昔、インドに貧しい生活をしていたおばあさんがいました。お金をためようと思い、ずるい考えをおこしました。ミルクに水を混ぜて売り始めました。するとある日、一人の客がいいました。「おばあさんのところのミルクは、少し水っぽいね」おばあさんは、ぎょっとしましたが、「とんでもないうちのところのミルクは仏様のお使いの白牛のお乳ですからね、とても栄養があって身体のためになりますよ」と嘘をついてごまかしました。
村の何も知らない人たちは、白牛の乳でもない水増しのミルクをありがたがって飲んでいました。だからおばあさんのミルクは、どんどん売れてお金がもうかりました。お金持ちになったおばあさんは、どっさり金を出して素晴らしい耳飾りを買いました。
それはおばあさんにとって命の次に大切な宝物でした。ねても、さめても、耳からはなしたことがありませんでした。ところがある日のこと、小川を飛びこえる時にどうしたことか、両方の耳飾りがはずれて小川の中へ落ちてしまいました。きれいにすき通った浅い小川ですが、どうしてもみつかりません。おばあさんは、泣き出してしまいました。
そこへ仏様がお通りになりました。おばあさんは「お願いです。大事な耳飾りをどうか見つけて下さい」とお願いしました。すると仏様は「おばあさん耳飾りは元へかえったのだよ」とおっしゃいました。「元へかえったって何のことでしょう?」
仏様は「耳飾りを買ったお金は、みんなおまえが水を売ってもうけたお金だから、耳飾りは水にかえってその小川を流れているのですよ」とお話されました。おばあさんはびっくりしました。だれも知らないことをどうして知っているのかしらと、おばあさんは両手を合わせてあやまりました。
仏様は、「よくお懺悔(さんげ)して、今度はこっそり良いことをして人につくしなさい。そうすれば今までの罪滅ぼしになるのだよ」とおさとしになりました。このことがあってからおばあさんは生まれ変わったようになり、嘘をつかない正直なやさしいおばあさんになり、年老いてからも大勢の人に親切な世話をうけて死ぬまで幸福でした。
このお話のように、人に嘘をつき、人をだましてまで金もうけをしようとした考えがいけないことを誡め、誰もが知らないことでも仏様は何もかもお見通しであり、ご宝前のご御本尊様に嘘はつうじないことをお諭し下されたのです。
ご信心御奉公でも、御題目は一生懸命お唱えすることですよ。朝参詣をしましょう。御講参詣しましょう。もっともらしくお話していても、自分はいい加減なこと、ごまかしをして平気な顔をしているのは、まさしく嘘をついているいえます。
「冥の照覧」(めいのしょうらん)という教えがあります。仏様は私達の善悪すべてを知っておられます。ご信心は仏様の果報を頂くのがネライですから、「徳を積む」という心を忘れるとごまかしの心がでて、果報をいただく道から遠ざかってしまいます。さっそく、おさんげして改良しましょう。
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