時代に合わせて説く

実践経営哲学松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助氏は、数多くの書籍を残されました。私もその中より何冊か拝見させて頂きましたが、長年の体験に裏付けられた内容は、時代を超えても全く色あせない勉強になるものばかりです。

今回は「実践経営哲学」という本の中より「時代に合わせて説く」という文章をご紹介させて頂きます。                                    

「よく、長い歴史と伝統をもった「老舗」といわれるところが、経営の行きづまりに陥ることがある。そういうところは、正しい経営理念をもたないかというと決してそうではない。

むしろ、どこにも負けないような創業以来の立派な経営理念が明確に存在しているのである。しかし、せっかくそうしたものをもちながら、それを実際に適用していく方針なりやり方に、今日の時代にそぐわないものがあるわけである。

かつて成功した昔ながらのやり方を十年一日のごとく守っているというような場合も少なくない。もちろん、旧来のやり方でも好ましいものはそのまま続ければいいわけだが、やはり時代とともに改めるべきは次々に改めていかなくてはならない。

たとえば、宗教というものを考えてみても、そういうことがわかる。非常に偉大な宗祖とか祖師といわれる人々が説いた立派な教えは、その本質においてはいつの時代にも通用するきわめて高いものが多い。けれども、その表現については、ずっと昔に説かれたそのままに今日話をしても、それではなかなか多くの人に受け入れられにくいものがある。だからその立派な教えを、今の時代に合わせて説くことによって、はじめて人々に広く受け入れられるのである。」

以上の文章は松下幸之助氏が飽くまで経営者としての立場で執筆されたモノであり、読み手も経営者をはじめ広く社会一般の方々に向けられたモノであります。

佛立開導日扇聖人の御教歌には

「これでわれ よしと思へば おこたらん 信は忘るゝ まなくすゝめよ」と仰せです。

私たちはどのような物事でも「これで良い」と思った瞬間に、油断や怠りの心に捕らわれてしまうものです。「自分はこのままで良い」と思う心は、「変化」や「改良」を嫌う心であるとも言えます。これはどのような分野、組織などにも共通していることであると思います。

私たちは、本質的には面倒くさがりですから、ちょっと油断をすると、すぐ煩悩に負けてしまいます。ですから、常に現状に安心や満足をすることなく、「改良や前進」を心掛けることが大切になってまいります。

私自身を振り返りますと、日々信心改良を心掛けながらも、色々な場面で「これでよし」と油断や妥協をしてしまうことがあります。

平成25年度の抱負としまして、先ずは自分自身の「これでわれよし」と思う心と一つ一つしっかりと向き合わせて頂き、そして拝見させて頂く御法門は如何に「時代合わせて説かせて頂けるか」という点に力を入れさせて頂きたいと思います。

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