One for all, all for one.

ラグビーのワールドカップが開催されています。本日、日本はグループリーグ最大の難敵、アイルランドとの対戦です。日本チームの勝利のためにエールを送りましょう。

One for all, all for one.ラグビーで、よく聞かせていただく有名な言葉です。「一人はみんなのために、みんなは一つの目的(勝利)のために」という意味だそうです。

ラグビーのフィールドプレイヤーは15人で、その15人で様々な戦術でトライを狙い、勝利を目指します。選手の体型は、体格のよい選手もいれば、小柄であったり、長身の方もいます。また選手の能力も、フィジカルが強かったり、足が速い、キックが上手いなどの違いがあるものです。

各々がもっている力を発揮し、一人一人の力を集結させてこそ、一つの勝利という目的が達することができるというのです。私はラグビーをプレイしたことはありませんが、ラグビーの試合を見させていただくだけで、One for all, all for one.の言葉が重みが伝わってきます。

これの言葉の精神は、ラグビーだけでなく、どの集団、組織、地域や国、全世界においても相通じるものがあるのではないでしょうか。

ことわざに「駕籠(かご)に乗る人担(かつ)ぐ人そのまた草鞋(わらじ)を作る人」とあります。

あらゆる人がいてあるゆる世界が構成されているのです。能力に違いはありますが、違いがあるからこそ、この世の中が存在しているといことになります。

だから変に卑屈になることはなく、今の自分にできる生き方をすればいいわけです。ただよい目的をもって生きることが大切ではないでしょうか。

だれだって住みやすい社会になることを望んでいるものです。一人一人の切なる願いもありますが、大きな目的も持ちながら生きていく。そうすれば、人としての命の尊さも感じられ、よりよく生きることができ、必ずやよい社会になるはずです。

ごちゃごちゃいいましが、とにかく日本チームの勝利のために今の自分にできるエールを送りたいと思います。


ルーツ

本日は、敬老の日です。社会のために貢献されてきた先輩方をお敬いし、お祝いをさせていただく日です。

御法門で「知恩報恩」といって恩を知り、恩に報いる大切さを教わります。私達の命というのは、みな一様に、父親や母親がいて生まれてきたのであり、その父も母もそれぞれの両親と繋がっています。

過去からの繋がり中での命ということを知ることで、感謝の気持ちというものが起きてきて、日々の生活も謙虚で明るく前向きなものとなるものです。その心によって、幸せがめぐり廻ってくるものなのです。

普段、私達は、過去からの命の繋がりや恩恵というものをあまり意識しないで生きているものです。それゆえ、現在の境遇ばかりに不足ばかりを感じて、少しのことで心が苛立ち、自らの生活をすさんだものにしている場合が多いものです。

敬老の日にあたり、またお彼岸を迎えるにあたり、お互いの命のルーツを思い起こしてみてはいかがでしょうか。