7月17日の開導聖人祥月御命日総講にお参詣し、御導師の御法門を聴聞させて頂きました。
御教歌
口唱程 不思議に妙な 行はなし 其身はまめに 心かしこに
口唱信行を重ねていくと、不思議と身体も心も健康になります。
当宗は「口唱宗」ともいわれるように口唱が大切です。今年は一万遍口唱運動が展開されているので、口唱の時間をメモに取っていただきたい。
「まめに」とは
1,まじめに、真心をこめて
2,筆まめといわれるように、几帳面とか陰ひなたがないこと。
3,身体が丈夫、よく動ける、まめにこなす。
「かしこ」とは
1,信心が増進すると、信心の智慧が働く。因果の道理がわかるようになる。
2,冥の照覧を疑わず、御利益を頂けると信じる。お題目を離さないこと。
つまり、真心をこめて几帳面に身体を使えば、心は賢くなる。
そして心が賢くなると、六根清浄になっていくもの。
六根清浄とは「眼・耳・鼻・舌・身・意」の六つの働きが清浄になること。
1,眼根…善悪を見きわめることができるようになる。
2,耳根…聞いたことの真実が分かるようになる。
3,鼻根…良い香りを周囲に放つようになる。法華経の序品に「栴檀香風、悦可衆心」とあり、人の心を和ませて、その人が居るだけで周囲を楽しい雰囲気とさせる。
4,舌根…喜んで御利益談等の話しができるようになる。喜びや勇気を与えられる。
5,身根…品性が良くなる。その人が居るだけでその場が明るくなり、やがて後光がさすようになる。
6,意根…人の幸せを自分のことのように喜べるようになる。善因善果悪因悪果がわかるようになる。意は思い方であり、楽しく、明るく、前向きなのがよい。
如説修行をすれば、六根清浄になります。
口唱信行を「まめに、かしこに」励んで、六根清浄の菩薩を目指してください、と励ましのお言葉を頂きました。(s・k)