以前から受持御講師に、甲のお席を受けてみてはと言われておりましたが、すぐにはご返事ができませんでした。乙の御講を受ける際、アパートの住人にお願いに行っても嫌な態度をとられ、その都度苦痛になっていました。甲御講は、人数も多いから、絶対に無理と自分にかんぬきを入れてきました。
そんな時、目黒連合の大先輩が甲の御講は、沢山のご信者さんたちの御題目をいただけるから、御法様もお喜びになるし、私は毎月御講を受けるようにしていると励まして下さり、総務局の皆様からも、応援のお言葉をいただきました。教化親に相談しました処、御講師や皆様達が応援して下さるのだからお受けしてみたら、と言われ決心致しました。
あとは御法様におまかせさせていただき、12月19日当日を迎えました。その日は晴天で暖かく、大勢のお参詣をいただきました。お受けするまでは大変だっただけに、喜びもひとしおで、涙が止まりませんでした。終わった後、住人の人たちに恐る恐る挨拶に行ったところ、先祖を大切にするのはとても良いことだから、これからは遠慮しないで下さいと言われ、驚きとともに大変うれしく、心の中で御法様にお礼を申し上げました。
ここにいたるまで御講師、教化親をはじめ、皆様のご協力をいただき、素晴らしい御講を務めさせていただくことができました。本当にお受けして良かったと感謝の気持ちで一杯です。また、教区内で下種をたくさんされている御夫婦が、5月に初めて甲御講を受けますとおっしゃって下さり、二重の喜びでした。下目黒教区は、去年今年と3人が新たに甲の席主になりました。大変にありがたく、これからもたくさんの席主が増えてくれたらと願っております。(T.N)