、思いがけず、すぐに「いいよ!」という返事が返ってきました。娘は青年会の御講を受けさせていただいていましたが、乙御講は初めてでしたので、なんというかなと思いながら問いかけたので、ホッとしたと同時に大変うれしく思いました。今年に入って4月ごろのことです。6月に予定したお席が受けていただけなくなってしまったので、娘に事情を話して、11月ではなくて、6月にお席を受けてくれる?ときくと、また二つ返事で「いつでもいいよ」といってくれました。ただ娘の家はアパートで、一か月ほど前に引っ越したばかりなので、お席はわが家を使わせてほしいと相談されました。そこで、受持御講師にお願いしてわが家を使うことを了承していただきました。しかし、せっかく娘が素直に御講席をいただくことになったのに、このままではもったいないと思い、御講の前に娘の家に御講師と役中さんにお助行をしていただくことになりました。御講の3日ほど前に、娘から「乙御講の準備ってどうしたらいいの?」と聞かれ、母を交えて相談していると、父が見たこともない財布を持って入ってきて「片付けをしていたYちゃんから預かっていた財布が出てきたよ」といって手に持った財布を娘に渡しました。娘は見たことがない財布だと言いましたが、父は、これはYちゃんからずいぶん前に預かったといって置いていきました。みんなで中を確認すると3万円弱のお金が入っていました。若い夫婦で、引っ越したばかりであまり余裕もなかったようですが、何も言わずに素直に御講席をいただく娘に、御法様が手をさしのべてくださったのだな、と思いました。娘もお計らいだねといってとても喜んでいました。当日は、青年会のお友達や従妹もお参詣に来てくれて、0歳から90歳まで計13名のお参詣をいただきました。娘ががんばって作ったカレーはとてもおいしく、お講師もおかわりをしてくださいました。初信のころの素直な気持ちを忘れてはいけないと改めて思うできごとでした。