サッカーブラジルWカップ 日本代表選出を思う

いよいよ、4年に一度のサッカーの祭典、Wカップの日本代表のメンバーが発表され、大会へ向けての機運が盛り上がってきました。 単一のスポーツ競技では、世界最大の規模を誇る、サッカーのWカップ。日本も本大会出場の常連国となった感がありますが、もともと1978年のアルゼンチン大会までは、本大会の出場国はわずか16ヵ国でした。

その後、32ヵ国となり、現在の48ヵ国に落ち着いたのは、実はつい最近のことです(最近といっても4年に一度なので結構、さかのぼりますが)。

前置きはこれくらいにして、日本代表のメンバーですが、選ばれた選手達には精一杯のプレーを見せてほしいものです。メンバー云々に関しては、いつの大会もそうですが、色々の意見、見方があり、簡単に持論を展開するのも語弊があるので申し上げるつもりはありませんが、海外で活躍する選手が増え(特にビッククラブ所属の)、選ぶのに一番苦慮したのは、監督とそのスタッフではなかったかと思います。心中お察しいたします。

さて、メンバー選出で私が一番記憶しているのは、74年大会のオランダ代表です。結果からいえば、当時、ヨハン・クライフを中心に斬新な戦術であった「トータルフットボール」を具現化して準優勝し、大会にセンセーションを巻き起こしました。

しかし、当時のオランダ代表は、大会前は優勝候補でもなく、ダークホースのうちの一つと専門家には見られていました。同国のクラブ、フェイエノールト・ロッテルダム、アヤックス・アムステルダムがヨーロッパ・チャンピオンズカップ(ヨーロッパ・チャンピオンズリーグの前身の大会)で、70年から4年連続で優勝していたのですが、実は代表チームの評価はあまり高くありませんでした。

監督も予選突破した後、大会2ヶ月前に当時、スペインのバルセロナで指揮をとっていた、リニュス・ミヘルス氏(FIFAが20世紀最高のサッカー監督と表彰した人物)をクラブの許可を得て強引に招聘するような体たらくだったのです。

選手も、正GKであった、今も同国最高のGKの誉れ高いPSV(フィリップス・SV)・アイントフォーフェンのファン・ベベレン、DFのバリー・フルツホフ(アヤックス)はケガ、MFのゲリー・ミューレンは子供の病気に寄り添うため、それぞれ不参加。リベロのイスラエル(フェイエノールト)は、実父の死去の為、参加が遅れるという有様で、レギュラーの選手を欠いて大会に臨むことになったのです。

そこで、ミヘルスやクライフが考案したのが、「トータルフットボール」という戦術でした。この戦術に関しては、専門書をお読みいただくとして、まさに「ケガの功名」というか、それまでは、ごく普通のサッカーで予選突破を果たしたのですが、大勢のレギュラーを欠いて望むことになった本大会では、逆に開き直って活路を見出すことになったのです。

ブラジル大会に臨む日本代表も、少なからず不安があるかもしれませんが、万全だから好結果が残せるものでもありません。なにがどういった縁で結果に結びつくか、私達にはまだ、なにも解らないのが本当のところだと思います。

フランツ・ベッケンバウワー

 

最後に皇帝フランツ・ベッケンバウワーの有名な言葉を
「最高のチームが勝つのではない。勝ったチームが最強なのだ。」

 

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