先日、テレビで石塚真一さんの対談が放送されていました。うる覚えですが、とても印象に残る話しをされていました。
石塚さんはマンガ「岳」の作者であり、私も先輩からの勧めで読んだことがあります。人情味あふれるマンガで、とても感動したことを憶えています。
石塚さんは社会のルールに縛られて生きることに疑問をもち、高校時代を無気力なままに過ごしていたとのこと。そんな生活を変える為にもアメリカ留学を決意され、そこで山との出会いクライミングの経験をされます。
日本に戻ってからは会社員となりましたが、勤務先の会社が一年も経たないうちに倒産。石塚さんは様々な経験を通して、自分の思いを伝えたい、表現したいという希望を抱くようになり、その手段としてマンガを描くことを選ばれたそうです。
なぜマンガを選んだかという質問に石塚さんは、「表現したいこと、伝えたいことの手段として、たまたま漫画があったということでしょう」と答えておりました。とはいってもマンガを描くのは素人同然。早速、書店でマンガの描き方の本を購入し、また多くのマンガを読むなど、独学でマンガを学ばれていきます。相当の苦労があったものの「自分の思いを伝えたい」という情熱は燃え尽きることはなかったそうです。
ある作品で新人賞をとられて後、石塚さんの経験をもとしたマンガ「岳」が生まれたのです。「岳」の主人公である島崎三歩は、ボランティアの山岳救助隊として、遭難した人達を救助するという設定です。救助にあたりながら、助かった命もあれば、命を落としてしまった人もいます。それら全ての遭難した人達に、かならず三歩は「よくがんばった」と声をかけるのです。
普通、遭難した人に対して、どうしてそんな軽装備で登山をしたのか、ちゃんと計画を立てたのかと、遭難という失敗だけを非難してしまいそうなものですが、遭難した人は救助がくるまで必死に生きようと頑張っているはず。だから、三歩は「よくがんばった」と声をかけるのです。確かに、厳しい環境にある山の世界では、甘い言葉かもしれませんが、一人でも頑張ったという「プロセス」を認めてくれる人がいてもいいのかなと、そのように石塚さんはお話をされていました。
また、石塚さんは登山でも、マンガを描く時でも、苦しい時があるものですが、そこは誰でも苦しいんだな。そこを頑張れば新たな道が開けてくる。また苦しかったことは思い出にもなるから、苦しい時こそ実はおいしいんだと、「プロセス」自体を楽しんでいるというお話もされておりました。
このお話を聞いて自分を振り返ってみると、つい私にもプロセスを無視して結果だけしか認めようとしない癖があります。自分の偏った価値基準だけをもととして、成功と失敗とを単純に分けてしまえば、自分や他人が苦労したところ、頑張ったところなどを、すべて否定することにもなりかねないわけで、もっとじっくり物事を見ていかないと、下手をすれば自分や人も傷つけることにもなりかねないなぁと感じました。
最後に石塚さんは、人間って他人から「よくがんばった」と言われると単純に嬉しいものですよね。家族から「パパ、よく頑張ったね」、先輩から「お前、よくがんばったなあ」、友達から「ほんと、よくがんばった」と言われたりするとなんだか心が温まり、心も救われた感じがしますよね。みんなに使ってほしい言葉ですね。とお話されておりました。
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