本日は、敬老の日です。社会のために貢献されてきた先輩方をお敬いし、お祝いをさせていただく日です。
御法門で「知恩報恩」といって恩を知り、恩に報いる大切さを教わります。私達の命というのは、みな一様に、父親や母親がいて生まれてきたのであり、その父も母もそれぞれの両親と繋がっています。
過去からの繋がり中での命ということを知ることで、感謝の気持ちというものが起きてきて、日々の生活も謙虚で明るく前向きなものとなるものです。その心によって、幸せがめぐり廻ってくるものなのです。
普段、私達は、過去からの命の繋がりや恩恵というものをあまり意識しないで生きているものです。それゆえ、現在の境遇ばかりに不足ばかりを感じて、少しのことで心が苛立ち、自らの生活をすさんだものにしている場合が多いものです。
敬老の日にあたり、またお彼岸を迎えるにあたり、お互いの命のルーツを思い起こしてみてはいかがでしょうか。