転職、その先へ

このたび転職をしましたことについて、ご披露させていただきます。 

これまで事務の仕事をしていたのですが、新しく資格を取得したこともあり、それを生かした仕事に就きたいと念願し転職を決意しました。希望はこの資格を生かせることと、いままで続けてきている朝参詣をして、御法門聴聞をさせていただいてからでも出勤できる会社、という2点です。 

いざ転職のための活動を始めると、予想はしていたのですが、この不況のなか状況はたいへん厳しいものでした。私の希望に沿うような会社を探しては、毎日のように応募書類を送り、面接を繰り返しましたが、なかなか採用はされません。 

そんなとき、母から「どうしてもかなえていただきたいお願いがあるときは、いつも以上にお看経をあげなさい」と教えてもらいました。そこで、いつも通り朝参詣を続けることに加え、時間の許す限り御宝前に向かいお看経に励みました。 

やっとこのたび念願がかない、希望の職種での採用が決まりました。いまは新しい会社での業務に慣れるのに懸命な日々を送っています。会社の方々は仕事に対してたいへん熱心であり、私も仕事に対する姿勢を見直すきっかけとなりました。また、通常の業務をこなしながら資格の取得に励んでいる方もいます。それを見て、私もさらに上の資格を目指してみよう、と新たな目標をもつことができました。 

このたびの転職を振り返りますと、ただ単に希望の職種に就いたということだけではなく、その先の新たな目標をもつことにまでつなげることができた、ということに私としては大きな意味を感じています。最初は新しい職場を探したいという思いだけだったのですが、転職を機に新たな目標をもち、それに向けてがんばり続ける気持ちが涌いてきたのです。このことを見越してご法様は、いまの会社に決めてくださったのかなと感得しています。 

資格の試験までは、勤務と夜の講習が重なり、たいへんな日々が続きますが、これまで通り朝参詣と御法門聴聞に気張らせていただき、なんとか乗り越えていきたいと思います。 

最近御法門で、「お参詣と御法門聴聞の両方そろってご信心。どちらかが欠けたら、ちぐはぐな信心になってしまう」と伺いました。これを聞いて、より一層がんばろうと気持ちを高めています。 

あゆみ会N.M


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